「MMT（現代貨幣理論）」は、「財政破綻リスク」を軽視（無視）しているのではないか？

しろうと @sirouto

文化の日。ということで、今日は久々にツイートします。

しろうと @sirouto

今日はまた重いテーマなので、気が進まないが、日本にとって重要なことなので、たとえどんなに批判されようとも書きます。

しろうと @sirouto

経済の話、「MMT（現代貨幣理論）」について、お話しします。

しろうと @sirouto

しかし、その前になぜ、この話をするのかを、「れいわ新撰組」との関係で語りたいと思います。

しろうと @sirouto

先の参院選で、政党「れいわ新撰組」が、「消費税」「減税」の財源として「MMT」を挙げていました。

しろうと @sirouto

だから、現実を動かす政策として採用される可能性がある、ということで話題にしているわけです。

しろうと @sirouto

それはたとえば、「リフレ」が昔、経済学者の間で盛り上がって、ついに政策（アベノミクス）に採用されたのと同じ可能性があります。

しろうと @sirouto

そしてさらに、「MMTer」（MMT支持者）には、リフレ派と一部共通する認識があります。

しろうと @sirouto

リフレとMMTの両者に関して、政治家の田中康夫氏は、「カレーライス」と「ライスカレー」の違いでしかない（大差ない）、と言います。

しろうと @sirouto

youtube.com/watch?v=V7yyG6… 田中康夫YouTube公式チャンネル 「8月29日Vol.582 経済は手品に非ず！ MMTとリフレ派はカレーライスとライスカレーの違いでしかない！ 」

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しろうと @sirouto

しかし私は、MMTとリフレ派には、大きな違い、断絶があると考えます。

しろうと @sirouto

リフレ派は大きく分けて金融派と財政派がいて、後者の積極財政を認める立場は、MMTに近いものがあります。しかし、違いもある。

しろうと @sirouto

最大の違いは、リフレ派は財政再建が目的で、その手段として（一時的な）積極財政を取るのに対し、MMTは積極財政そのものが目的なことです。

しろうと @sirouto

MMTは、財政赤字の拡大が国の経済成長に不可欠だと考えるからです。この点が従来のリフレと一線を画している。

しろうと @sirouto

ただ、リフレ派が一枚岩ではなくて、MMTも含めたいろいろな派閥が、たまたま呉越同舟で乗り合わせた、という側面もあるでしょう。

しろうと @sirouto

さて、やや長い前置きでしたが、ここからが本題です。本腰を入れて書くので、常体で書きます。

しろうと @sirouto

先に私の立場を言えば、「リフレ」は経済政策の選択肢として「アリ」（必ずしも採用するとは限らない）だが、「MMT」は「ナシ」。

しろうと @sirouto

その理由をザックリ挙げるとまず、MMTは主流の経済学者、たとえばクルーグマンたちが批判していること。

しろうと @sirouto

j-cast.com/2019/05/093570… 高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ リフレ派とMMTは別物 「MMTには雰囲気の記述ばかりで、まったく数式モデルがない」

しろうと @sirouto

また、上記のように、「数式モデル」がない、という批判もある。現代の経済学は、統計的根拠があるものが多くなっているからだ。

しろうと @sirouto

しかし、他者の批判に乗っかるだけではなくて、私の批判の根拠も言っておこう。

しろうと @sirouto

MMTは、財政赤字や財政破綻のリスクを、あまりにも過小評価し過ぎている。

しろうと @sirouto

これは、従来のリフレ派に対しても思っていた。先ほどの高橋氏にも、「国債はすでに完済している」といった言い方には違和感がある。

しろうと @sirouto

ここで、経済学者の飯田泰之氏が勝間和代氏、宮崎哲弥氏との共著で『日本経済復活 一番簡単な方法』という本を出している。

しろうと @sirouto

たしかその本で、飯田氏は、リフレの有効性を訴えつつも、リフレの効果は短期的な物で、長期的には構造改革が必要だと仰っていた。