@hirakawah と@kikumaco の対話 欠如モデルほか
理解したって不安は消えないかもしれないけど、それは折り合いの問題。でも、理解より不安が先に立って、理解を拒否するかもしれない。で、そういう問題をこれまでいろいろ見てきているので、「知識では必ずしも不安は解消しない」というだけなら、単に僕にも言えること(続く)
2011-06-07 03:33:22だって、為政者からすれば、政治的判断する場面での、判断基準を考える一つの情報であり、それが全てじゃないですからね。RT @hirakawah: 英国は、政府も科学界も「BSEは獣医学と医学の問題」「GMは植物分子生物学の問題」という切り取り方はしなかったわけですが。
2011-06-07 03:33:29もっとこう、僕にはとても思いつかないことというか、ヒントになることを言ってくれる人がいるとうれしいわけです。僕はそういう方面でかなりいろいろやってきたけど、所詮は直感的にやってるだけなので、やはり壁があって、なにかこう、目が覚めるようなヒントがありそうなんだよなあと(続く)
2011-06-07 03:36:10と、そう思うのだけど、なかなかないのよねえ。本を読んでも「そうそう」と思うことは多いものの、なかなか目から鱗が落ちる感じにならないんだな、その方面では(科学の本とかではしじゅう目から鱗が落ちる)。どちらかというと、それは全部僕(たち)の本に書いたよ、という感想が多い(^^;
2011-06-07 03:40:34それは僕らが複雑系の文脈でよく見るものに別の名前がついているだけっぽい(とかいうから、帝国主義と言われる) RT @hirakawah: そういうのは、科学論では共生成(co-production)と呼んでるのですが。社会学の社会システム論では「相互浸透」という言い方も。
2011-06-07 03:46:15.@kikumaco 他者の不安に対処するには、その人が何を不安がり、何を求めてるのかを聞いて理解するしかないんじゃないですかねえ?当人の声が最大のヒント。それに自分が応えられるなら応え、そうでなれば他の人(時にはお坊さんや政治家かもしれません)に委ねると。人事に王道なしです。
2011-06-07 03:48:25似ているといえば似てますね。人間・社会システム含むと物理システムと違うところが入ってきますが、そこ含めて広義では複雑系といってもいいのかもしれません。RT @kikumaco: それは僕らが複雑系の文脈でよく見るものに別… (cont) http://deck.ly/~jWKuR
2011-06-07 03:52:03まぁ、世の中そんなもんです。RT @kikumaco: @hirakawah それなら、あまり役に立たないなあ
2011-06-07 03:58:00@nabeyasu1124 僕も最近、特に不信のほうについては、「じゃあ、好きにして」という傾向がありますね。もうめんどうくさくなった
2011-06-07 03:58:31ニセ科学問題でも、「信奉者は説得できない」というのが経験則だからね。説得はできないけど、なにかのきっかけで自発的にニセ科学を捨てることもある
2011-06-07 04:00:43「倫理的リテラシー」の各界での欠如というモデルで扱えそう QT @hirakawah: そういう整理ができますね。「トランスサイエンスの問題なのに(正解が存在する場合の)サイエンスの問題であるかのように扱うこと」が批判対象の欠如モデルということになります。RT @kikumaco
2011-06-07 08:01:55本格的に研究の道に入り込んで視野狭窄に陥る前に、科学倫理を当然のベースとして組み込んでおく、みたいな。基本ソフトのインストールっぽい QT @hirakawah: まぁ、一人ひとり興味・関心も違いますしねぇ。基本は高校までの学校教育が大事なんだと思いますが。
2011-06-07 08:09:50@sivad @orcajump (訂正)二つのフェイズ? いえお恥ずかしいことに把握していません。どこかの時点で大きな転換点があったということでしょうか。あまりにいろんなことが起きたので……。お時間があるときで結構ですので、できればもう少しご教示いただけば幸いです。
2011-06-07 08:30:17@sivad @orcajump 34学会の声明とそれへの批判(科学者からのものも)については把握しています。3月27日時点で、科学者コミュニティと一般社会との間の断絶が決定的になった(そして科学コミュニケーションはそれを止められなかった)、という意味でしょうか。
2011-06-07 08:30:48シナジー(相乗効果)という言い方もあります。政府や学問にもそれが必要なのに、今の政府や学術会議ではそれが全く起こっていませんね。 @hirakawah 科学論では共生成(co-production)と呼んでるのですが。社会学の社会システム論では「相互浸透」という言い方も。
2011-06-07 08:35:29経験的に、シナジーには成員それぞれの一定以上のスキルと関係する領域へのある程度の知識と敬意が必要と思います。“@naoshiy: シナジー(相乗効果)という言い方もあります。政府や学問にもそれが必要なのに、今の政府や学術会議ではそれが全く起こっていませんね。 @hirakawah
2011-06-07 08:47:07@naoshiy @hirakawah シナジーとは元来神様との協業なので、上下関係がありますね。Collaborationが本来の姿でしょうか。トーンセッティングがなされた共同作業の意味だと考えます。いま必要なことはコラボレーションでしょうか。
2011-06-07 09:48:50今朝のTLの一部の感想。「原発危険派の研究者はリスクの存在ばかり喧伝して、リスクと現代社会の維持とのバランスをどうするかという観点を欠いている」とか「自然エネルギー派の人はそのメリットばかり語る」とか。(つづく)
2011-06-07 11:02:22つぶやきトレンド分析R @hirakawah 「原発危険派の研究者はリスクの存在ばかり喧伝して、リスクと現代社会の維持とのバランスをどうするかという観点を欠いている」とか「自然エネルギー派の人はそのメリットばかり語る」とか
2011-06-07 11:03:24(続)それぞれ言ってることは正しいし、これからの現実的な話をしていくには、「いずれ」または「そろそろ」言説の組み立て方を変えてく必要が反原発・自然エネルギー派に必要なのはその通り。
2011-06-07 11:05:54(続)でも311から「まだ」3か月。その前に何十年もそれら言説がトンデモ扱いされメディアに無視されてきた圧倒的な政治的不均衡のことを、ちっとは考えてんのかとも思ってしまう。今だってこの不均衡は残ってるし、それに抗ってする発言に対して「偏ってる」って、どんだけ既得権側に優しいわけ?
2011-06-07 11:10:21(続)まぁ、確かに、原発問題の見通しの見えなさゆえの「危機の日常化」により、そろそろ現実的にエネルギーのことを語るべき頃合、311から「もう」3か月ということもできる。だけど、311以前の数十年の圧倒的な言説の不均衡を考えると、バランスとり発言は優等生発言にしか見えんのだよ。
2011-06-07 11:14:50