字書き同人作家魔理沙とレイヤー咲夜（現パロ）

ハチ🐾 @hachisu716

みたいな、SNSの投稿までしっかり目を通して衣装を見てコスプレの細かいところまで気付いてくれていて、嬉しさで死んでしまいそうになりますよね。あああああーーーーってなってまた化粧台の上で顔覆いますわ。死にそうになります。

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何度も何度も読み返して、魔理沙の字のクセとか、繰り返し読むうちにそういうのまで見てしまうようになって、字をそっと指でなぞって、胸が苦しくなる。もう恋じゃん。

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あまり会う機会がないとはいえ、少しずつイベントを経て話が出来るようになって、 ＞＞＞とりあえず《なんだかんだあって》という感じでいきさつをはしょりますが＜＜＜ プライベートで一緒に出かける機会がやがてやってきたとするじゃないですか。 なんやかんやで。 なんやかんやでだで？

ハチ🐾 @hachisu716

あんなにコミュ力が高かったはずの咲夜さんが、遊びに行く日を決めたときから緊張して、頭の中がもう真っ白。 そもそもこれまで咲夜さんはコスプレしている姿でしか魔理沙と会ってないから、コスなしで普段の姿で会って、がっかりさせたらどうしよう、とか心配になる。

ハチ🐾 @hachisu716

出かける日が近づくにつれて後ろ向きにパニックになってきて、 いっそもうコス化粧で、コスに近いウィッグで、なるべくコスっぽい服装で行ったほうがいいかなとか混乱してグルグルしてきて、緊張で吐きそうになってたら可愛いと思います。

ハチ🐾 @hachisu716

今まで付き合ってきた異性とのデートでもこんな気持ちになったことなかったのに。 姿見の前でクローゼットの洋服全パターン合わせてみるくらい試して、 化粧台の前で顔覆って悩み続ける咲夜さん。 それはもう、恋だよ……

ハチ🐾 @hachisu716

で、当日。 魔理沙から見た咲夜さんは、やっぱり普段の姿から綺麗なかたなんだなあ。というような印象。 お互いプライベートでは初顔合わせみたいなもので、緊張ぎみではあったものの、魔理沙の話が大変知識豊富で、オタクとしてとても興味深くて愉しい内容だから、

ハチ🐾 @hachisu716

咲夜さんも話しているうちにだんだん緊張がほぐれてきて。 歩きながら愉しく推し作品のオタクトークができたりして。 なかなか愉しい雰囲気になっていって。 なにか魔理沙が豊かな知識の引き出しから取り出して面白い話をしたら、 咲夜「あ、それ」 魔理沙「……ん？」

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咲夜「マリーさん（魔理沙の作家名にしておきます仮で）の作品にも出てきますよね。☓☓☓（作品名）の。AA（キャラ名）が、薔薇を見ながらBB（キャラ名）に言うところの文章だったと思うんですけど」 そう言って、自然にだいたいの文章の概要をそらんじる咲夜さん。

ハチ🐾 @hachisu716

咲夜「そういう意味もあったんですね。教えてもらえてよかったです」 って、過去作のさりげない文章の、めちゃくちゃコアな小ネタをしみじみと汲み取ってくれたから。 かなり読み込んでないと分からないような、本当に小さな一文を自然と咲夜さんが覚えていてさらうので、

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ちょっと驚いて、改めて咲夜さんを見る魔理沙。 そのときようやく初めて、咲夜さんが本当に自分の作品ちゃんと読んでくれてるって気づく。 普段は読みました！って言われてもサンプルから毛が生えたくらいで全部見てないなんてザラだし、作品好きです！って言われても一冊読んだかどうかってとこだし

ハチ🐾 @hachisu716

驚いてこっち見てる魔理沙に焦る咲夜さん。 咲「あ、え……あっ、ごめんなさい！　もしかして全然違うこと言ってました！？　すみません、わたし……ごめんなさい！」 頭を下げる咲夜さんにびっくりする魔理沙。

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魔理「あ、あ、違うんです。いや、違うんです！　そんなに前の作品の小さな部分を覚えていらっしゃるなんて思わなくて……びっくりして」 こっちこそ急に黙ってごめんなさい、とちょこんと頭を下げる魔理沙。 魔理「……でも、すごいですね。けっこう前に頒布したのだと思うんですけど」

ハチ🐾 @hachisu716

咲「あ、ええとあの……pixivで当時のサンプルを読ませてもらって作品を知ったんです。マリーさん（仮ね）のお名前を知ったのが２年前の夏コミだったので、もう手に入らなくて……それで、○○さんに貸してもらって……」 それを全ページ写真に撮って、今も読み返してるだなんて言えない。

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魔理「ああ、○○さんですか、なるほど。そうですね、あの人ともけっこう付き合いが長いから……懐かしいな。わざわざ借りて読んでくださったんですか？」 目を細める魔理沙。 咲「はい、もう、すごく……読みたかったので」 大きく頷く咲夜さん。美人が必死に頷いてるのは実に尊い。

ハチ🐾 @hachisu716

照れたようにぽりぽりと頬をかく魔理沙。 魔理「……なんか、そこまでしてもらえるのって……嬉しいですね。なかなかないな……」 咲「いえ、マリーさん（仮だよ！ネーミングセンスいもくてごめんな🍠）の作品、本当にみんな素敵で……！」 首をふる咲夜。

ハチ🐾 @hachisu716

咲「本当に、今まで知らなくて買えなかった作品が本当に悔しくて……あの、総集編とか作られるご予定があったら、本当、ぜひ……」 あまりの欲しさについ総集編出してほしいってリクエストも言っちゃう咲夜さん。 魔理「あ、うーん……」 微妙な相槌をうつ魔理沙。

ハチ🐾 @hachisu716

ここまで咲マリらしい会話が一欠片もないんですけど、 仲良くなりかけのオタク同士がする初々しくも他人行儀な会話が大好きなので大目に見てください……

ハチ🐾 @hachisu716

魔理「小説の総集編って、読む人あまりいないのかなって思っていて……ただでさえ普段もあまり数が出ないものだから……」 あんまり乗り気じゃない魔理沙。 咲「わたし、出たら、ぜったい推します！」 思わず強く言う咲夜さん。

ハチ🐾 @hachisu716

咲「もっとマリーさん（安直だけど仮だから許して……）の作品、読む人が増えてほしくて……もったいないです、こんなにいい作品なのに」 しゅん、と胸に手をあてて悲しげに俯く、憂えても超絶美人の咲夜さん。 褒められなれてないのでとても困っちゃう魔理沙。

ハチ🐾 @hachisu716

魔理「あ、わ……どうしよ、困ったな……そこまで言ってくださるの、本当にうれしいというか……うれしいな。色んなもらう言葉が、初めてです、ほんとに」 ちょっとうろたえちゃって、眼鏡の位置を直したり、肩にかけたバッグの位置を無意味にずらしたりする魔理沙。 魔理「えっと……あ、そうだ」

ハチ🐾 @hachisu716

魔理「原稿の、文書データはたぶんだいたい全部とってあるので……えっと……良かったら、送りましょうか。って、えっと、あ、これはちょっと、押し付けがましいか……がましいな」 ちょっと赤くなってふわふわのくせっ毛頭をかく魔理沙。 咲「いっ……いいんですかっ！？」 思わず声が出る咲夜さん

ハチ🐾 @hachisu716

思わず大声出てしまったし、そもそもいくら提案してくれたとはいえデータだけくれってそれこそ厚かましいし、こっちも赤くなって鼻先を両手で覆う咲夜さん。 咲「あっ……すみませ……つい……欲し、すぎて」 欲しいって言っちゃった……！ 動揺でめちゃくちゃ本音でちゃう咲夜さん。

ハチ🐾 @hachisu716

魔理「あ、いいですよいいですよ、もちろん、もちろん！　ぜんぜん！　こっちから言ったんで……！」 お互い謝りあい頭を下げまくる咲マリさん。 咲「あ、あ……でも、お金！　今、お金お支払いします！　えっと」 慌てて財布出す咲夜さん。 魔理「や、まだいくつデータ送るか分からないですし！」

ハチ🐾 @hachisu716

財布しまってください、とあわてて手でおさえる魔理沙。 咲「あっ……そう、ですよね」 はっと我に返る咲夜さん。 魔理「それに、お金いりません。だってほら、ずいぶん前に出したものばかりだし……そろそろ再録って形でpixivで公開してもいいかなって思ってたくらいだったんです」