アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡―グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本):原作とアニメ、それぞれの夏之介の掘り下げ
- makimogpfb
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あー、これカイジ(同じく高屋敷さんシリーズ構成・脚本)もか。1期1話で鬱屈したカイジを見せて、2話では船井に騙されて泣くカイジを見せた後、全ての元凶である古畑の手を取って、組もうと提案するカイジを見せるわけで… 「あ、こいつ結構いい奴…?」となる。やっぱり組み立て方が同じなんだなあ。
2019-09-12 00:07:10カイジ3話とグラゼニ3話も比べてみる。 ・カイジ:カイジがリーダーシップを発揮。覚醒してハイエナに勝利→カイジのかっこよさを見せる ・グラゼニ:大野を心配する夏之介をアニオリで追加。夏之介、シーズン1勝目。サヨナラを決めた大野と原作よりイチャイチャ→夏之介の友達思いな面と凄さを見せる
2019-09-12 00:42:14カイジ4話とグラゼニ4話も比較してみる。 ・カイジ:カード買い占め作戦破綻。だがカイジ、北見に挑む強さを見せる ・グラゼニ:A話では夏之介が一軍投手の矜持を見せるが土手来にタイムリーを打たれる。B話では、素人目から見た夏之介の凄さが描かれる 両方とも、一旦下げて上げる組み立て。
2019-09-12 00:56:19まあキリがないのだが、上げたり下げたりして、盛り上げ所ではカイジ/夏之介の魅力を存分に引き出す構成が同じ。 シリーズ前半で夏之介の魅力が爆発するのは、関谷を抑える6話。カイジの場合は、7話後半~8話前半(船井との大勝負に勝つ)。 全体話数の差異によるズレはあるが、盛り上げるリズムが同じ。
2019-09-12 01:09:42こりゃ、カイジも夏之介も、私が好きになる経緯が同じになるわけだ…ちなみにF-エフ-(高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)も同じようなリズム。細かく見ていくと色々な発見があるなあ。 こちらも紹介: 私のブログの、F-エフ-に関する記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2019-09-12 01:15:44前書いたけど、原作グラゼニのナッツ編(高校生版夏之介編)のここは泣いた(グラゼニ東京ドーム編5巻)。大人版夏之介とはまるで別人に見えるが、大人版夏之介の「おれは友達に勝ち星をつける。そのために投げる。そのためだけに…投げる!」(アニメでは2B話)あたりに高校生版の面影が見えるのがいい pic.twitter.com/j7KjFfQGKX
2019-09-13 02:10:16あー、アニメ版グラゼニ(探求中の高屋敷英夫さんシリーズ構成・全話脚本)2B話ラストがシャワー室に改変されてるのも良いし、このシーンがアニメで追加されてるのもいいね。根は友達思いだから、友達(渋谷)から愛されてるのがわかるっていう… pic.twitter.com/QKnnojz3jp
2019-09-13 02:17:53アニメから入ったから、妙にここが印象に残っていたわけだが(高屋敷さん担当作には、可愛い友情描写が多いので)、やっぱりアニオリだったわけで。アニメ2話、結構重要かも。
2019-09-13 02:24:062A話で夏之介の卑屈な面を見せた後、2B話で、夏之介の友達思いな面を「魅せる」構成なんだけど、2A話で、年俸が同じ対戦相手に「負けねーぞ!」と熱くなってる描写も、「あれ、結構熱い奴じゃね?」と視聴者に感じさせる切欠になっている pic.twitter.com/Q7HgeyS2Px
2019-09-13 02:31:34また、原作通りだが「同じ年俸の対戦相手」という状況は、高屋敷さん長年のテーマの一つ「自分とは何か」とマッチ。 そしてシリーズ半分(6話)では、年俸10倍の相手に立ち向かって勝つ流れも劇的。
2019-09-13 02:36:32とまあ、1話からして「キャラクターをどう魅せて行くか」の仕掛けが、アニオリを交えながら、そこかしこに設置されているのがわかるわけで。原作(無印)が完結後のアニメ化だから、キャラクターのどこをどうアニメに落とし込むかが、かなりしっかりできてているのを感じさせる。
2019-09-13 02:42:15続きはこちらです: