- hachisu716
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ハチ🐾
@hachisu716
妖「そういう問題じゃ……」 魔理「はいはい。じゃあおててつないで一緒にいこうなー」 妖夢の手をとって台所に行くなんだかんだ面倒見のよい魔理沙ちゃん。 そろそろついていく妖夢。
2020-05-09 22:31:00
ハチ🐾
@hachisu716
魔理「お前いくつになったの」 妖「……七十五」 魔理「ぶはっ。なんかリアル、人間的に。500歳とか聞くより」 妖「傷ついた……」 魔理「わるいわるい。じゃあ落ち着くまでおしゃべりしましょうねー」
2020-05-09 22:37:56
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@hachisu716
幽々子が広げた扇子の中に口許を隠す。 幽々子「もしね。妖夢が云うように。魔理沙が異変の犯人だったら、どうするの?」 妖夢が目を閉じて、スッと開ける。刀の柄に手をかけながら。 妖夢「斬ります」 幽々子がわずかに目を細める。 しかし強くまっすぐな視線で続ける妖夢。 妖夢「──彼女の迷いを」
2020-05-09 23:20:27
ハチ🐾
@hachisu716
対峙するふたり。 魔理沙「わたしのことは斬らないでくれ、って言ったのになあ」 乾いた声で暗く笑う魔理沙に、油断なく構える妖夢。 妖夢「行いによるって言ったと思うよ」 魔理「そうだっけか」 腕を頭の後ろで組む魔理沙。
2020-05-09 23:50:31
ハチ🐾
@hachisu716
魔理沙「ま。〈斬るもの〉に入ってるんじゃ、しょうがないか」 両腕をぶらりと下げて、それから持ち上げる。淡く光る掌を上にして。 魔理沙「……抵抗するから、いっちょ遊んでくれよ」 途端、様々な色彩の星々が舞い上がるようにして現れて、あたりを眩しく、光の海にする。
2020-05-09 23:57:59
ハチ🐾
@hachisu716
まるで色と光の洪水のような眩しい海に下から照らされながら、妖夢は楼観剣を音もなく鞘から抜き、真っ直ぐに魔理沙を見据えて、構えた。 針のように研ぎ澄まされた神経のすべてが、迷いなく魔理沙に向かう。 妖夢「────つかまつる」
2020-05-10 00:04:40