【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」】
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【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」01】 第238話です。曹操と孫権の直接対決ですが、前哨戦は甘寧のアヒルの羽を装着した決死隊の活躍により呉に軍配が上がります。しかし、ここで黙っているはずがない曹軍は、逆襲にきます。張遼率いる一隊が呉の陣目指して押し寄せてきます。
2019-08-23 12:36:26【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」02】 すぐに応戦態勢を組む呉軍。ここで凌統が自分に迎え撃たせてくれと言います。前回ではいいところ見せられなかったので、ここいらで活躍したいと思ったのでしょう。出撃許可を受けた凌統ははりきって出ていきます。
2019-08-23 12:37:33【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」03】 ドドドと出撃していく凌統。ここで孫権は、凌統は功をあせっていると見て、甘寧に万一に備えるために行くように命じます。甘寧もすぐに出撃していきます。 凌統と張遼の軍が激突。凌統は敵将の姿を求めて行きます。将らしき者を見つけますが、楽進でした。
2019-08-23 12:40:08【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」04】 人違いか、と残念がりますが、まあよいわ、と勝負を挑む凌統。楽進も名のある武将ですので、簡単には勝負がツキませんが、曹軍の弓兵が凌統の馬に矢を当てます。思わず棹立ちになった馬から落ちてしまった凌統。覚悟!と楽進が槍を向けます。
2019-08-23 12:42:17【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」05】 絶体絶命の凌統でしたが、一本の矢が楽進の顔をかすめます。楽進も落馬。部下たちが駆け寄ります。張遼も駆け寄ってきましたが、楽進は出血こそしてるものの軽傷のようです。張遼はここが潮時と引き上げるように命じます。
2019-08-23 12:44:06【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」06】 命拾いした凌統。怪我はしませんでしたが、またしても手柄をたてそこなったと悔しそうな表情を浮かべます。しかし、相手が引き揚げてしまったので、呉軍も引くように命じます。
2019-08-23 12:45:11【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」07】 思った戦果があげられなかった凌統は、孫権にわびをいれます。孫権は、よいよい、勝つも負けるも兵家の常だ、と曹操みたいな言い方で凌統を労います。だが、功をあせり、危険に身をさらすことは控えよという言葉に、はっ、と答える凌統。
2019-08-23 12:46:54【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」08】 ここで孫権は、凌統の危機を救ったのが甘寧であることを明かします。凌統は甘寧にこの御恩は一生忘れませぬ、と感謝の言葉を述べると、甘寧は、お互い呉のためにがんばろうぞ、と答えます。凌統の確執はここで氷解と相成ったようです。
2019-08-23 12:48:37【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」09】 翌日、曹操は軍を5つに分けて呉陣に向かいます。総力戦を仕掛けてきたわけです。左の一番手は張遼、二番手は李典、中軍は曹操、右の一番手は徐晃、そして二番手に先日加わったばかりのニューフェイス、龐徳です。
2019-08-23 12:50:12【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」10】 この堂々たる行進を、濡須口を守る徐盛、董襲の船団は不安そうに眺めていました。折からの強風で船の揺れが大きいことも不安を増大させています。
2019-08-23 12:51:31【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」11】 徐盛は、今から逃げ腰で呉を守れるか、と兵士たちを鼓舞。上陸して自分に続来、敵に一泡吹かせるのだ、と徐盛の部隊は船を降りて曹軍に突っ込んでいきます。董襲もその様子を見て続こうとします。しかしこの日の悪天候は突如突風を引き起こします。
2019-08-23 12:53:30【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」12】 董襲の船団は転覆したり岸にぶつけられ、董襲も波間にのまれてしまいます。このため、徐盛軍は曹軍の中に孤立。孫権は徐盛軍を救うために出陣命令を出します。しかし、孫権の軍も張遼、徐晃の軍に進撃を阻まれ、ここに敵味方も入り乱れての大激戦に。
2019-08-23 12:55:39【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」13】 総力戦で正面からぶつかった場合、数に勝る曹軍が有利となります。時間がたつにつれ、呉軍の犠牲はおびただしいものとなり、孫権の姿さえどこにあるのかわからなくなるほど。周泰が必死に孫権を探していると、孫権はここじゃ、と応えます。
2019-08-23 12:57:40【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」14】 周泰は、ここは危険だから船に引き揚げてくれと言うと、孫権はよし、と了解しますが、敵との交戦中ですので、すんなり帰れるわけではありません。道をあけろと周泰が先に道を開こうとしますが、かえって敵に孫権の居場所を教えるようなものです。
2019-08-23 12:59:25【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」15】 曹軍は矢の雨を孫権に向けますが、周泰が槍で弾き飛ばします。なんとか河岸までたどり着き、船で待機していた呂蒙に孫権を託します。張遼は討ち取る時は今ぞ、と矢を射ち続けさせます。
2019-08-23 13:01:10【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」16】 小舟に乗った孫権は兵士たちの持つ盾に守られつつ、旗艦に戻ろうとします。とここで、長江本流を数百艘の軍船がさかのぼってきました。一族の陸遜が十万の兵を引き連れて来たのです。
2019-08-23 13:03:20【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」17】 船団は曹軍に矢の雨を浴びせます。思わぬ敵の出現に曹軍兵はバタバタと倒れます。陸遜は蹴散らせと、兵士たちを上陸させます。今度は曹軍が逃げ惑う番で、曹軍は遠くまで引き下がらざるを得ませんでした。
2019-08-23 13:08:46【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」18】 陸遜の活躍で曹軍を引かせたものの、呉軍は陳武が戦死してます。演義では龐徳と対峙したようですが、特に描かれてはいません。董襲も水死体で発見されます。ともあれ、死傷者は数知れず、両軍ともこの総力戦で疲れ果ててしまいます。
2019-08-23 13:12:40【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」19】 孫権は和睦の使者を曹操の陣に送ります。中央の府に毎年貢を献じるという条件で和睦は案外簡単に成立します。孫権の側から折れたことが話をスムーズにしたのでしょう。曹操は無理強いをせず、速やかに都に引き返します。
2019-08-23 13:14:22【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」20】 しかし、これが真の平和でないことは誰もがわかっていました。お互いに再び軍備を整えるための和睦であります。しかしながら、つかの間とはいえ、平和な時が訪れることになりました。三国志のそれぞれの勢力図が定まってきました。
2019-08-23 13:16:31【横山光輝「三国志」講座238「総力戦」21】 久しぶりに魏に戻った曹操は、内政に目を向けることなりますが…。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。
2019-08-23 13:17:26