編集可能

石川博 @ishikawahi 氏の蔵書紹介まとめ

2020-01-19没
1
石川博 @ishikawahi

しばらく集中的に石川の所蔵本を紹介したい。 めどは「全集・雑誌の部」百点、「和本の部」百点だ。 いわば終活の一つ。詳細は伏せるが、仕事も辞め、治療に専念しつつも先行きがなかなか厳しい状況。 長年かけて小生のところにやって来た書物の数々(近世文学と山梨関係が中心)を見て下さいね。

2019-11-23 21:21:30
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 1 「新日本古典文学大系」岩波書店 第一巻は1999年5月発行。全百冊+索引5冊+目録1冊。配本のたびに読んだ。万葉集や源氏は旧大系にも入っているが、近世期の作品は旧大系と異なる作品を収めていて、ありがたい。特に草双紙などは全ページ影印されている。 pic.twitter.com/B1m7Pgzqte

2019-11-23 21:23:14
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 2 「(旧)日本古典文学大系」 岩波書店 第一巻は昭和33年6月初刷、昭和44年3月発行。全百冊+目録2冊。大学生の時、古書店でまとめて購入。最低限、解説全部と本文100ページ以上は読もうと決めたが、一部挫折した。平家が読みやすいことに気づいた。 pic.twitter.com/yDBd1QTcWW

2019-11-23 21:24:57
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 3 「帝国文庫」「続帝国文庫」博文館 全百冊のうち93冊を所持。第一巻は明治26年発行。近世期の作品の活字化。大学生時から買い集めたが、ここ20年くらいは増えない。読み切れないが他に収録されていない作品を参照することがある。第一巻の紙カバーが珍しいかも。 pic.twitter.com/DeRNf12h24

2019-11-23 21:26:39
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 4 「帝国文庫(昭和版)」博文館 全30冊。前記の帝国文庫の抜粋版。第一巻は昭和3年12月発行。社会人になって間もなく古書店から購入。古典文学大系に収められている作品などは繰り返し手に取ることはなかったし、あまり読まなかった全集。 pic.twitter.com/UCT3UNeKnr

2019-11-23 21:28:08
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 5 松岡正剛「千夜千冊」求龍堂 全8冊。2006年10月発行。ふだんはネット上で読む知の饗宴だが、本の形でも持ちたいと購入。片端から読むわけではない。10万円近い値なので、全集類の中ではコスパ(値段/読書時間)は良くないが、棚にあることの満足度は高い。 pic.twitter.com/21V9sCZhQm

2019-11-23 21:29:26
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 1 曲亭馬琴の読本「南総里見八犬伝」(肇輯~五輯の25冊)。初刷りは、文化11年から文政6年だが、所蔵本は天保12年の刷り。挿絵に薄墨も入っているし、保存も良い。2007年、角川文庫の八犬伝のダイジェスト版執筆に際し、入手。全体の四分の一程だが、参考にした。 pic.twitter.com/UeKQKfSGOU

2019-11-23 21:31:56
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 2 「和漢朗詠国字鈔」4冊。高井蘭山述。享和3年序。巻末広告に「東京書局 万巻堂」(「京」の口の部分に横棒あり)とあり、明治の刷りと思われる。縦22.6cm。朱筆の圏点や書き入れがある。和漢朗詠集を江戸時代にはどのように受容していたのかを知りたくて入手した。 pic.twitter.com/cRAePTyrYZ

2019-11-23 21:33:32
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 3 甲府の商店案内「甲府買物独案内」。初刷は嘉永7年だが所蔵本は明治版(5年頃)。縦9.5cm。題簽はほぼ失われている。見返しにタイトルと「大塚蔵版」とあり、現在の柳正堂が主導した本だと分かる。本文一例:牡丹亭と桔梗屋が並び、両店とも「月の雫」を挙げている。 pic.twitter.com/c5PdNPtPrI

2019-11-23 21:35:30
拡大
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 4 文化期の滑稽本「旧観帖」。角書きは「浮世物真似」。「九官鳥」のもじりだ。書誌的にやっかいな本で、石川の所蔵本はいずれも改版後の初編3冊、二編3冊、三編の上のみ一冊。甲州出身の登場人物が甲州弁をしゃべる(山梨ことばの会会報に報告)。「ずら」の初出と思われる。 pic.twitter.com/TpPad5cOq7

2019-11-24 09:36:39
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 5 寺子屋本「百姓往来」。刊年不明、刊記は「甲府柳街 清泉堂」。題簽ははがれている。幕末になると、各地で寺子屋が盛んになり甲府でも教科書が出版されるほど需要があった。農業に使う文言などの読み書きを学ぶための本である。見返しは千歯扱と唐竿(くるり棒)の対比の絵。 pic.twitter.com/p5bWt7z9QV

2019-11-24 09:38:16
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 6 井上昌倫「峡算須知」(こうさんすち)。寛政五年の序文。縦22.4cm。内題は「甲算須知」。甲州の算数で知っておくべきこと、の意。甲州金や甲州升など、甲州と他の地域との取引では複雑な換算が必要だった。そのための練習問題など。「山梨県史」に翻刻がある。 pic.twitter.com/WJi1LoDIBa

2019-11-24 09:40:14
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 6 「柳田国男全集」筑摩書房 全35巻+別巻(現在別巻刊行中)。石川が資料の所在を編集部に連絡したこともあった(2004年刊行の32巻の改題、683ページ参照)。何年たったら完結するんだろう。「定本 柳田国男集」も枕元に積んだまま(索引を使いたいので)。 pic.twitter.com/rmYsfOHn5h

2019-11-24 21:19:57
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 7 「井伏鱒二全集」筑摩書房 全28巻+別巻2巻。第一巻は1996年11月発行。この全集は丹念に読んで、山梨が登場する作品の一覧、甲州方言の一覧を作り、「山梨ことばの会会報」に掲載した。小説作品として愛読したわけではないが、印象に残る作家の一人だ。 pic.twitter.com/yyQiAbucWd

2019-11-24 21:20:45
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 8 「山東京伝全集」ぺりかん社。1992年~刊行中。多くの黄表紙や合巻を全部図版と翻刻で収録してくれている。江戸の戯作者の全貌を明らかにしてくれるのがありがたい。年に1冊程度の刊行で、ゆっくり楽しめる。残り2冊となった。 pic.twitter.com/BIr8lQWm5p

2019-11-24 21:23:19
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 9 「中村幸彦著述集」中央公論社、全15巻。第一巻は1982年発行。大学生の頃、尊敬する近世文学の学者だった。当時の若手や院生の書く論文とはまったくモノが違う、と感じだ。広く本を読み、各作品を位置づけ評価する。すごい学者だと思ったものだ。 pic.twitter.com/sZu3dzVIzX

2019-11-24 21:24:13
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 10 「森銑三著作集」12巻+別巻(第一巻は1988年10月発行)、「続森銑三著作集」16巻+別巻。中央公論社。江戸時代の文人の人物研究には欠かせない書物だ。森銑三は市井にいながら、豊富な資料に基づいて人物の評伝を雑誌などに発表した。 pic.twitter.com/Xsq8m9Ul0i

2019-11-24 21:25:34
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 7 永峰秀樹訳「暴夜物語」。「あらびやものがたり」と読む。冒頭などに銅版画あり。角書きは「開巻驚奇」。題簽欠。アラビアンナイトの翻訳。永峰秀樹は現北杜市出身。明治八年、東京の山城屋より発兌。活字ではなく整版なので、明治の発行でも和本とみなす。 pic.twitter.com/d1LW4rnUjn

2019-11-24 21:29:13
拡大
拡大
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 和本の部 8 滑稽本「身延道中滑稽華鹿毛」(内題による)。題簽の角書きは「身延詣道中滑稽」で、上巻は「華鹿毛」、中巻は「はなの鹿毛」、下巻は「はなのかけ」。文化6年発行の初編(3冊)を所持している。三編まで出版されたが、まだ本来の身延山参詣にまで至っていない。(続く) pic.twitter.com/5DwxQJIP0b

2019-11-24 21:35:56
拡大
石川博 @ishikawahi

(承前)甲州方言が記されている滑稽本は他にもあるが、地元の作者の作品で出版されたのは本書くらい。十返舎一九の序文があり、後に表紙など一九の作品めかして「身延道中膝栗毛」と改題されて再版される。作者は河間亭と名乗っているが、加賀美真文という文人の別名であることがわかっている。 pic.twitter.com/LhLu3HhSSG

2019-11-24 21:35:58
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 11 「岩波講座 日本語」全12巻+別巻(第一巻は1976年発行)。学生時代に面白く読んだ。別巻に鈴木孝夫の「日本語学はなぜ成立しなかったか」という、講座全体をひっくり返すような論文があり、興味を持った。翌年、彼の授業を無理して取って聞いたのだった。 pic.twitter.com/cxMvXjmkqk

2019-11-25 21:58:20
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 12 「岩波講座 文学」全12巻(第一巻は1975年発行)。「日本語」の講座が良かったので、「文学」も読んでみた。茫漠としていたが、大江健三郎や谷川俊太郎のみならず、武満徹や前嶋信次らが執筆していたのが印象に残る。益田勝実は授業より文章の方が面白かった。 pic.twitter.com/qRiaV2Lmk6

2019-11-25 21:59:19
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 13 「俳風柳多留全集」全12巻+索引(新装版、1999年発行)。三省堂。江戸時代にさかんだった川柳の本流である「柳多留」全編を翻刻した。実は「索引」は利用するものの、本文を通読することはなかった。それでも近世の伝承や生活を知る上では欠かせない文献。 pic.twitter.com/UmZNmgW1PM

2019-11-25 22:00:04
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 14 「岩波講座 歌舞伎・文楽」(第一巻は1997年発行)。歌舞伎論、文楽論って別々に論じられることが多かったが、それをまとめてうという試みは悪くない。ただ、全体としては散漫だし、講座というより、論文集に近い。「講座」という叢書も限界かな、という感じ。 pic.twitter.com/AxAtoqp6It

2019-11-25 22:01:39
拡大
石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 15 「馬琴中編読本集成」全16巻(第一巻は1995年発行)。汲古書院。馬琴の読本で、数冊で完結する読本を影印するシリーズ。活字ではないので、読むのに時間はかかるし、中には飽きてしまった作品もあるが、馬琴のしつこさやこだわりが印象に残っている。 pic.twitter.com/xDd3fsdNGM

2019-11-25 22:02:33
拡大
残りを読む(164)

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?