#検察庁法改正案に抗議します 法律家の議論。

玉井克哉（Katsuya TAMAI） @tamai1961

何度も言いますが、黒川東京高検検事長の定年を延長したことの当否は、この国家公務員法改正案とは、別に論じられるべきものです。

Takehiro OHYA @takehiroohya

はい、というわけで現行国公法81条の3が検察官に適用可能かという問題と、2022年以降に全検察官の定年を延長するという問題がとても重なって見えるけど別々にきちんと考えてほしいという趣旨です。で、後者についてはきちんと理解してくれと説明したけど前者には何も言っていないからそのようにね。

shoya @sho_ya

反応が多く，驚いておりますが，とりあえず，日弁連会長声明を紹介いたします。 「改正案によれば、内閣及び法務大臣の裁量によって検察官の人事に介入をすることが可能となり、検察に対する国民の信頼を失い、」　続く

shoya @sho_ya

承前 「さらには、準司法官として職務と責任の特殊性を有する検察官の政治的中立性や独立性が脅かされる危険があまりにも大きく、憲法の基本原理である権力分立に反する。」 nichibenren.or.jp/document/state…

shoya @sho_ya

弁護士には，企業や組織で働くことのできない，協調性や調整能力に欠けた人も少なくありませんが（色々語弊がある。），今回の黒川検事長問題，検察庁法改正問題には少なからぬ弁護士が共通・一致して反対しています。詳細は江夏先生の以下の記事を御覧ください。 blog.livedoor.jp/tokyolaw/archi…

玉井克哉（Katsuya TAMAI） @tamai1961

嗤うべきものだと思います。 人事に「介入」とありますが、もともと人事権は法務大臣にある。その法務大臣と内閣が人事に「介入」するって、意味がわかりません。 定年延長を目当てに媚びるような者は、まずその前に、検事正や検事長になるためにそうするはず。現状との制度的な違いは、わずかです。 twitter.com/sho_ya/status/…

曽我部真裕／Masahiro SOGABE @masahirosogabe

もともと検察官の任命と補職は法務大臣で、検事総長や高検検事長の任免権は内閣にあって政治的統制が法律上は可能になっていますね。慣例の話と法律の話が錯綜しているところがややこしいです。

向井蘭 @r_mukai

検察官はほとんどが定年の63歳までに肩叩きされて退職し公証人等のポストに就きます。実際は60歳前に辞める人がほとんどのような気がします。63歳まで検察官でいられる人は一定のポストにいる人だけのはず。このような慣行があるので、実際は特定の幹部のみの定年延長になりますね。違いますかね？ twitter.com/mainichi_dmnd/…

毎日新聞デジタル報道センター @mainichi_dmnd

コロナ禍の中で、８日に審議が始まった検察庁法改正案。支持政党やイデオロギーに関係なく疑問を感じている人が多いとみられ、著名人も軒並みツイート。批判の声が広がっています。 mainichi.jp/articles/20200…

2020-05-10 14:30:00

Takehiro OHYA @takehiroohya

すごく大量に通知が来ていて全部見られないので、目についた範囲で簡単に答えられるものについてだけ補足を。あと言及済みの点も多いのでそれは略します。

Takehiro OHYA @takehiroohya

「2008年から検討が始まっているという資料は」以下に人事院が2018年に出した意見があり、そのなかでこれまでの経緯についても説明されています。 jinji.go.jp/iken/moushide.…

Takehiro OHYA @takehiroohya

「自衛官の定年も延びるのか」今回の法案で延びるのは（簡単に書くと）防衛省の文官で、自衛官は対象外。もともと若年定年制で一般公務員とは別立てになってるからだと思います。ただし防衛省は自衛官についても伸ばす方針をすでに明らかにしています。

Takehiro OHYA @takehiroohya

「定年延長が人事院でなく内閣の権限になってるのは」断言できませんが、そもそも検察官の身分って検察庁法で直接規定されてる部分が多くて人事院規則関係してないでしょという気は。給与についても人事院勧告ではなく直接法定してるわけで。→

Takehiro OHYA @takehiroohya

→加えて、一般公務員については6x歳の誕生日から年度末までに異動させなさいという異動期間が設けられる予定なのに対し、誕生日で退職する検察官にはその制度がないので、同じ規制できないでしょという問題もあろうかとは思います。

Takehiro OHYA @takehiroohya

「役職定年の例外は必要か」対象になってるのは（次長検事を除いて）ある組織の最高責任者なので、必要になる事例は想定しておかないといけないんじゃないですかね。年度末じゃなくて誕生日で退職するので交代のタイミングよけにくいですよねというのも多少はあるかも。

Takehiro OHYA @takehiroohya

「役職定年を内閣が延長できるのは政治介入を招かないか」検事正（地検トップ）・上席検察官（区検トップ）について法務大臣が延長できるのに対して検事長（高検トップ）以上は内閣の権限にしてるので、より慎重な判断を求めてると通常は理解すべきでしょうね。→

Takehiro OHYA @takehiroohya

→ただ、もちろんいずれにせよ政治家の手に権限が委ねられるので運用の監視は必要でしょう。でも現在でも法律上の人事権は法務大臣にあるし、定年で辞めても弁護士になれるので、検察官は相対的には圧力に強い立場だということは確認しておく必要があるでしょう。

Takehiro OHYA @takehiroohya

「単純に全員について定年延長ではいけないのか」あり得ると思うけど若い世代の出世が単純に遅れるでしょうね（ただでさえ相当遅れてきてるのに）。それはマズいと思うから民間企業でも役職定年制度を作ってきたのでは。

shoya @sho_ya

先生，ご指摘ありがとうございます。 先生のご指摘は正鵠を射たものと拝察します。 ただ，私が危惧しているのは，これが蟻の一穴になりかねない，という点にあります。釈迦に説法で恐縮ですが，定年延長は人事と組み合わせた場合，強烈な隷従＆萎縮効果を齎す危険性があると私は考えております twitter.com/tamai1961/stat…

Takehiro OHYA @takehiroohya

とりあえずこんなところかな。思わぬ範囲から関心をいただいて驚いております（まさか自分の人生で竹宮恵子先生と写真を撮ることがあろうとは、というのと同レベルの驚き（謎））。フォローしていただいた方も多いようですが普段はたいしたことを書きませんのでそのように。

曽我部真裕／Masahiro SOGABE @masahirosogabe

この話も、制度についてきちんと議論してこなかった長年の不作為の結果の１つか。

shoya @sho_ya

曽我部先生もご指摘されているとおり，従前の慣例が，今回の法改正で維持できなくなるのではないか，という危惧がございます。 卑近な例で恐縮ですが，大きな変更を目的とする交渉は，小さいけれど確実な変更から始めます。私はそれを恐れています。 twitter.com/masahirosogabe…

山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン @otakulawyer

検察首脳を定年延長というご褒美（検事長以上は年棒2500万以上）をちらつかせ、内閣が懐柔しようとする法案。不要不急の極北。 >検察庁法改正案は、検事長などの幹部は６３歳で退く「役職定年」を設けたうえで、その年齢を過ぎても内閣が認めればポストにとどまれる asahi.com/articles/DA3S1…

山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン @otakulawyer

検察首脳を定年延長という報酬（検事長以上は年棒2500万以上）により内閣が懐柔しようとする法案。不要不急の極北。 >検事長などの幹部は６３歳で退く「役職定年」を設けたうえで、その年齢を過ぎても内閣が認めればポストにとどまれる #検察庁法改正案に抗議します asahi.com/articles/DA3S1…

山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン @otakulawyer

各種審議会、有識者会議等においても人事権は省庁にありますが、特定業界寄りや省庁の政策に賛成の有識者ばかりが選任されたり、ポストがご褒美化すれば批判の対象になります。独立性が望ましい検察首脳ポストのご褒美化をより推進しかねない制度に反対するのは当然。#検察庁法改正案に抗議します twitter.com/tamai1961/stat…