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子宮頸がんとHPV感染症

子宮頸がん罹患の最大のリスクファクターは、性交渉によるヒトパピローマウイルスHPV感染とされている。ここでは、子宮頸がん・HPV感染症の疫学、HPVワクチンの有効性・副反応などについてまとめを試みる。
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今井長兵衛 @medanjin

[一部引用] 世界中で子宮頸がんと診断される人は2020年~2069年の50年間で合計約4400万人だと推測されています。しかし、35歳時と45歳時の子宮頸がん検診受診率が70%になれば、1250万~1340万人の子宮頸がん発症を防げます。 asahi.com/articles/SDI20…

2019-09-23 17:53:29
今井長兵衛 @medanjin

ワクチンの効果・副反応を一般論としてしか語らない医者は信用しない方が良い。 効果も副反応も人・ワクチン種別で異なる。 マウス脳内培養日本脳炎ワクチンの副反応(ADEM)で生死の境を彷徨った人が身近にいる。 逆に、接種しても抗体価が上昇しない場合もある。

2019-10-04 23:13:43
今井長兵衛 @medanjin

厚生労働省による「HPVワクチンに関するこれまでの経緯および対応」 PDF文書 mhlw.go.jp/file/05-Shingi…

2019-11-09 15:46:13


1.子宮頸がんとは:国立がん研究センター記事より

今井長兵衛 @medanjin

子宮頸がんは子宮入り口の子宮頸部から発生。子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすい。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんだが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要。 ganjoho.jp/public/cancer/…

2019-11-09 16:23:05
今井長兵衛 @medanjin

子宮頸がんは、異形成といわれる、がんになる前の状態を何年か経てからがんになる。異形成の時期では症状がなく、おりものや出血、痛みもない。 ganjoho.jp/public/cancer/…

2019-11-09 16:25:19
今井長兵衛 @medanjin

子宮頸がんの多くにヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)感染が関連。HPVは性交渉で感染するが、多くの場合、免疫によって排除される。HPVが排除されず感染が続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生。喫煙は発がんの危険性を高める。 ganjoho.jp/public/cancer/…

2019-11-09 16:28:29
今井長兵衛 @medanjin

HPVの複数ある型のうち、子宮頸がんの発生と関連が深い一部の型のHPV感染を予防するワクチンが接種可能。しかし、ワクチン接種を受けたとしても、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切。 ganjoho.jp/public/cancer/…

2019-11-09 16:29:41
今井長兵衛 @medanjin

20歳以上は2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。ほとんどの市町村では、検診費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担で受けることができます。 ganjoho.jp/public/cancer/…

2019-11-09 16:30:58


2.子宮頸がんの罹患率・死亡率

今井長兵衛 @medanjin

子宮頸がん罹患率は1975年~2015年の推移が公表されている。罹患率は2000年ころまで低下傾向であったが、それ以後2015年まで上昇傾向にあり、2015年には10万人あたり16.5であった。高齢化の影響を補正した年齢調整罹患率も同様の傾向で推移し、2015年には10万人あたり14.0であった。 pic.twitter.com/RAod2f7eFB

2019-11-13 21:39:04
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今井長兵衛 @medanjin

子宮頸がん死亡率は1958~2017年の推移が公表されている。死亡率は1970年ころまで低下傾向であったが、それ以後2017年まで上昇傾向で、2017年には10万人あたり4.4。しかし、高齢化の影響を補正した年齢調整死亡率は1990年ころまで低下した後、微増傾向にあり、2017年には10万人あたり2.7であった。 pic.twitter.com/DgNJjJVMYl

2019-11-14 15:10:01
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今井長兵衛 @medanjin

2015年における女性の人口10万人あたりのがん罹患率は、全部位592.1、子宮頸がん16.5であり、年齢調整罹患率は、全部位322.6、子宮頸がんは14.0であった。全がんに占める子宮頸がんの割合は、罹患率で2.8%、年齢調整罹患率で4.3%である。 pic.twitter.com/2dZytmfcPw

2019-11-14 20:02:19
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今井長兵衛 @medanjin

2017年における女性の人口10万人あたりのがん死亡率は、全部位239.1、子宮頸がん4.4であり、年齢調整死亡率は、全部位85.0、子宮頸がんは2.7であった。全がんに占める子宮頸がんの割合は、死亡率で1.8%、年齢調整死亡率で3.2%である。 pic.twitter.com/BLKL1ixKVL

2019-11-14 20:08:17
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今井長兵衛 @medanjin

20歳~44歳までの5つの年齢階級の人口10万人あたり罹患率の推移を図示した。高年齢の年齢階級では2000年ころから、低年齢の年齢階級では1975以後、罹患率が上昇し、高年齢の年齢階級で罹患率のレベルが高かった。 pic.twitter.com/X12KVGdEkA

2019-11-15 17:20:45
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今井長兵衛 @medanjin

20歳~44歳までの5つの年齢階級の人口10万人あたり死亡率の推移を図示した。死亡率は、20~24歳では2009年の0.2を最大値とする極めて低いレベルで推移した。他の4つの年齢階級では、死亡率は1980年ころまで低下した後、上昇傾向に転じ、高年齢の年齢階級ほど死亡率のレベルが高かった。 pic.twitter.com/pCEUCtvWam

2019-11-15 17:24:53
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今井長兵衛 @medanjin

子宮頸がんの罹患率/10万人は30~69歳(20~29)で、全がん罹患率に占める割合は25~39歳(15~20%)で、それぞれ、高い。 死亡率/10万人は45歳以上(5.2~12.5)で、全がん罹患率に占める割合は30~49歳(9~14%)で、全死亡に占める割合は30~54歳(4~5%)で、それぞれ、高い。 pic.twitter.com/IqTW6DcKYB

2019-11-27 20:15:27
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3.子宮頸がんリスクファクターHPVの型別分布

今井長兵衛 @medanjin

2004年の論文によると、海外25カ国3607例の子宮頸がん症例では、HPV16/18が全体の70%を占めた。別のメタアナリシス(2003年発表)では、アジアでHPV58(6%)とHPV52(4%)が他地域より多かった。 mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2…

2019-11-30 20:19:20
今井長兵衛 @medanjin

2006年の論文では、米国の18-25歳の女性のHPV感染率は、調査時点での性交渉の相手の累計数が1人で14.3%、2人で22.3%、3人以上で31.5%。尿の遺伝子検査(PCR法)で検出率が高かったHPVの型は、16型(5.8%)、84型(3.2%)、51型(3.0%)、62型(3.0%)、54型(2.9%)、53型(2.8%)。 city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-…

2019-11-30 20:22:36
今井長兵衛 @medanjin

アジア人対象の2008年メタアナリシス(79論文)によると、HPV16/18陽性率は異常なし16803例の3.3%、軽度異形成(LSIL)958例の26.7%、高度異形成(HSIL)1653例の40.4%、浸潤がん(ICC)5954例の66.9%と推定されたが、日本人のICC症例では51.3%に留まった。 ijgc.bmj.com/content/18/1/7…

2019-12-03 22:09:22
今井長兵衛 @medanjin

2004年の論文(PDF)によると、日本の子宮頸がん患者356例中、HPV16(42.4%)、HPV33(9.0%)、HPV58(8.0%)、HPV18(7.7%)、HPV52(7.1%)。 mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2…

2019-11-30 20:28:14
今井長兵衛 @medanjin

2004年の論文(PDF)によると、日本の子宮頸部前がん症例(例数の記載無し)では、HPV16(17.5%)、HPV18(約2%;図より読み取り)、HPV52(15.0%)、HPV51(11.0%)、HPV31(6.3%)、HPV58(3.8%)。 mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2…

2019-11-30 20:43:49
今井長兵衛 @medanjin

2004年の論文(PDF)によると、日本の子宮頸部扁平上皮がん294例では、HPV16(31.3%)、HPV58(10.9%)、HPV52(8.2%)、HPV31(2.7%)、HPV18(0.1%)。 mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2…

2019-11-30 20:34:04
今井長兵衛 @medanjin

2009年の論文(PDF)によると、日本の子宮頸部浸潤がん140例では、HPV16(40.5%)、HPV18(24.4%)、HPV52(8.4%)、HPV58(3.1%)、HPV33(3.1%)。 mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2…

2019-11-30 20:30:58
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コメント

今井長兵衛 @medanjin 2019年12月5日
コメント欄がワクチン推進派と反対派の言い争いの場になっています。それは、どこか別の場でおやりください。ここでは、当方が提示したデータに関わる具体的・建設的なコメントをお願いします。そういうわけで、これまでいただいたコメントは全て削除させていただきます。悪しからず。
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GAIA @2xpush 2020年1月13日
非常にわかりやすいデータ提示ありがとうございます。最後の副反応比較の部分、あからさまにカーダシルとサーバリックスの発生数が高い。言い方が悪いかもしれないが「まだこなれていない」ように思う。反ワクでもないし推ワクでもないが、HPVvは「まだわかっていないことがある」というのが印象。娘に使うか決めるまであと10年、どんなデータが出るか注視したい。
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