- a_iijimaa1
- 12507
- 190
- 8
- 65
雨も止んできたし、春休み最終日だから赤子と思い出でもつくろうかと思って海に来ている。いつもの鎌倉の材木座海岸。 赤子、初の海である。ビーチコーミングの楽しさを教えるのだ。 pic.twitter.com/gxjRNhh6Hu
2020-04-01 10:49:15なんかいきなり凄いもの見つけた。いくらすぐに深海とはいえ、これ相模湾初確認じゃない?! pic.twitter.com/AQcz2heCxF
2020-04-01 10:52:17ひっくり返してみた。 円形の口器。間近で見るのは初めて…。 なんだろう。でかいホウネンエビじゃなくてラディオドンタ目だよねこれ。アノマロカリス属?カナデンシスではないと思うけど、もしかして新種かな。 pic.twitter.com/lx9TDQdzcJ
2020-04-01 10:55:38よく見たらあちこち打ちあがってる。潮の関係かね。かなり広範囲に打ちあがってそう。全長は30~40cmほど。カナデンシスだとしたらまだ成体じゃないと思うけれど、もしかして産卵のために接岸してきたとか。一昨日風が強かったからな。 pic.twitter.com/59u0HPajrZ
2020-04-01 10:59:51あ、漁労くずか。 サザエとかまとめて棄ててあったし、網にかかったのかな。それにしてもかなり多い。2、3頭まとまって打ちあがってるところもある。 pic.twitter.com/eSYaBp64et
2020-04-01 11:02:34模様のパターンからすると2種類いるのかな。 もしくは成長段階か、雌雄差か。まったく詳しくないのでさっぱりわからない。 pic.twitter.com/UMZplv1GLi
2020-04-01 11:09:19いや、すごいものを見た。 鎌倉で見たのは初めてです。 pic.twitter.com/ZArTacINVU
2020-04-01 11:10:51帰宅ー。 さて、拾ったラディオドンタだが、いくつかは標本にするとしてずっと気になっていたことがある。 アノマロカリスはどんな味がするのか。私の経験上、分類群が近いものはわりと似たような味がすることが多い。原始的な節足動物ではあるが、どのような味であるか…。 pic.twitter.com/fKHKhQfT8P
2020-04-01 11:42:47ぜひとも刺身で食べたいところだけれど、さすがに漂着したものだし生食は避けたい。 昔ハイアイアイ群島のハイダダフィ島を旅行した時に、見学させていただいた臨海実験所の職員さんが、小さめの2cmくらいのラディオドンタ(たぶんフルディア)の佃煮を分けてくれたことがあるが、醤油味しかしなかった。
2020-04-01 11:45:33あ。 おいしくない。 エビとイカのすり身に味をつけないで素揚げした味がする。 ぷりぷりしたものを想像したけれど、どこまでもフカフカした食感。たいてい海産物は油で揚げればおいしく食べられるのだが。ただ、ヒレの部分はじっくり揚げたからかパリパリしてる。あと付属肢が筋肉質でエビみたい。 pic.twitter.com/WcNRakMN2C
2020-04-01 11:58:14、紫サラミ(@2210ieofkome)さんがコメント欄で、種明かしとメイキング編を教えて下さいましたので、追加します。
いや〜、素晴らしい。そして揚げ物おいしそうw
午後には種明かしをしなければならないらしいので、早々に。 すみません、ホラを吹きました(みんな知ってる) アノマロカリスなどラディオドンタ目の動物は相模湾どころか世界中どこを探しても見つかりません。既に絶滅しています(みんな知ってる) やーい、だまされたー(いやみんなわかってる)
2020-04-01 14:07:24海岸の写真のアノマロカリスは粘土細工です。まずはこの説明から。 pic.twitter.com/v3JC6bKXHm
2020-04-01 14:07:30アノマロカリスの教材として使える模型を作ろうというのは、かなり昔から、たぶん僕が学生の時、博物館でボランティアスタッフをしていた時から考えていました。 問題は、私は絵は描けないことはないというレベル、粘土細工に関しては、本気で作ったのは高校の美術の授業が最後という。
2020-04-01 14:07:30そんな中、土屋健先生の「アノマロカリス解体新書」を読み、また、かわさきしゅんいち先生の美しい模式図やイラストを見て、やはり教材模型を作りたいという欲求がふつふつとわきました。これが2か月前のお話です。後々、教材利用することを考え、出来るだけリアルに作ろうと考えました。 pic.twitter.com/Sm801mlsnZ
2020-04-01 14:07:33材質は、悩んだのですが、プラスチック粘土のモデナおよびすけるくんを使うことにしました。ある程度透明感が欲しかったので、すけるくんはかなり役立ちました。いくつか素材を試して組み合わせています。写真は、パーツをつくっているとこ、です。念のため、2体つくることにしました。 pic.twitter.com/lxSfewvtGl
2020-04-01 14:07:44すけるくんは、乾くと左下の写真のように半透明になります。 一方、胴体の方にはモデナで内蔵を作りました。緑色は中腸腺、中心に消化管。頭の方には胃と心臓が来ます。血管系はエビを参考につくりました。血管の色は、ヘモシアニン血を意識して青めにつくっています。 pic.twitter.com/lDHs3Lvvnu
2020-04-01 14:07:54ちょっと茶目っ気を出して、卵巣を作ってみました。ネタとして使うかはさておいて、生殖巣があるならこのあたりかな、と。 pic.twitter.com/bMmhgumd7v
2020-04-01 14:07:58パーツが揃ったので組み立て。 質感は、ラガニアで指摘された軟体っぽさを出しつつ、ちゃんと体節があるように見える構造を目指しました。 pic.twitter.com/iCwtv9pMVG
2020-04-01 14:08:10付属肢をつくります。薄く伸ばして乾かしたすけるくんを粘土に切り貼りして、ハサミでチョキチョキやります。アノマロカリスは三叉の棘がある、とのことなので、それに近い形にしました。 pic.twitter.com/1a21lozh71
2020-04-01 14:08:22同様に、乾かしたすけるくんを彫刻したりハサミで切って、鰓や口器をつくります。この辺りは切り紙やってるみたいで楽しかったです。 pic.twitter.com/6eN6p1wCRU
2020-04-01 14:08:33