民主党「社会保障と税の抜本改革調査会」2011年6月27日の議事録
- smith796000
- 2677
- 0
- 3
- 6
消費税の主戦場、民主党「社会保障と税の抜本改革調査会」は本日、午後4時半開会です。合意点を見いだすべく、この週末さまざまな調整が行われたようですが、溝が埋まらないまま本番に突入します。撤回か、大荒れの強行採決か、先送りか。私は本日も「デフレ脱却まで消費税を上げない」よう求めます
2011-06-27 15:53:44民主党「社会保障と税の抜本改革調査会」開始。大串事務局長が「調査会としての意見」ペーパーを説明。「(1)社会保障の具体像は、民主党の案をできる限り反映させ社会保障の充実・強化や、低所得者への配慮を中心に、国民が安心できる社会保障の将来像を具体的に分かりやすく示す」
2011-06-27 16:43:06(2)消費税は「2010年代半ば頃まで」に「おおむね10%」まで引き上げる」等、より幅のある表現にした上で、震災復興、デフレ脱却など「経済の好転」の実現を前提とすることを明確にする。「好転」は実質・名目双方の観点から、具体的な事項を基準とする
2011-06-27 17:01:01(3)税制抜本改革は、定数削減、特別会計改革、公共調達改革等、行政改革とムダ根絶の取り組みを強めた上で実施(4)成案は閣議決定を行う前に、野党各党に協議を提案する。本年度中の法制化作業を前提に、ていねいな議論を行う
2011-06-27 17:02:12田中けいしゅう議員「一つ目。党と政府は一体ではないのか。党と政府は一体だと確認してほしい。二つ目。「税制抜本改革の実施時期等」とあるが「等」は取るべき。
2011-06-27 17:04:43田中けいしゅう議員「三つ目。消費税引き上げは「経済状況の好転の実現を前提」とあるが、前提を「条件」にしてほしい。四つ目。経済状況の好転は「具体的な事項」を基準としてとあるが、具体的な数値はどうするのか。「事項・数値」としてほしい」
2011-06-27 17:06:21木村たけつか議員「ムダづかい根絶の中に特別会計改革があるが、一般会計特別会計の予算総組み替えの旗は降ろしたのか。また、震災で経済がダメージを受ける今、なぜ経済を冷え込ませる消費税引き上げを言い出さなければならないのか」
2011-06-27 17:13:07大串議員「前提は条件と同じ意味。私は、前提ということは、好転なくして税率引き上げなし、という意味で受け取っている。数値を入れろというのは、どの数値を入れるかとかいろいろな議論があると思うので、後に議論していくことだと思う」
2011-06-27 17:14:22大串議員「総組み替えの旗は降ろしていないと理解。消費税いまなぜは去年の秋から社会保障と税の議論をはじめて一年になる。もうそろそろ待ったなしになっているのではないか」
2011-06-27 17:14:41仙谷会長「私は中途半端な法律屋で来たので、「条件」という言葉は硬すぎるというかきつすぎるというか、「前提」くらいでないと政治運営、政策運営は容易ならざる事になっていくと思う」
2011-06-27 17:15:29大久保議員「実施時期は、国債市場の動向などをにらんで機動的な対応が必要、という文を入れてほしい。また年金積立金についても云々」
2011-06-27 17:18:07松原議員「デフレ下で消費税増税はいけない。条件はきつい言葉だという話もあったが、「前提」ではなく条件とすることが必要。デフレ脱却へ決意を示すべき。「数値」という言葉も入れるべき。経済が活性化するならば消費税が10%をはるかに越えることも良いが、その前にデフレ脱却しないとダメだ」
2011-06-27 17:20:57金子洋一議員「同志社大の学生から、我々は生まれて一度も好況を経験したことがない、というメールが来た。どうしてもデフレを脱却しなければ。経済好転を「条件」とする、事項・「数値」を基準とする、という文面とし、決意を示すべき」
2011-06-27 17:22:33菊池議員「岩手県宮古市出身の菊池です。被災者の気持ちを伝えたい。二次補正がもっと前に出なければならなかった。もっと大型の二次補正を組むからと我慢してきた。それがこの時期になって、しかも一・五次になった。再建をやめるという人も出てきた。自殺する方もぽつぽつ出てきている」
2011-06-27 17:25:04菊池議員「その中で消費税上げが出てきた。彼らに追い打ちをかける。財務省が財源を心配して案を出してくるのは分かるが、それをやるかやらないか、決断するのが政治家ではないか。被災者に追い打ちをかける増税の議論は、一時凍結してほしい」
2011-06-27 17:27:24山崎まや議員「国民皆保険の堅持、社会保障費OECD並、地域医療の確保、を入れてほしい。消費税率上げについて「被災地・被災者に十分配慮する」では文言が弱い。「大震災の中長期的影響に鑑み」との文を入れなくては。ダブル増税のように受け取られてはたまらない」
2011-06-27 17:29:17山崎まこと議員「調査会の目的は、少子化にどう挑むか、だと思う。長い目で経済を支えるには、少子化を止めなければ。社会保障改革をとめる議論はなしにしてほしい。財源問題はここに書かれていることに賛成する」
2011-06-27 17:30:35斉藤進議員「榊原元財務官は、この時期に増税は絶対ダメと言っていた。政府日銀が一体となって経済を本気で回復させることを考えてきたのか。景気を過熱させ、冷ますために金利上げでなく税で対応するのがスタンダード。増税を強行すれば景気を落ち込ませ、税収すら上がらない話になる」
2011-06-27 17:31:04斉藤進議員「リーマンショック後、日銀はほとんど何もやっていない。まず他国の中央銀行と同様の取り組みをしなければならない」
2011-06-27 17:31:44山田議員「予算の総組み替え、ムダ削減をどこまでやったのか。大震災もあった。このペーパーでは消費税だけが注目されてしまう。新しい総理のもとで徹底的に考えるべきだ」
2011-06-27 17:32:37小林こうき議員「いつも10%という数字が最初から出てくる。それを言って参院選で惨敗した。総理が辞めるのだから政策転換の時。かつての経済成長を取り戻すことに取り組むべき。代表選もある。政策を聞けば良い」
2011-06-27 17:33:00中野ジョー議員「将来的な消費税上げは、ほとんどの方が理解している。2015年にこだわることに反発している。経済好転が「条件」として、不退転の気持ちで、経済好転に取り組めばよい。条件と入れるべき」
2011-06-27 17:37:20辻やすひろ議員「中期的には消費増税はやむを得ない。しかし政府の方がどう受け止めるのか見えてこない。政府がどこまで受けるのか、修正案として出してもらうようにすべき。デフレ下での年金のマクロスライドも酷い話だ」
2011-06-27 17:38:04