橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に対する批判

『ふしぎなキリスト教』に対するtwitter上の批判を集めました。
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Hiroyuki Kurosaki @capnoir

購入した『ふしぎなキリスト教』、奥付に2011年6月6日第3刷とある。かなり売れているようだ。

2011-06-17 22:04:35
と⭐️てくのん @Toteknon

鹿嶋春平太の本とか、よくわからんキリスト教本に慣れてるから目新しいもんじゃないなぁ @Kociarniczka @kogarasu1982 @antonianjp 『ふしぎなキリスト教』

2011-06-17 22:07:49
長倉崇宣/Tak Nagakura @chohsuke

『ふしぎなキリスト教』(橋爪・大澤、講談社)の書名を、僕のTLでよく見かける。面白いと思うのは、非信者/教会外の聖書に詳しい人からは「あんなデタラメな本!」という意見が多いのに対し、信仰者からは比較的好意的というか「おもしろい」という意見が多いように思えること。

2011-06-17 22:22:49
こちゃ (MODERNA💉💉Pfizer💉) @Kociarniczka

「ふしぎなキリスト教」を笑う為には、それなりの知識も要るのである。従って信徒が笑えないと言うのは、ゆゆしき事態なのかもしれない。

2011-06-17 22:36:06
しのぶ @shinobuyoshi

橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』は、イエスが「神の子」であることに大きな意味を与えているけれど、「神の子」について、通俗的な理解、とはつまり、「神と子と聖霊」ってあったから神の子が聖書で現れたら重要だよな、というものでしかない。だから→

2011-06-18 00:05:37
しのぶ @shinobuyoshi

→例えば「イエス・キリストは『神の子』だ、という考え方です。神の子イエス・キリストは、またもう一回り大きな存在になった。これはもう、ユダヤ教の考え方ではない」と語れる(153頁)。しかし、ユダヤ教聖書のギリシャ語訳の中には「神の子」という表現が何度か現れており、それは→

2011-06-18 00:05:56
しのぶ @shinobuyoshi

→神的な存在を指すこともあるが(創世記6章2、4節LXX)、イスラエルに属する人間を指すこともある(申命記32章43節LXX、詩篇88章7節LXX、知恵の書2章18節LXXなど)。従って、イエスが神の子である、という理解はユダヤ教との分離を示すわけではない。→

2011-06-18 00:10:33
しのぶ @shinobuyoshi

→更に、イエスやパウロが生きたローマ帝国では「神の子」と言えば皇帝を指す場合があった(アウグストゥスなど)。従って、「イエスが神の子」という言葉を考える際には、政治的要因も考える必要がある。橋爪氏と大澤氏の議論では、このユダヤ教的な背景もローマ世界に対する考察も欠いて→

2011-06-18 00:15:43
しのぶ @shinobuyoshi

→勝手な「神の子」理解を思いつき、それを「確立したのは、パウロです」と書いてしまう(153頁)。しかし、そもそも、パウロの「神の子」発言が複数形であること、それがキリスト者を指すという点から、橋爪氏と大澤氏の理解が誤っていることが分かる→

2011-06-18 00:20:53
しのぶ @shinobuyoshi

先程の私のhttp://t.co/o21SBWU に訂正です。失礼しました。 ×しかし、そもそも、パウロの「神の子」発言が複数形であること → ○しかし、そもそも、パウロの「神の子」発言が複数形である<場合もある>こと

2011-06-18 00:44:50
しのぶ @shinobuyoshi

→(ロマ8章14節、同19節、ガラ3章26節)。補足)「ユダヤ教には、……神の子という考え方はなかったと思う」(167頁)とあったのを思い出した。橋爪氏と大澤氏の勉強不足が明らかに分かる箇所。彼らのキリスト教/イエス理解が「神の子」理解に大きく頼っていることは明らかだが→

2011-06-18 00:25:16
しのぶ @shinobuyoshi

→実は、この程度のことも調べもしない思いつきであるということを示している。これが典型的に示しているように、彼らの議論は貧弱で誤った知識をさも分かったように語っており、全くキリスト教の理解に寄与しない。「キリスト教を踏まえないと、ヨーロッパ近現代思想の本当のところはわからない。→

2011-06-18 00:29:14
しのぶ @shinobuyoshi

→現代社会もわからない」と橋爪氏は語るが(345頁)、この程度の知識(というより、聞きかじりの思い込み)であれば素直にキリスト教について自分は何も知らないと語るのが当然だし、そもそもそのようにして自分の無知を知り、それを明らかにすることこそ学者のあり方だろう。→

2011-06-18 00:32:36
しのぶ @shinobuyoshi

→何が分かっており、何が分かっていないか、それを人々に明らかにすることが学者の務めではないの?しかし、本書は、分からないことを分かったようにさせている、この点で、最低の一冊だと思う。ひどい言葉だけれども、これが私の本心です。

2011-06-18 00:36:00
psgaba @psgaba

橋爪氏は宗教に関する本を何冊か出してるはずだが……。仏教やイスラム教の理解も同水準と考えたほうがいいのか。 / 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に対する批判 http://bit.ly/lcfLqH

2011-06-18 01:07:43
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

#hushigichri 「中世の神学では、(・)神についてはそもそもポジティブには何も言えないのではないか、ということになりました。否定神学と呼ばれるもの」『ふしぎなキリスト教』pp.287-288 中世を待つまでもない

2011-06-21 00:40:16
四谷(YOTSUYA) @Boyakimasse

Amazonのレビューで、大澤真幸・橋爪大三郎の『ふしぎなキリスト教』が、おそらくキリスト教徒たちによって組織的にメタメタに酷評されている。それもまた楽し。

2011-06-22 18:51:28
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

@Boyakimasse  僕はキリスト教徒じゃないですよ。

2011-06-22 20:22:29
四谷(YOTSUYA) @Boyakimasse

@kanedaitsuki レビュー書かれた方ですか?真面目で立派な批判なのでこれは誤解致しましたm(_ _)m 社会学者は機能的観点からしか宗教をとらえませんから限界ありなんでしょうね。

2011-06-22 21:42:33
@margaret222

活発かつ建設的な議論・批判はなされるべきだと思いますが、『ふしぎなキリスト教』の橋爪大三郎氏の研究室に「重複をいとわずどんどんメールを送りつけ~痛い目を味わせる」という意見⇒@marikobabel には、賛同できません。

2011-06-22 02:59:34
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go

@yasuraoka 「ふしぎなキリスト教」の説くキリスト教というのは、要するに古代の迷信と屁理屈です。キリスト教は迷信であり屁理屈であると教える本に、なぜ教会が感謝しなければならないのか不思議だなぁ。

2011-06-22 08:47:01
しのぶ @shinobuyoshi

『ふしぎなキリスト教』、話/論理の流れや発想が面白いと言う人が居るかも知れないし実際に居るようですが、誤った知識の上に成り立っている本ですから、少なくとも本書の目的である「キリスト教を理解する」(344頁)為には役立たないと考えるのが妥当でしょう。

2011-06-22 09:34:24
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

#hushigichri 『ふしぎなキリスト教』の誤謬について一人が全部をカバーしきれるわけがないという奇妙な擁護をしてた人もいる。自分が詳しくないことなら知ったかぶりしなきゃいいだけじゃん。

2011-06-22 12:21:59
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

#hushigichri 『ふしぎなキリスト教』Amazonレビューがあれだけ好評価の中投げ込むのは不安があった。反対票をたくさんいれられるだろうと。支持の方が多いなんて意外でした。

2011-06-23 12:32:09
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go

@marikobabel 「ふしぎなキリスト教」は素人目にはわからない手抜きの欠陥住宅みたいなもの。よくよく調べると基礎がゆがんでて、柱が曲がってて、屋根裏で雨漏りしてて、床下はシロアリの巣になってる。でも見た目はそれなりにこぎれいにできてます。ブランド力もあるしね(笑)。

2011-06-23 19:11:43
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