いまどき「マンガやアニメやゲームを50代が楽しんでいる」と聞いても不思議には思わないだろうに、ラノベだと「50代が読んでいる」ということがふんわりと問題視されてしまうのは、ラノベ定義論にかかわる問題だと思うんですよ。
2020-07-28 12:51:48大学生の頃にファンタジアやスニーカーの創刊に立ち会った「狭義のラノベ第一世代」であるワシが55歳である。 「狭義のラノベ」ですら30数年の歴史があるのに「最近ラノベを知った人」はその事実を認識できない。
2020-07-28 14:40:38漫画もアニメもゲームもロックも、かつては「いずれ卒業して、真っ当な大人の趣味にシフトするもの」と見なされていたのだ。
2020-07-28 14:43:11「先史」としてのソノラマやコバルトなどがあり、ファンタジアとスニーカーが創刊し、電撃の分離があった。実はその後、90年代に多数の出版社が参入したけど短命で死屍累々という時代があった(集英社Sファンタジー、ログアウト冒険文庫、竹書房ガンマ文庫、ゲーメストX文庫)。
2020-07-28 15:43:3900年前後にファミ通文庫やスーパーダッシュなど「一度撤退した出版社」の再参入と既存レーベルからの枝レーベル(富士見ミステリーなど)でラノベが再勃興。完全新規参入したMFの成功が呼び水になってGAやHJなどが生まれ、更にそれらが安定した後になろうブーム。 このあたりが私の史観。
2020-07-28 15:47:00もちろん目立たないけど「MF以降の定着組」となろう&新文芸ブームの間にも消えていったレーベルや出版社はいろいろある。メガミ文庫とか竹書房ゼータとか。 決してラノベも右肩あがり一直線じゃない。
2020-07-28 15:52:54なんだかんだでメディアファクトリーという「それまで文芸文庫の実績をほとんど持たない出版社」の成功が00年代前半のラノベ出版状況に与えた影響は大きかったんじゃないかなぁ……と思ってる。
2020-07-28 15:56:44ライトノベル通史、概略だからアレがないコレがないは言っても仕方ないんだけど、「MFの成功が呼び水になってGAやHJなどが生まれ」と「更にそれらが安定した後になろうブーム」の間でケータイ小説の書籍化ブームと、PHP研究所がボカロ小説をB6ソフトカバーで出し始めたのはかなり大きいポイントだと思
2020-07-28 18:52:17ケータイ小説はweb連載小説の書籍化として定着、それでもまだDeepLoveや恋空はハードカバーだったし、MWが魔法のiらんどに用意したのは文庫レーベルだった。PHP研究所は文庫売場での競争を避けてボカロ書籍をB6判で出して大当たり。
2020-07-28 18:58:33