MMTからJGP、BIという政策への認識、経世済民に至るまでのプロセスのその共感と差異についての議論

泰然三四さんより秀逸な質問を頂き、私、織原と互いにその共感と差異を確かめ合うことができた議論考となります。
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泰然三四 @livnature

いわゆるロスジェネです。日本の政治経済についての長年のモヤモヤが信用貨幣論によってクリアになりました。反グローバリズム、反新自由主義の視点が日本には必要だと考えます。

織原 一然(かずしか)_フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

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泰然三四 @livnature

@orihara_zen ブログで勉強させて頂いてます。 私は中野氏の租税貨幣論で「なぜ日本では円のみが流通するのか?」が理解出来ました。 しかし、ある局面では信用貨幣の「信用」の部分に商品価値(交換価値)を持ち込んでしまう自分もいます。。

2020-06-04 18:46:52
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@livnature ありがとうございます。 私もブログで全てを書けているわけではありませんので、少しずつ書いていこうと思います。 そこで交換価値についてですが、今後書いてゆきたい、と思うなかでこういうのがあります。 図解をお送りします。 pic.twitter.com/V35egbIJjh

2020-06-04 18:49:27
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織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@livnature こちら、交換価値が行われる商品貨幣論の世界を否定することなく、しかしながらその交換価値は労働者の社会的常識から生まれ、その労働者の貨幣価値は国家の信用貨幣論の範囲を逸脱しない、という理論となります。

2020-06-04 18:54:08
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@livnature ですので、信用貨幣論の中で交換価値を論じるのを否定する必要は無いと思います。それは日常の買い物行為の否定にもなりますので。信用貨幣論を商品貨幣論の貨幣で語るのが、或いはすり替えてしまうのが問題なのだと思います。

2020-06-04 18:56:30
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 有難う御座います。 こちらの図解はブログでも拝見したのですが、私のアタマではいまいち理解出来ず、 特に右の三角形の意味合いと、赤字の注釈について次回のブログにでも解説頂ければ幸いです。

2020-06-04 18:58:29
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@livnature twitter.com/orihara_zen/st… こちらちょうど交換価値等についての議論をしていたトゥゲッターとなります。宜しければご参考になさってください。 ただ、私も自信があってこういうものを提示しているわけではないのでもし、新たな考察や疑問があれば、教えて下さい。

2020-06-04 18:58:48
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

「たまごん さんと織原然のマルキシズムの外生説性(商品貨幣論)と内生説(信用貨幣論)との比較対論 他」をトゥギャりました。 togetter.com/li/1426201

2019-11-05 00:23:45
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 遅筆にてすみません。 早速ご説明頂き逆三角形の意味合いが理解できました。 有難う御座います。

2020-06-04 19:02:41
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@livnature よかったです! この緑の労働貨幣論が政治思想的には「保守」であり、「保守すべきもの」なんですね。私的には。

2020-06-04 19:09:17
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 日本の伝統や歴史に根ざしたお考えかと拝察し、大いに共感しました! 少し私の考えをまとめて返信させて頂ければと存じます。 よろしくお願いします。

2020-06-04 19:36:24
織原 然フレーゲル男爵_日常用 @orihara_zen

@livnature ありがとうございます。 宜しくお願いいたします。

2020-06-04 19:41:05
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 返信遅くなり失礼しました。 出来る限り文章をまとめようと努力しましたが、乱文お許しください。

2020-06-08 16:51:40
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 1.織原さんのおっしゃる労働貨幣論の領域を、私なりに噛み砕き抽象的ではありますが「民衆の営み」という言葉に辿り着きました。 物心両面にて「民衆の営み」が満たされる状態が労働貨幣論の成功である、として論を進めたいと思います。

2020-06-08 16:51:51
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 2.まずもって数多ある経済学説の目的は、その「労働貨幣論の成功」を目指したものであったのだろうと思います。 しかしいずれの学説も、それを駆使した国家も、その目的を完全には成し遂げることなく今日に至っています

2020-06-08 16:52:22
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 3.その原因が「政治」にあるということは論を俟たないと思いますが、具体的にはM・ウェバーが「スポイルズシステム」と呼ぶ「邪な営み(あえて営みとします)」が、大なり小なり権力の分け前に与ろうとした結果、

2020-06-08 16:53:03
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 4.本来、その経済学説の成功に必要な様々な前提を濁してしまったのだろうと思います。 これはなにもレントシーキングに限ったことではなく、経済論壇に常在する権威主義に根ざした「批判の連鎖」が作用する場面も多かったように想像します。

2020-06-08 16:53:39
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 5.また自由資本主義社会においては、広義の不確実性がもたらす諸々の現象が変数的に関わり、結果として理論を覆すことも否めないと思います。

2020-06-08 16:54:07
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 6.そのような観点から、MMTにまつわるtwitterでの論争には不毛性を感じており、JGPやBI、裁量的財政の可否などの制度設計論議によってゼロサムゲームに陥ることは、新自由主義者を利することにならないか?との危惧を抱きます。

2020-06-08 16:54:30
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 7.例えば、「保障」に立つJGPであれば国家が賃金を保障する事業(中身はなんであれ)を行政が外部委託し受託事業者が中抜きする仕組みは容易に想像できます。しかもJGPの設計上(失業者救済の観点から)その事業の成果を可視化することは難しいでしょう。

2020-06-08 16:54:56
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 8.さらに言えば、「(中身はなんであれ)」の事業に、身体的・時間的拘束が伴うのであれば、「マイルドな強制収容所」のようで、あまり人道的とは言えないプログラムになるかもしれません。

2020-06-08 16:55:13
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 9.しかし、「マイルドな強制収容所」でなければ、(賃金の大小に関わらず)社会通念上ゆるしがたい特権と見なされ、国民の分断に繋がる恐れもあります。 このような問題は、BIであれば国民の平等な「権利」として解決するかもしれません。

2020-06-08 16:55:37
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 10.ここで余談を挟むことをお許しください。 私はR・ブレグマンの「貧困は人格の欠如ではなく金銭の欠乏である」との言葉が真理であると感じ、BIには肯定的な立場です。 できれば織原さんのBI観をお伺いしたいです。

2020-06-08 16:55:56
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 11.拙論ですが、私のBI設計の要旨を簡略化すると以下の組み合わせです。 ①国民一人10万円/月給付(非課税) ②所得税50%(フラットタックス、課税免除なし) ③分離課税廃止 ④相続税100% ⑤法人への雇用義務(粗利の〇〇%など)

2020-06-08 16:56:26
泰然三四 @livnature

@orihara_zen 12.上記の目的及び(インセンティブ)は以下の通りです。 ①最低限度の生活保障(結婚・出産・子育て) ②応能負担の平等性確保(納税の単純可視化) ③金融市場規模の適正化(社会的価値への回帰) ④金銭的ヒエラルキーの解消(教育投資) ⑤技術的失業対策(イノベーション)

2020-06-08 16:56:50
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