第一次大戦文集

ほんとせいぶせんせんはじごくですね、みなさん、ちゅうとうせんせんのほうがきょうみぶかいですよ
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なつき @Hikasuke333

1918年5月1日 「数日の行軍の間、眼に見るものとては、ただ戦慄を覚えさす荒廃のみだった。木の切り株に打ちつけられた板に、灰燼に帰した村の名前が書いてあった。一つの石も、一つの茂みも、一本の木も、かつての幸福と繁栄を語っているものは何もなかった。――ただ名前だけが残っていた」

2011-06-11 01:03:54
なつき @Hikasuke333

ドイツ学徒兵オットー・ミヒュルス、7月2日戦死

2011-06-11 01:04:00
なつき @Hikasuke333

「8月8日は本大戦中、ドイツ軍暗黒の日だった。9月15日以来ブルガリア方面の戦線が崩壊した結果ついに4国同盟の運命を決した時期を除いてはこの時ほど困難な状況はなかった」 ルーデンドルフ

2011-06-11 01:05:15
なつき @Hikasuke333

1918年10月2日 「僕らは今また移動します。それでほとんど休む間がありません。『さがれ、さがれ、ドン・ロドリゴ!』いつも退却とは、情けないことです。政治的な見通しは悪化しています。しかし、こんなに比類なく勇ましく戦った国民が滅びなければならないということは信じられません」

2011-06-11 01:06:02
なつき @Hikasuke333

ドイツ学徒兵ゴットフリート・シュミット、10月31日(!)戦死

2011-06-11 01:06:16
なつき @Hikasuke333

「敵は我が猛烈なる攻撃のため全線退却を開始した。連合軍はすべからく鋭意攻撃を敢行し、敵を壊乱に陥らせなければならない。予は、各国軍総司令官及びその部下の気力と果断とにより決勝を獲得せんとす」 連合軍総司令官フェルデナン・フォッシュ(1918年)

2011-06-11 01:07:39
なつき @Hikasuke333

「欧州大戦、なかでも西部戦線は一大戦闘方法の研究所たる感があった。これはドイツ軍、イギリス軍、フランス軍なる3名の技師の競争試験場に他ならない。

2011-06-11 01:09:26
なつき @Hikasuke333

戦前において卓上の議論をもって解決を見ざりし諸問題、または従来有邪無邪のうちに葬られし疑問点などはことごとく俎上に載せられて、その多くは明快なる解答を与えられた」 日本陸軍参謀本部

2011-06-11 01:09:39
なつき @Hikasuke333

「平時においては一国の戦法がほかの諸般の科学技術などと同様、国際的に普及する今日においては旧時のごとく戦法を固定することなく、敵に比べはるかに進歩した思想と方法をもって戦争を指導するにあらざれば偉大なる勝利を期し難きを覚悟しなければならない。

2011-06-11 01:10:23
なつき @Hikasuke333

このためには国軍に機動以外の急襲を実施するに必要なる準備訓練を施し得る機関を設けることは近代戦に直面するものの看破しなければならない着眼である」 日本陸軍参謀本部

2011-06-11 01:10:39
なつき @Hikasuke333

「ドイツの政策に対して歴史の審判がどう下ろうと、この国が優勢な敵に対し無類の忍耐と熟練をもって、四年間自己を貫いて譲らなかったことは、軍事的、人間的偉業の叙事詩として、惜しみない称賛に値するのである」 英軍事学者リデル・ハート

2011-06-11 01:11:29
なつき @Hikasuke333

「カポレットの大敗の後、イタリアに慓悍鬼のごとき一種の兵士ができた。称してアルディーティという。「豪胆兵」、「勇敢兵」というくらいではその意は尽くさぬ。アルディーティという言葉は「大胆不敵、鋭悍勇猛」などという意味だ。

2011-06-11 01:16:28
なつき @Hikasuke333

胸を開いた暗緑色の上着に、鞘を払った短刀の腕章をつけた慓悍な青年ばかり。銃を持たず、拳銃すら持たず、武器といっては一袋の手投げ爆弾と一ふりの短刀である。常に第一線に立って、爆弾を掴んで敵に放り込みながら、短刀を口にくわえて、獅子のごとく突進する決死隊である」 『大戦中のイタリヤ』

2011-06-11 01:17:06
なつき @Hikasuke333

1)アルディーティ隊諸君! 諸君らの名前は勇気、力、忠誠を意味する。君らの任務は、その犠牲による勝利だ。イタリア軍人に抵抗できる者など一人もいないことを全世界に示すことに誇りをもて。 アルディーティ綱領より

2011-06-11 01:19:31
なつき @Hikasuke333

「英軍は疑いもなく、戦闘にかけては、フランス軍よりも拙劣であった。英軍は、急速に変化する戦況を瞰制する術を知らなかった。その行動はあまりにも型にはまっていた。従来、攻撃の場合にこの欠陥が現れていたのであったが、これは防戦の場合にも同様であるだろうことを余は信じた」 ヒンデンブルク

2011-06-11 01:20:39
なつき @Hikasuke333

「フランス軍は平均して、同盟国たる英軍よりも戦闘に巧みであった。その代わり、フランス軍は、防御の場合には英軍よりも強靭さに乏しかった。フランスの砲兵は、わが軍の指揮官並びに兵士にとって最も危険なる敵であったが、フランス歩兵はそれぼど畏れられていなかった」 ヒンデンブルク

2011-06-11 01:21:17
なつき @Hikasuke333

「獅子のように戦え、侵略者どもを海に追い落とすんだ!」 オスマン第27連隊長メフメト・セフィク中佐、ガリポリ上陸作戦時のアンザック軍への反撃に際し

2011-06-11 01:25:04
なつき @Hikasuke333

「諸君らに命令するのは攻撃ではない、死だ。我々が死ぬまでに稼いだ時間の間に味方部隊が我々の陣地に就くことができるのだ」 オスマン第19師団長ムスタファ・ケマル中佐、ガリポリ上陸作戦時アンザック軍への夜襲に際し

2011-06-11 01:27:39
なつき @Hikasuke333

「命令を原文のまま無線通信で伝達せよ。神は勇気あるものを助けるであろう」 サムソノフ将軍、タンネンベルク会戦にて

2011-06-11 01:36:24
なつき @Hikasuke333

「この赫々たる戦勝は神助の賜物であり、諸官の犠牲的精神、絶大な行軍力、無比の勇敢さのおかげである。 本官は諸君に対して数日間の休息を与える。しかし今後引き続いて、ロシア軍の最後の一兵をも、貴重な、重大な試練に直面したわが領土から駆逐しうるまで、またつねに戦勝に輝くわが軍旗を敵地に

2011-06-11 01:41:27
なつき @Hikasuke333

立てうるまで、不墝不屈の闘魂を発揮して、ふたたび神とともに皇帝と祖国のために猛進せんことを望む」 ドイツ第8軍司令官ヒンデンブルク、タンネンベルク会戦戦勝に際し

2011-06-11 01:44:47
なつき @Hikasuke333

「日本のイスラーム=トルコ史研究や中東研究において、アルメニア人虐殺の問題を公平に扱わないで済ませてきた事実は、日本人研究者の関心や視角をなにがなし狭いものにしてきた」 山内昌之『納得しなかった男』

2011-06-11 01:50:55
なつき @Hikasuke333

「諸君、明払暁ノウィソルナ北方に向かい第20軍団方面に突破せんとす。明日は大なる勝利か、しからずんば光栄ある殲滅あるのみ」 独リッツマン中将、ロッヅ会戦中逆包囲からの脱出に際して

2011-06-11 01:52:21
なつき @Hikasuke333

「要するに、オスマン軍の強さは固有の組織的な戦術上、作戦上の有効性によっていた。とくに、素晴らしくまた堅固な戦闘指揮官の中核グループ、部隊を訓練し編成する能力、ドイツ流兵学、そして融通の利く先進的な組織機構は軍が効果的に使われてることを保証した。

2011-06-11 01:54:50
なつき @Hikasuke333

惜しみない兵、装備、兵站の優越とともにイギリス軍がオスマン軍を打ち負かす軍事能力を創造するのに3年以上もかかった。大戦の最後の一ヶ月でさえ、近いレベルの部隊を比べると、オスマン軍は好敵手であった。

2011-06-11 01:55:20