NHK教育TV「こころの時代 私にとっての311『福島を語る言葉を探して』」中の食品測定の問題点

cwt @clear_wt

嫌悪感を感じる「批判」ツイートと，そうでない批判ツイートの違いって何だろうかと考えていた． ひ はん 【批判】 ① 物事の可否に検討を加え、評価・判定すること。 ② 誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらうこと。 weblio.jp/content/%E6%89…　(一部抜粋)

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①の意味はもちろん，②の意味の批判でも，良い点，悪い点を適切に見極め，判じることができないのに批判なんてできるわけがない． 判断もできない事項の「批判」はまぐれ当たりはあっても，内実はただ揶揄しているに過ぎない．

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自分自身は科学のことはよくわからないが，科学者も批判してるから，といった意味のことを書いている人もいて（別の例でこれまでにも見た），これには二つの意味で引っかった（自分が多少わかるのは，科学の一部を構成する計測なので，以下，科学と一般化していても計測を念頭に置いている）

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まず，わからずに，科学的な批判は不可能．それは科学を装って人を貶しているだけ．そんなことのために科学（計測）の話を使ってくれるな，と思う． 受け手からすれば科学者に（あるいは，俗に言う「科学棒」で）殴られた，と感じられて不思議ではない．そんなことで科学への拒絶を生んでほしくない．

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もう一つ．自分の責任で書いていない． 批判する側にも間違いは起こりえる．その間違いの責任も含め，自分で引き受ける覚悟で初めてまっとうな批判ができる．（本来）一対一でわたりあう覚悟がなければ批判はできないと感じる．正当な批判は徒党を組んでするものではない．

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普段はリツイートは気楽にすれば良い思うが，＜他者への批判に使うなら＞そのRTの中身まで責任を取るべきだろう．理解せずに，あるいは事実性の確認もせずに使って，他の人が言ってた，と言い逃れるのは批判の場面では通らない．

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叩いても良い相手とみなせば，その言動を悪意で解釈し，憶測を仲間内で披露しあって盛り上がり，ありもしないことが＜仲間内での＞「事実」（かっこ付きの「事実」）と化していく．そんな例をいくつも見てきた． 事実確認をおろそかにし，間違いで人を糾弾した責任をだれも取らない．

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年初の某論文に関する騒ぎもそうだし，過去には私自身が取りまとめていた放射線計測に関係する活動も同じ目にあい，事実と真逆の非難まで受けた． 良識派と目される人や，正義感に燃えた人がそんなことをしていた．むしろ，そんな人の＜上手な＞言葉がうけ，過激になっているように見えた．

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一方的な非難だけではない． 両極に分かれてやりあううち，遠方の人が実情も見ず，思いを仮託してこれぞ理想とばかりに過剰に持ち上げることもあった．何かおかしい，という声はかき消され，反省の機会，軌道修正の機会を逸した様に見えるものもあった． これも事実に基づかない点で同じ．そして残念．

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ほとんどの人が一方の側につき，他方は圧倒的な数の圧力に黙らざるを得なくなり，是々非々で評価する人は極めて限られていた．

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以上，震災以来，ツイッターのありがたみを感じ，良い面をかなり享受してきた反面，もやもやしていたことを言葉にしてみた． 先日つぶやいたのもそんなところからきている． togetter.com/li/1433998