石川博 @ishikawahi 氏の蔵書紹介まとめ

2020-01-19没
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 82 <山梨県立文学館 特別展 図録> 1989年の開館以来、特別展の図録54冊。たぶん全部ある。このところ年1回になってしまったが、他の文学館との共催などは基本的になく、常に県立文学館独自で企画・運営しているところを評価したい。 pic.twitter.com/UwqnOuhPPW

2020-01-10 16:42:14
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 83 「昭和文学全集」角川書店、昭和27年~、全58冊+別巻2冊。父親から譲ってもらった。紙も古く三段組みの小さな活字なので、とても全部読むわけには行かなかったが、「長谷川如是閑・大内兵衛・笠信太郎集」や「石川達三・中山義秀集」など、ユニークな編集。 pic.twitter.com/O15KJmex96

2020-01-10 16:42:52
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 84 「南方熊楠全集」71年~、平凡社、10冊+別巻2冊。大学3年の時、神保町に旅行用鞄を持ち込んで買ってきた。民俗学への興味はフレーザーの「金枝編」から。その後熊楠を読むことで、考察を進めるために「手紙」という手段があるんだ、と気づいた。 pic.twitter.com/oq73baIFgG

2020-01-10 16:43:50
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 85 「太宰治全集」71年~、筑摩書房の全集類聚、12巻+1巻。太宰はあまり好きではなく、全集を購入したのは、40歳を過ぎてから。山梨に関する文学を調べる上で、必要性を感じてのことだ。ちなみに太宰が入水した6月13日は小生の誕生日。 pic.twitter.com/2TXqq2Nelq

2020-01-10 16:44:11
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 86 「池田弥三郎著作集」79年~、角川書店、10巻。池田弥三郎の慶応での最後の一年、授業を受けていた。まとまった研究の披瀝ではなく、出版された古典の注釈書の感想とか、気ままなお喋りで、ノートを取るのを諦めた。著作集はそれなりで、幅広い教養の力を感じた。 pic.twitter.com/QgM859Lewi

2020-01-10 16:44:50
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 87 「永井荷風全集」昭和38年初刷、昭和46年再刷、全29巻、岩波書店。一つ一つの小説はそれほどの良さを感じないのだが、日記やエッセイを読むと、生き方が気になる人物。自由な生き方のようでいて、それを文章化して切り売りするのもたいへんだな、と。 pic.twitter.com/aLMYDYOo3n

2020-01-10 16:45:25
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 88 「稲垣足穂全集」2000年~、筑摩書房、13巻。「1千1秒物語」だけでも彼の存在感は大きいのだが、宇宙、男色といったテーマを巡って独自の世界観が広がっているのはすごい。時に江戸時代の話題も出たりして、その博識ぶりにも圧倒された。 pic.twitter.com/YAhXRK6tBL

2020-01-12 16:05:23
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 89 「江戸詩人選集」1990年~、岩波書店、10巻。「江戸漢詩選」1996年~、岩波書店、5巻。江戸時代、漢詩があれだけ広がったのはなぜだろう。それが忘れられ、今や、漢詩を読んだり作ったりして楽しむ人は少ない。少しはわかりたいな、と思っているが……。 pic.twitter.com/eNzb955cRR

2020-01-12 16:06:00
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 90 「寺田寅彦全集」1950年初版、85年3刷。岩波書店、18巻+月報。物理学者であり、エッセイスト。「好きな物 苺 コーヒー 花 美人 懐手して宇宙見物」この歌、いいよね。他にもローマ字での作品や、俳句評論など幅広い教養人である。 pic.twitter.com/tEpAaWzA6S

2020-01-12 16:07:09
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 91 「大田南畝全集」、1985年~、岩波書店、20巻+別巻。狂詩の蜀山人、あるいは狂歌の四方赤良としての作品も多いし、様々なエピソードに彩られている人物。膨大なエッセイも読み応えがある。別巻の索引を見ると、幕臣だけあって思わぬ人物とやり取りがある。 pic.twitter.com/WkFWgZiNu4

2020-01-12 16:07:36
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 92 「評釈江戸文学叢書」講談社、昭和10年原版、昭和45年初版、10巻+索引。この叢書に翻刻が掲載されているが、原本が失われたものもあり、貴重である。注釈もくどくなく適切。 pic.twitter.com/OzsDPvp0eW

2020-01-12 16:08:06
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 93 「群書類従」。同刊行会。29巻+別巻。昭和7年刊、昭和58年訂正3版5刷。言わずと知れた塙保己一の壮大な仕事。さすがに続編までは読む気力が続かなかった。 pic.twitter.com/co7JMYY0d2

2020-01-12 16:08:32
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石川博 @ishikawahi

蔵書紹介 雑誌・全集の部 94 「江戸戯作文庫」。1984年~、河出書房。林美一氏は江戸の軟文学の泰斗で、さまざまな翻刻の仕事がある。これは大々的に宣伝してさらに多くのラインナップが予告されていたが、結局10冊で終わってしまった。合巻の面白さを伝えきれなかったかな。 pic.twitter.com/r0wIBS0jYq

2020-01-12 16:09:15
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敷島書房 @jack1972frost

1月31日の山梨日日新聞に石川博先生の追悼記事が。先生は山梨大学付属中のご出身で、2014年急逝された増尾伸一郎氏(旧・石和町出身)の後輩でした。石川先生に「熊楠works」(南方熊楠顕彰会)をお見せすると、懐かしそうに思い出を語ってくれました。あまり知られていないと思うので記しておきます。 pic.twitter.com/iKYyfAF7PY

2020-01-31 21:06:04
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