梅ラボさんはもうこれ以上責めないであげてほしいけどなあ。こんだけ言ってんだからもういいだろう。これ以上は、彼個人ではなくそれこそ現代アートの文脈とシステムの問題で。
2011-05-24 02:31:16つーか今更引っ込めるわけにもいかんという事情くらいはわかってあげてもよくないか……金銭的被害があるわけでもないし、ここで引っ込めて泥被らせたところで何がどうなるわけでもないし。
2011-05-24 02:35:31現代アートを理解できてないくせして「梅ラボは悪くない!悪いのは現代アートなんや!」みたいな、どや顔で罪を憎んで人を憎まずとか言われても…。理解できてないくせして…。
2011-05-24 02:38:20ところでキメこな作ったのが特定可能な数人であるとするなら、またちょっと話が変わってきて、普通に著作権の論理の俎上に乗る話になる。そういう話なら、そりゃ当事者に任せておけばいいんだよ。写真の切り貼りで作ったコラージュアートと元の写真とった人の裁判って確か前例があるし。
2011-05-24 02:45:40で、作家だけ論じればいい、個々の作品論なんかいらない、というのが映画で通じない理由として、たとえばさっき俺がメルギブソンという横糸で映画を論じたように、「スターシステム」を考えないと行けないって論点がある。
2011-05-24 03:00:17監督=「映画作家」という作業仮説を縦糸とすることを認めるとしても、どのようなスターが何を期待されてキャスティングされ、どうそのスターに合わせて脚本が編まれるか、という「スターシステム」の横糸なしに映画を論じるのは現実的ではない。
2011-05-24 03:01:43そして、横糸と縦糸の交点が作品だとするなら、たとえ同じ縦糸に載っていても違う横糸との交点はやはり違うものなのであって、違う価値が見いだされるべきだと俺は思う。作家主義の重要性を認める立場であってもこういう議論はできるはず。
2011-05-24 03:02:26突っ込みに耐えられなくなって「アートがなんだってんだ!」と、相手との議論どころか自分のアート批判まで放り投げてしまい、最後に残ったのは「プロ相手に素人風情が!」というののしり。それも、プロといってもエロゲのシナリオライターというオチ付き。誰かまたtogetterでまとめといて。
2011-05-24 14:39:14アート音痴がアートのことを語ろうとすると、どうしてもその周辺しか語れない。法律とか世界史の知識で探り探り理解する(ふり)がやっと。小説(平野啓一郎とか)、映画(北野とか)、そういう現代美術に劣った分野の文化人によるアート語りって全部そう。本質的なことは何一つ語っていない。
2011-05-24 15:06:30そこらへんの類似品がバカにとってよりイージーに見えて、それこそコンプレックス平原から来た正義のジェロニモみたいに、世間では割ともて囃される。ただ冷や水を浴びせれば虚飾がたやすく剥がれるもので。アートのこと語ってたはずなのに「アートがなんだってんだ!」と馬鹿を晒して終わってしまう。
2011-05-24 15:11:14チンポムについて、岡本太郎記念館の館長の発言を引用して勝ち誇る空気も辟易する。どうせその批判の内容までは考慮せず、偉い人の訓戒くらいにしか捉えてなさそうで。
2011-05-24 19:12:19でも最も醜悪なのが「これは法律的に~~!」としたり顔でアート(らしきもの)を語る人種。君たちみんな、あの作品の想定している「一般大衆の反応」の範囲内だから。
2011-05-24 19:16:20法律なんてアートにとって「現代の表象」という一つのモチーフに過ぎない。余談で、この方法論を搾取と名付けたがる人も多い。ただ法曹界がモチーフにされたことで怒り狂ってる様子はないよね。
2011-05-24 19:27:55そんな法律とか世界史とか好きなら考えて見ればわかるはずなのに。歴史上、いつもアートは法律なんてバーカバーカってこけにしてきたわけで。こけにされたものを研究したところで、それよりメタ的に上層のものを想像しえるわけない。
2011-05-24 19:36:21「~なんじゃないの?どうでもいいけど」を意訳すると、本気出せば論破できるけど今日は体調悪いからこのくらいにしておいてやるよ、という意味。
2011-05-25 00:41:45映画なんて「シャマランのサインは糞」vs「あの面白さがわからないなんて糞」を延々と言い合うだけで糞。部室内で論争するオタク同士とか昭和モダンすぎて付き合いきれない。甘いとか酸っぱいとか言っておけばそれで批評っていうモチベーションは理解不能。
2011-05-25 14:39:41逆に言えばオワコンが正しい意味で存在しない、そういう歴史の不在について無批判で成り立っているのがアニメ。印象派やピカソが今でも第一線で生きてる方が不気味。ついでに映画とか文学とかにも当てこすり。
2011-05-25 15:20:31すごいな映画の批評って。「シャマランはもっとゆるく考えているはずだからその解釈は不適当だ」みたいな批判って絶滅危惧種だと思ってたけど、まだ生きてたんだ。悪ノリしてる時のデリダを思い出す。
2011-05-25 22:27:23「オタク・サブカル差別は許さん。 萌え画像、グロ画像、法律、すべて平等に価値がない。」みたいな姿勢がデフォなので。だからこそ保たれる純度。
2011-05-26 16:13:07最近流行ってるアート批判を大別すると「アートなんて古くさい」「xxxの方が偉い」という無根拠な嘲笑、これがだいたい6割。あとは「行動力はいい」「一石を投じた」みたいな文化人もどきによる、アートもわかる"私カワイイ系"で3割。残り1割が分類不能のキチガイです。みなさんはどれですか?
2011-05-26 20:11:39売り豚とか萌え豚って前衛の否定も伴っているはずが、批評家を論駁してこうとかないよね。初めからアリバイ闘争体質で、批判されたくないから「考えた末に行き着いた一つの主義」みたいな態度でカルトを形成してるだけ。草食獣がライオンに尻を向け円陣を組む、面倒だから狩られないという生き方。
2011-05-26 21:46:56権威主義の一言しか言えてないような批判は、その権威主義的な態度について盲目じゃないと言えない。どうせ何か基準を持つことに対しての中学生じみた反発心「みんな違ってみんないい」以上のことは言ってないのだろうから。便宜上これを素朴相対主義と名付けたい。
2011-05-26 22:01:02権威主義とか小難しい言葉を使わずに「なんか偉そう」って素直に言えばいいのに。アニメアイコンだったら萌えるしフォロワーもきっと喜ぶ。論争相手もドSでなければ和んでくれるはず。とても日本的な解決法。
2011-05-26 22:08:59