- quantumspin
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これ、井上真偽論と思って書いたものですが、思いの外清涼院流水さんのパートが好評なので、『動物化するポストモダン』の『コズミック』の取り扱いに釈然としないものを感じておられる方にも本稿をオススメしたいと思います。
2019-12-04 11:58:40まあ『キャラクター小説の作り方』にせよ『キャラクター精神分析』にせよ『動物化するポストモダン』にせよ、ミステリ・プロパーを納得させられるだけのキャラクター論てこれまであまり書かれていないようで、だから井上真偽論を書くのに前置きが9割を超えてしまったわけです。
2019-12-04 17:16:53あと『ガウス平面の殺人』ではアーノルド・シュワルツェネッガーの映画『ラスト・アクション・ヒーロー』が終始重要な役割を果たしているので、この映画のファンにもオススメですね。
2019-12-05 21:04:42このあたりは瀬戸川猛資さんの『夢想の研究』を意識し書いてもいます。『夢想の研究』では『ロジャー・ラビット』がいい仕事していますが、『ガウス平面の殺人』でも『ロジャー・ラビット』はいい仕事していたりします。
2019-12-06 19:14:43『夢想の研究』といえば、私は『太古の祭り』を読んで図らずも泣いてしまったのですよね。これぞ評論の真髄と感動し、ああ評論てやっぱいいわと、その価値を再認識した文章で、未読の方はぜひ読んで欲しい。
2019-12-06 19:22:26メフィスト評論の応募フォームには好きな評論家と評論作品を書く欄があったのですが、私は法月さんの『ノックス・マシン』と瀬戸川さんの『夢想の研究』を選んでいたりします。
2019-12-06 19:27:51梗概と言えば、今回メフィスト賞らしくキャッチコピーも書かされたわけですが、『ガウス平面の殺人』のキャッチコピーは『キャラクター認識論が文芸批評を刷新する!』でしたかね。
2019-12-06 20:14:23私のtogetterで一番アクセス数が少ないのが若竹七海さんの回で、なんというか、個人的評価と世間一般の認知度との乖離を悲しく感じてしまうのですが、あの人が先駆的な技巧を駆使しミステリを紡がれてきた史実は繰り返し強調しておきたい。『ガウス平面の殺人』にも少し登場いただいています。
2019-12-06 23:14:11