戸坂潤の青空文庫収録作一覧をざっくり年代順にしてみたよ — 君が「ちょい不親切」と言ったから今日は〈戸坂潤記念日〉

かなりざっくりです。 途中から文中表記に気がついたり、国会図書館サイトでの確認が面倒になったりで、 ・底本の発行年月日 続きを読む
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早川タダノリ @hayakawa2600

もっと戸坂潤が読み返されますように(祈り)

2020-04-04 23:20:44

戸坂潤:1900年(明治33年)東京神田に生まれ、5歳まで母方の実家石川県羽咋郡で育つ。第一高等学校を経て1921年(大正10年)京都帝大文学部哲学科入学。1924年同大学院へ。25年三木清帰国、所謂”哲学一高会”がもたれるようになる。徴兵で陸軍重砲隊へ。1926年(大正15年)京都工芸学校、同志社女子専門学校講師となり、「範疇としての空間について」等空間論を多く執筆。29年頃からマルクス主義研究を始める。1930年(昭和5年)共産党員を自宅に泊めたて梯明秀と共に検挙されるが、戸坂自身は一週間で釈放。1931年、法政大学講師となり上京。1932年(昭和7年)岡邦雄、三枝博音らと唯物論研究会を設立し『唯物論研究』創刊号発刊。「京都学派の哲学」(『経済往来』)発表。以後批評論文を精力的に執筆。37年大森義太郎、岡邦雄、向坂逸郎、中野重治らと共に執筆禁止になる。1938年(昭和13年)弾圧の熾烈化の中で、唯研解散。『唯物論研究』を『学芸』と改題して刊行するも、発行禁止にとなり、11月29日、所謂唯研事件で岡、永田広志、古在由重らと共に検挙された。1940年12月保釈出所。44年9月日本敗北の時期にほぼ見通しをつけてから東京拘置所へ下獄。1945年5月空襲のため長野刑務所へ移送。7月栄養失調と疥癬のため急性腎臓炎を発病。8月9日獄死。

参照:思想家紹介 戸坂潤|京都大学大学院文学研究科・文学部

早川タダノリ @hayakawa2600

戸坂潤は青空文庫で多くがタダで読めるのはいいが、仕様とはいえ目録がちょい不親切で、年代順にソートできれば初めて読む人にも便利だろう。 「今は民衆に伝統を強制する者は用心せねばならぬ」(日本の民衆と「日本的なるもの」aozora.gr.jp/cards/000281/c…)とか珠玉の論考がたくさん。

2020-04-04 23:30:35

ざっくり年月順(初版日・刊行日・文中表記など混在)

早川タダノリ @hayakawa2600

さらに北林雅洋編『戸坂潤全集未収録論文集』(こぶし書房、2016年)もあり、「戸坂潤」の名前ではもう公表できなくなっていた「大東亜戦争」下に、変名で執筆した文化論などがおさめられていて、そのペンによる抵抗には泣けてくるものがある。amazon.co.jp/exec/obidos/AS…

2020-04-04 23:41:52