ローパワーなシャドウラン5版のセッションをやってみました、その3(4話目)
今回のシャドウランのテーマは「走る」。 シャドウランナーは1戦闘ターンに何回か行動できるのですが、移動できる距離は決まっているんですよね。歩行6・走行12だったら、1ターン内に1回行動しても3回行動しても、移動できる距離は同じとなります。
2020-06-15 02:33:45複雑動作の「全力疾走」をし、〈ランニング〉技能+筋力〔身体リミット〕判定で成功すれば、成功1ヒットごとに種族で決められた距離分だけ、さらに走ることができます。
2020-06-15 02:40:10走行での移動距離を使い切ったシャドウランナーが、そこからさらに全力疾走、あの曲がり角まで行ければ、次のイニシアチブ・パスで射撃できる! となりながらも、疾走の成功度が足りず、ぜいぜい言って足が止まってしまい、あと数歩が足りないために射撃できないなんて最高のシチュエーションですね!
2020-06-15 02:45:06映画『アンタッチャブル』での駅で乳母車を追いかけるシーンを思い出します。 映画やドラマだと普通間に合うんですよねー。 TRPGだと、そこで間に合わなくなるのが素晴らしい。自分で筋を考えていたら、そこで間に合って、カッコよく銃撃して話を終わりにしていまいますからね。
2020-06-15 02:49:49そこで間に合わず、次のイニシアチブ・パスでも体を引きずるように走り、なんとか曲がり角を曲がるけれども、もう銃を撃つ余力がない。 自分も敵も一呼吸して、次のターンの先手を決めるイニシアチブ判定に勝負が預けられる。 さぁ、どっちが早いか、試してみようぜ!
2020-06-15 02:52:39ちなみにシャドウランは、連続したターンまたは行動フェイズに全力疾走を行うと疲労し、精神に1ダメージを受けます。これは累積し3回連続だと3ダメージ受けます どれだけ走るのに厳しくしてるんだよ、このゲームと思います(しかし、この手のゲームは移動力が勝敗を決める事がよくあるので納得です)
2020-06-15 03:01:32まずは、たいしてイカれてはいない中途半端なランナーたちを紹介するぜ! (優先度「CCDDE」で、できるだけ弱くしてほしいけど、面白くなるくらいは強くしてほしいという難しい要望を的確に汲んだプレイヤーさんたちによって丁寧に作られれたランナーです)
2020-06-16 22:39:39つぐみ(女・人間) 扶養家族である妹を養っている見習いランナー。レントン地区に住んでいたが、前回エルフといっしょに仕事をしているところを地元のヒューマニスに見られたので、スノホミッシュに引っ越した。農場でバイトしている。平凡なのが特徴。運転担当で射撃がうまい、あと結構柔らかい。
2020-06-16 22:43:47キラー(男・エルフ) エルフということで父に捨てられドロップアウトしたランナー崩れ。ラン以外では、ピアノを弾いたり、清掃業務をして生活している。この間入院して眼をサイバーアイに取り換えた。堅気のピアニストになりたいみたいだが、どんどん戻れない方向に進んでいる。頑丈、格闘も得意だ。
2020-06-16 22:46:39今回のミッションは、バーとかにある全自動ジュークボックスの音楽を季節や天候に合わせて、音程やテンポを変えたりするプログラムを手掛けているAI調律師〔女性、オーク〕の転職を手伝う仕事だ(職業にSF要素を頑張って入れてみた)。 ネオネットの事務所からイーヴォの事務所にうつる手伝いをする。
2020-06-16 22:51:21「で、フィクサー、その人転職後は何をするんですか?」 「ピアニストだそうだ。キラーは会ったことあるんじゃないか?」 「(デフォルティング成功)あ、ピアノのあるバーで会ったことありますね」 「やっぱり転職しないとか言われると困るから、ピアニストになる夢を応援してやってくれよ!」
2020-06-16 22:54:36ピアノのあるバーで依頼人と会うランナーたち。マップはいつもの通り「Dave’s Mapper 」で作成。ありがたーい。davesmapper.com/dungeon 「そうそう、この柱は遮蔽になるよ」 「は、これは戦闘の予感…!」 (気づかれた…!?さすが熟練プレイヤーたちだ…) pic.twitter.com/BZOY221INA
2020-06-16 23:03:36「夢を追うために事務所を移ろうと思いまして」 「というと、事務所に何か問題でも?」 「担当プロデューサーが、ピアニストなんて儲からないと言って今の仕事を無理に続けさせようするんです……あと中抜きするんで」 「あー、中抜きですか、あー」 すまん、そんなSFっぽい話じゃないんだ…
2020-06-16 23:08:29もしかするとプレイヤーは、AI調律師という響きからもっとワンダーな話を予想していたのかもしれない…… すまない、調律師に抜けられると中抜きできる新円が減ってしまうので、それを嫌がるプロデューサーが付き合いのあるギャングを送ってきて嫌がらせをするという、そういうシナリオなんだ、これ。
2020-06-16 23:12:05プロデューサーの手ごまの予想は20~30人くらい。プロ意識1のギャングと予想しても、結構多い。 「うまく逐次投入させたいなぁ」 「とか話していると、オークの荒らくれ者8名が店に入ってきたぞ!」
2020-06-16 23:16:56依頼人が撃たれないように「下がっていてください」と言いつつ銃を抜くキラー(1回目の行動終了)。柔らかいつぐみは隠れて一般人のふり 「抜いたら、こっちも抜かないわけにはいかねぇなぁ!」 オークがピストルを抜いて次々と射撃。 俺にはスローモーションの中撃たれるキラーの姿が見えたね。
2020-06-16 23:20:31頑丈なんで何とか生き延びるけど、一般人から見ると死んだようにしか見えないキラー。不意撃ちしようとしてクリティカルグリッチするつぐみ(打ち消してグリッチに)、楽屋に逃げる依頼人、追うオーク。
2020-06-16 23:23:34オークが楽屋に通じる通路を走り、もう少しで依頼人に手が届くというぎりぎりで、グリッチでのジャムから回復したつぐみがオークギャングを2人やっつけ、戦闘終了。 キラーはへろへろになり、ホテルで安静にして過ごすことに。戦術とはいえ、やっぱり先手を譲ると危ないなぁ。
2020-06-16 23:26:30このギャングたちはプロ意識が低いので1/4(つまり2名)倒せば勝ち。 ただ、ジャケットを着たオークは結構頑丈。出目が悪いと1回目の行動で倒しきれない恐れがあるわけですな。そこでキラーがカッコつけてヘイトを稼いで、的になっておいて、その後つぐみが倒したということだそうです(後で聞いた)
2020-06-16 23:37:14キラーが回復しきった3日後、プロデューサーから依頼人にメールが 「大変です。プロデューサーが私の大事な本の場所を見つけたようなんです」 「それはどこ?」 「地下のオークアンダーグラウンドの、アストラル空間から顕現してきた天然洞窟を抜けた先にある、私が見つけた図書館です」 「???」
2020-06-16 23:47:15「私が見つけた秘密の図書館なんです。これが地図です」 「なに…これ。マヨイガ的空間では?」 「魔術とかはよくわからないんですが。洞窟はアストラル空間から顕現してきたらしいですよ」 「???」 pic.twitter.com/NE0xEo1ZnY
2020-06-16 23:54:23「プロデューサーは、私が昔話したのを覚えていたみたいなんです。たぶん、手ごまの人たちを配置しています」 「洞窟を抜けて不意打ちして、本を取ってくればいいのか。ミッションとしては分かりやすい」
2020-06-16 23:56:05図のような計画で、キラーが忍び歩きから不意打ちして、即座に本をゲット。オークは降伏。魔法使いが呼んだらしい土の精霊だけが残りの敵になります。 つぐみが適当な本を一冊取って囮になっている間に、キラーと依頼人は来た道を戻ります。 pic.twitter.com/035WzlSnWM
2020-06-17 00:07:51キラーは単純動作で依頼人を担ぎ、入り口目指して走ります。つぐみは頑丈すぎる土の精霊を倒すのを諦め、その後を追います。土の精霊は図書館を守るのが命令なのか追っては来ませんでした。 しかし、坂の下に隠れていたオークの待ち伏せ部隊4名が出てきました! オークたちも入り口を目指します。 pic.twitter.com/oRwmrfkrjb
2020-06-17 00:25:34