【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第266話「南安の龐徳」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第14巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」26】 翌日、諸将を集めた于禁は、中軍、つまり主力が正面の大路から進撃、七軍は七つに別れて樊城の北十里の地点で陣を構えることに。龐徳は山の後ろに陣を構えろと。龐徳はいざというときに素早く動けないと抗議しますが、于禁は黙らっしゃいと一喝。

2020-04-23 16:08:06
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【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」27】 曹操から援軍の指揮を任されたのは自分だ、と布陣替えの意図を伝えることなしに有無を言わせず命令に従うように強要します。かくして、慌ただしく陣変えをする魏軍。一方、樊城は相変わらず外部との連絡が取れず、すっかり意気消沈しています。

2020-04-23 16:10:18
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【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」28】 魏軍の動きは関羽に報告されます。なに、と関羽。もしかしたらこの陣変えが味方を危機に陥れるかもしれないと、情報を注視。中軍が正面に、七軍は北十里の地点、そして気になる龐徳軍は山の後ろに回ったと聞いて、関羽は少し余裕の表情を浮かべます。

2020-04-23 16:13:01
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敵の七軍が陣を移したのはどういう場所かという関羽の質問に対し、樊城の北を流れる罾口川(そうこうせん)と呼ばれる川がある場所という答え。付近には襄江(じょうこう)白河があると言います。襄江とは、漢水のうち、襄陽から長江との合流地点までを指します。

2020-04-23 16:19:22
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【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」30】 いずれも雨が降ると谷から落ちてくる水を加え水かさが増すと聞いた関羽。平地もほとんどなく、谷は深く、山は険しく人馬も容易に越えられず、それがため樊城は無双の要害と言われるとまで聞いた関羽は、関平に勝ったぞ、と宣言して高笑いします。

2020-04-23 16:21:23
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【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」31】 はっ?と疑問顔の関平に対し、よく覚えておけ、勇だけでは戦に勝てぬことを見せてやる、と関羽は勝利を確信したかの表情で告げるのです。年老いたとは言え、また負傷をしているとはいえ、圧倒的な存在感を見せる関羽の姿が印象的な最後のページ。

2020-04-23 16:24:55
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座266「南安の龐徳」32】 果たして関羽はいかなる智略を用いて、魏軍を攻略するのか…。続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-04-23 16:25:49