編集部イチオシ

法律婚→事実婚に至った経緯とその事情(セルフまとめ)

セルフまとめです。私(達)が法律婚からあえて事実婚へ至った経緯をツイートしたのでまとめてみました
43
やこ(行政書士) @yasutabi

わたしの最初の結婚では、その時から苗字を変えたくなかった私当時の彼が「僕が変えてもいいよ」とあっさり。でも私が嫌な事を彼に強いたくなくて結局事実婚という形にしてもらった。 その後彼とは5年で事実婚を終わらせる結果になったけど彼はとてもフラットな考えの人間だった、今も感謝してる。

2020-02-22 12:36:29
やこ(行政書士) @yasutabi

そして今の夫と一生を共にする事を意識しだした時、やはり私は「苗字を変えたくない」と彼に伝えた。 すると今の夫はふたつ返事で答えた。 「結婚とか戸籍とかどうでもよくね?事実婚が2秒で決まった。

2020-02-22 12:39:50
やこ(行政書士) @yasutabi

世の中にはフラットな考え方の男性もいる。 私が結婚を決めた相手は共にフラットな考え方の人だった。本当に感謝。 だから私は翼を生やし、こうやって自由に生きられる。

2020-02-22 12:42:46
やこ(行政書士) @yasutabi

私と今の夫はその後色々あり、一度法律婚をしたのち、3年後の11/22(いい夫婦の日)を選んで離婚届を提出。 自分達の選択で事実婚という形を選びました。積極的事実婚です。

2020-02-22 12:46:09
やこ(行政書士) @yasutabi

11/22 いい夫婦の日に離婚した時のお写真がこちら。 この日はとても楽しく離婚届を提出し、そして私が自分の名前をまた取り戻した日でした。 そう、法律婚時は相手の名字を名乗っていました。 ※婚姻期間の3年間で「法律婚をした場合のメリットデメリット」を体感する実験をしていました。 pic.twitter.com/hgxflCpdpT

2020-02-22 12:50:22
拡大
拡大
拡大
拡大
やこ(行政書士) @yasutabi

法律婚のメリット確かにありました。 1.同じ名字だと世間から一発で夫婦と認定されやすい 2.法的手続きを代理できる 3.クレカや保険の家族カード/割引が説明不要で作れる、受けられる これが私の感じた法律婚のメリットでした。2が特に大きかったです。

2020-02-22 12:55:51
やこ(行政書士) @yasutabi

私にとっての法律婚のデメリット これは数え切れない程ありました。 ・苗字変更の手続きが膨大 これは気が狂いそうになりました。 証憑として戸籍抄本を付ける必要があるものも多く何度区役所に行ったことか。 郵送で取り寄せるにしても小為替が必要、結局郵便局に足を運ぶんですよねしかも手数料

2020-02-22 13:01:40
やこ(行政書士) @yasutabi

なら戸籍抄本を1回でまとめて取ればいい。 わかっている範囲で必要な部数はまとめて取ります。ただし戸籍抄本を取る時も何に付すのかを細かく書かないといけません。とりあえず20部、とかでもらえません。出来ると言う方はやってみてください、窓口の人に必ず必要部数だけ取るようにと言われます。

2020-02-22 13:04:51
やこ(行政書士) @yasutabi

氏名変更の手続きは終わったと思ったところでまた現れる。その繰り返しでいつまで経っても終わりませんでした。 あれも、これも、またこれも、ねえまだ????まだ出てくるの???ちょっといつ終わるの???? 本当にこんな感じ。 これを日々仕事をしながらこなしていくという地獄

2020-02-22 13:07:05
やこ(行政書士) @yasutabi

次のデメリットは ・自己喪失感 今まで自分が使っていた名前、 それが婚姻届を提出したその時を境に突然違う名前で呼ばれる違和感。 試しに法律婚をしてみたけど、ここまで自己喪失感を感じるとは思いませんでした。 婚姻届に受付印が押されたときから3日間、泣きに泣いた。

2020-02-22 13:12:37
やこ(行政書士) @yasutabi

嬉しいはずの結婚が、幸せなはずの結婚がこんなにも悲しく感じるなんて、そのことが悲しいよ。 想像を遥かに超えた、名前を失う事による自己喪失感。 私は彼と一生を添い遂げたい気持ちがある。でも苗字を同じにしなければそれが法的にはかなわないなんておかしすぎる。法律って何のためにあるの

2020-02-22 13:15:54
やこ(行政書士) @yasutabi

日常にもデメリットは潜んでいました。 銀行、クレカ、ジムの申込みや携帯の契約、ちょっとした申込みや契約は私の日常にふと舞い込んできます。 旧姓使用での申込みや契約、 これが出来たり出来なかったり。 担当者レベルでOKが出たり出なかったり。

2020-02-22 13:19:54
やこ(行政書士) @yasutabi

普通に生きていれば割と色々な申込みや契約をある程度の数でしていると思うのですが私の場合はどれが旧姓使用での契約で、どれが戸籍名でないと受付けられなかった契約なのか... とあまりの混在っぷりに脳内はいまだ混乱。

2020-02-22 13:29:07
やこ(行政書士) @yasutabi

そしてデメリットは続きます。 資格職として働く私は、現在2つ以上の資格を利用して働いています。 が、ここでも戸籍名じゃないとNGな資格が1つ発生。 資格A→旧姓使用OK 資格B→戸籍名じゃないとダメ 資格Aと資格Bは業務をまたぐ内容でもあり、完全に名前が混在。 しかもどちらも法的書類。

2020-02-22 13:33:38
やこ(行政書士) @yasutabi

他人様が関わる法的書類を作成する上で、2つの名前を使い分けて書いていた時期がある私は貴重な人間ではなかろうか。 なおそれぞれの書類に資格を用いた関係人として署名していた自分が一番怖かったです。 これ制度的に本当に大丈夫なの?? 国はリスクマネージを考えている??

2020-02-22 13:36:39
やこ(行政書士) @yasutabi

資格職に関係するデメリットでもうひとつ。資格証に表記されている名前が旧姓だけではなく 「戸籍氏名(旧姓氏名)」 だったため、大抵の窓口ではカッコではなくその前にある戸籍名で処理されがちでした。 そのため窓口でカッコ側の方を依頼する為の説明コストが毎回かかる。毎回...しんどい...。

2020-02-22 13:41:12
やこ(行政書士) @yasutabi

ここで念の為挟みますが、 ・婚姻して同じ名字になりたい人を阻害する気持ちは全く無い彼の名字が嫌いな訳ではない(むしろカッコいい名字)私は私の名字でいたかった、それだけ結婚したら必ず同じ名字という法律   →なんで?そこに合理的な理由ある? これだけです。シンプル。

2020-02-22 13:45:38
やこ(行政書士) @yasutabi

メリット、わかりました。 デメリット、わかりました。 私「もう離婚したーい!」 夫「ならせっかくだから11/22のいい夫婦の日にやろうぜ」 私「最高、愛してる」 そして彼提案のこの日をもって私達は離婚しました。 これからもいい夫婦であるために、私達が2人だけで決めた選択です。

2020-02-22 13:49:23
やこ(行政書士) @yasutabi

こうして積極的事実婚を選んだ私達です。 私と彼はお互い再婚同士、かつ昔から結婚に夢を見ていた2人ではなかったのでこうなる事は必然だったのかもしれません。 結婚は単なる便利なシステムだと捉えているフシもあり便利なら婚姻し、不便なら離婚と今もシンプルに考えています。

2020-02-22 13:51:49
やこ(行政書士) @yasutabi

でもこれはあくまで「私達のケース」です

2020-02-22 13:52:38
やこ(行政書士) @yasutabi

事実婚が軽んじられる風潮は、最初の結婚で私は嫌というほど味わいました。 最初のパートナーが生まれた土地が関東の、少し遠いところだったのでそれもあったのかもしれません。 皆なぜか女性である私に言ってきました「名前をなぜ変えない」 「男を立てろ」 「事実婚なんて同棲と同じでしょ」

2020-02-22 13:56:07
やこ(行政書士) @yasutabi

また私達の様に積極的に事実婚を選ぶ人もいれば、今の法律制度により事実婚にせざるを得ないカップルも実際に存在します。 昭和22年、今から73年も前に制定された法律によって、です。

2020-02-22 14:00:07
やこ(行政書士) @yasutabi

私達はたしかに積極的事実婚を選びました。でも不安がまるで無い訳ではありません。 ・病院での手術同意が法的家族のみだったらどうしよう。 ・海外に長期で行く事になった場合配偶者ビザが出ない、とても困る ・将来、同じ老人ホームには入れないかもしれない

2020-02-22 14:04:44
やこ(行政書士) @yasutabi

事実婚を選んだのだからリスクは仕方ない、そういう声もよく聞きます。 果たして本当にそうなのでしょうか 従来の制度システムとちょっと形態が違う、たったそれだけで国の制度そのものから梯子を外される。 そんなリスクも「仕方ない」のでしょうか。これが多様化を謳っている国の在り方でしょうか

2020-02-22 14:10:21