モダンアートとかについて

2010.4/16 現代芸術のあり方についてからなんか色々発展した。
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Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

芸術現代芸術のコンセプトは「芸術の境界をあいまいにする芸術」。こういうスタイルがもってこられるてことは逆に現代ははっきりとした境界線が引かれやすい時代なのじゃないだろうかと、、

2010-04-12 18:30:41
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

そして、その境界はそれをはさむ2者が定義されて形成されるのではなくて、メディアとかの発展で同じ側の人種が寄り添いやすくなって、共通の仮想敵を作り出し、否定型的に定義されるものが多いのじゃないかと思う。

2010-04-12 18:34:14
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

自分と相手、という境界じゃなくて、自分達とそれ以外、ていう、言葉にすると難しいな、境界の両側が「相手として向き合う」という意識が無くて。外へ向かう意識では無く、安全に内側に引きこもるために形成されるというか。。

2010-04-12 18:38:01
しぇん @shennmulu

現代芸術≒前衛芸術とするとわかりやすいかと。前衛とは攻めること(軍隊における前衛)。攻める対象は既存の芸術の枠組み。つまり現代芸術とは既存の芸術の境界に対する戦いなんですよ。@llllki 芸術現代芸術のコンセプトは「芸術の境界をあいまいにする芸術」。

2010-04-16 00:00:24
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

@shennmu そうですね。やっぱり現在の既存の枠組みを壊しきれない風潮を反映しているのではないかと。芸術の社会的、歴史史料的機能としてはこの時代を反映している点ですが、そうなると「芸術とはどこにあるのか」という問いがわからなくなります。

2010-04-16 00:07:21
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

現代芸術において作品自体に最重要な芸術性は込められない。「既存の枠組みに挑戦する」という態度それ自体が現代芸術の芸術たるゆえんであって、、例えば、額縁に何も嵌めずに「虚無」というタイトルで芸術だと言い張ることもできる。

2010-04-16 00:09:40
urashiu @urashiu

@llllki 再重要な芸術性を込めた作品てどんなものだと考えてますか?

2010-04-16 00:14:41
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

作品ではなく態度が重要。となると作者の意図がはがれた後に現代芸術は芸術として成立するのか?今までの芸術にあった「歴史的史料としての機能」はあるのか?今までの芸術において作品は媒介でしかなかったけれど、作者の意図とは別のところに「美しさ」とかそういう基準はあった訳で。

2010-04-16 00:16:17
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

@urashiu 例えばピカソのゲルニカなんかはそうだと思います。絵だけ見ても「反戦」の意思は伝わってくる。けど、現代芸術は作品のみを見てその意思が伝わってくる作品が少ないのではないかと。いや、見てて不思議な物が多いから好きなんですけどね現代アート。

2010-04-16 00:17:57
しぇん @shennmulu

ま…、まてぃ。おいらの解釈はちょと違う。芸術が社会を反映するってのはそういう点ではないんだよな。困ったな。悩んで書こうと思ったが140字は無理がありすぎる。(汗)@llllki

2010-04-16 00:24:40
urashiu @urashiu

@llllki なるほど。ピカソも芸術の約束事(既存の枠組み)を意識して壊した作家ですが、「芸術は文脈なしでも美しい」という信仰もあった時代ですね。デュシャン以降、完全になくなりましたが

2010-04-16 00:28:55
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

@urashiu 社会的意味、歴史史料的役割など、芸術が、外の世界とつながることで果たす役割は色々ありますが、それとは別に「美しさ」「かっこよさ」「神聖さ」とか、そういう作品それ自体が持つ性質も大事だと思ってます。。こんな偉そうなこと言って、ただのペーペー大学生で恐縮ですがっ。。

2010-04-16 00:36:21
しぇん @shennmulu

純粋な感性や見た印象としての美ってのは全部自分が生活してきた歴史・文化に基づいている。それは非常に大きく捉えれば人類の作ってきた文脈の一部であって、そこに美しさを求めることは前衛芸術の芸術における表現技法の文脈の解釈に美しさを求めることと同じだとおいらは思ってる。@llllki

2010-04-16 00:50:51
しぇん @shennmulu

ってのじゃわからないっすかねー?ごめん、短くするとすげー意味わかりにくいかも。@llllki

2010-04-16 00:51:32
urashiu @urashiu

llllkiさんは「美」は物質そのものに宿るというという考え方(存在論的把握)に近いのですね。でも近代以降は「美」は見る側の主観に過ぎないというという考え方(認識論的把握)の方が主流。印象派以降のアートはどうやって「美」の基準を設定するかというゲームです @llllki

2010-04-16 00:55:26
しぇん @shennmulu

つまり、古典芸術も前衛芸術も美ってのは文化や歴史からなる文脈に基づいることは同じ。ただ、前衛芸術はほとんど概念だけになっているからわかりにくいんだよね。その具体性と抽象性の度合いの違いだけだと思うな。@llllki

2010-04-16 00:56:08
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

@shennmu あ、わかりますわかります。うーん、でも、なんというか、僕は社会とか作者の意思・主張、から切り離された(もちろん完全には不可能だけど)作品それ自体そのものにも美しさがあってもいいと思うのです。言い表しづらい。

2010-04-16 00:58:49
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

@urashiu ぬあー、そうなのですか。勉強になります。個人個人の好みはあれど、ある程度「これは美しい」という万人共通の基準は既に存在すると思っていたのですよね・・・。なんか、なんとなく寂しいなぁ。。あ、ギリシャ美術なんかは作品が基準を規定してますよね。

2010-04-16 01:02:47
しぇん @shennmulu

@llllki あー、イデア(だっけな?)を信じるタイプか!

2010-04-16 01:06:03
しぇん @shennmulu

@llllki  ちなみにここらへん読むと結講楽しいよ。結論あってるかはかなり謎だけど。 http://www.ms.kuki.tus.ac.jp/KMSLab/makita/stellung/stell_phi_kunst_j.html

2010-04-16 01:07:51
urashiu @urashiu

そうですね。その時代の人達は自分たちの表現が永遠だと信じていた。だからこその強さもあると思います。でも、近代以降の人間の価値観からすれば、「それは普遍性じゃなく、宗教やら国家やら共同体に規定されたものだよね?」って解釈できる。@llllki

2010-04-16 01:09:52
@Saictam

@llllki なるほど。知人の具体美術協会に所属していた方が、いっせんを退くときに当時持っていた作品をすべて燃やしたそうです。それは作品における態度との決別のためだったのかももしれないのですね。

2010-04-16 01:10:39
@Saictam

なるほど。RT @shennmu: つまり、古典芸術も前衛芸術も美ってのは文化や歴史からなる文脈に基づいることは同じ。ただ、前衛芸術はほとんど概念だけになっているからわかりにくいんだよね。その具体性と抽象性の度合いの違いだけだと思うな。@llllki

2010-04-16 01:13:19
しぇん @shennmulu

学術的に引用するのはどうかと思うwikipediaからだがイデアについて ■イデア イデア論は、哲学者プラトンが提唱した世界観。個別の事物の背後には、その本質であるイデア (Idea) が実在すると主張する哲学の存在論のひとつ。

2010-04-16 01:13:52
Teruki Okamoto 岡本晃樹 @terukiokamoto

@shennmu プラトンの美の解釈はちょうど今講義で取ってますがかなり僕は共感できる部分多いです。。URLありがとうございます!

2010-04-16 01:22:39