茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2513回「新型コロナウイルスの、「くじ引き」で病状が悪化する恐ろしさ」をテーマに、７つのツイート、＋NHKおはよう日本のガラパゴスニュース局の惨状」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２５１３回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

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ボリス・ジョンソン首相の病状が悪くなって集中治療室に移ったというニュースは英国内で衝撃をもって迎えられている。政治的な影響はもちろんだけれども、ジョンソン首相が強健な心身を持つ人というイメージで、軽症で済むことも多いコロナウイルスで悪化するという予想ができなかったのである。

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ジョンソン首相は、ふだんから自転車で通勤したり、ランニングをしたり、タバコも吸わないなど、健康で強いイメージ。そのジョンソン首相でさえ、コロナウイルスでここまで悪化することもあるという事実が、この病気の恐ろしさを伝えている。

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しかも、比較的軽い症状で自己隔離していたのが、感染確認から１０日を過ぎてから悪化する。そのような経緯をたどることもあるのだということが新型コロナウイルスのたちの悪さを示している。いろいろ予想ができないふるまいをするのが、COVID-19という病気なのであろう。

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新型コロナウイルスは、クジを引くような病気。当初は高齢の方、既往症を持つ方が重症化すると伝えられていたが、若い人でも重症化したり、ジョンソン首相のように特に既往症を持たなくてもこのような事態になる。その方の体質と、免疫系の状態と、さまざまな複雑な要因でそんなふるまいになるの。

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結局、どんな年齢の方でも、どんな健康状態の方でも、新型コロナウイルスにかかった場合、重症化して場合によっては死に至る可能性があり、そのパラメータの組み合わせはよくわからないというのが現状であり、「クジをひくような」病気としてのCOVID-19の恐ろしさが際立つ。

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なぜ、COVID-19は、「クジを引く」ようなふるまいで場合によっては重症化するのか。ウィルスの繁殖の部位が肺に至るかどうか、免疫系が過剰反応するサイトカインストームが起こるのかどうかなど複雑系の「蝶の羽ばたき効果」のような微妙なパラメータの違いによって軽症か重症かが分かれるのだろう。

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NHK総合「おはよう日本」、緊急性のない解説を延々とやって、ジョンソン首相の病状悪化は、７時２８分になってようやく伝えた。日本在住イギリス出身の方は、これを見てどう思うか？　社会部と国際部の違いとか愚にもつかない理由が原因だろうが、国際性のないガラパゴスニュース局の惨状。恥を知れ。

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新型コロナウイルスが「くじ引き」のような病気である以上、誰でも、自分も重症化して、死ぬ可能性があると注意する必要があると覚悟をして、注意をするしかない。誰も、この恐ろしい病気の脅威から、無縁ではないのである。

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以上、連続ツイート２５１３回、「新型コロナウイルスの、「くじ引き」で病状が悪化する恐ろしさ」をテーマに、７つのツイート、＋NHKおはよう日本のガラパゴスニュース局の惨状について、計８つのツイートをお送りしました。