アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、怪物くん(第2作)22A話脚本:尺の有効利用
- makimogpfb
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#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 26 最後は夕暮れの空を映して終わるが(アニオリ)、同じ終り方がMASTERキートン(脚本)にも出てくる。 また、夕暮れのシーンは数多の作品で印象深い。 pic.twitter.com/PccDHximCY
2020-08-09 14:35:53#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ1 とにかくミスター・シャドウが、どこか憎めず可愛い。こういった、敵役の愛嬌はカイジ1・2期(シリーズ構成・脚本)はじめ多数見られる。そのように視聴者に感じさせる技術に秀でるのだと思う。
2020-08-09 14:38:18#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ2 そもそも高屋敷氏は、人間の色々な側面を描きたい意向があり(宝島ロマンアルバムのコメントより)、それもあってか、善悪のラインを明確にしない。それに持ち前の、キャラを可愛くする技術も合わさり、シンパシーを覚える敵役が形成されるのだと考えられる。
2020-08-09 14:39:07#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ3 ミスター・シャドウの雰囲気は、じゃりン子チエ・チエちゃん奮戦記(脚本)のレイモンド飛田を彷彿とさせる。 愛嬌があり、主人公側に酷い目に遭わされるのが可哀想な所が共通している。 どちらも、愛嬌を強化している効果が出ている。 pic.twitter.com/bdu1yIkNxs
2020-08-09 14:39:56#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ4 中盤で出るアニオリの、映画『激突!』っぽい描写は気になるところ。高屋敷氏含め、古くからアニメに携わる人達には映画好きが多いと感じる。映画が娯楽の中心だった世代だからだろうか。また、映画(特にハリウッド)に追い付きたいという気概もありそうだ。
2020-08-09 14:40:50#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ5 全体の構成としては、原作をどう調整するかが凝っている。とにかく高屋敷氏の脚本作は技巧的で、色々と細かく計算されているのを感じる。これは本作とほぼ同年代の、じゃりン子チエ(脚本)で特に花開いた長所で、本作と、じゃりン子チエの接点は興味深い。
2020-08-09 14:44:02#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ6 時代的な話をすれば、1980~81年に高屋敷氏が手掛けた脚本の量はかなり多く、放映は本作が1980年、じゃりン子チエが1981年である。なので、じゃりン子チエ的な巧みさ(複雑で緻密な構成など)が共通するのは不思議ではない。
2020-08-09 14:44:55#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ7 高屋敷氏にとってのシリーズの最小単位は3話、エピソードの最小単位は、今回のような(約)10分ものと考えられる。この「最小単位」の使い方も、同氏は上手い。これをうまく積み重ねれば、上手いシリーズ構成になるのも理にかなっている。
2020-08-09 14:45:34#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ8 とにかく高屋敷氏は、時間の使い方が非常にキッチリしている。近年のグラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)でも、今回のような「エピソードの最小単位である10分」を実に上手く使っている。グラゼニは本当に、同氏の経験と才能が詰め込まれている。
2020-08-09 14:46:31#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ9 本作における高屋敷氏の脚本回は、今回で最後となる。後に同氏は、本作のオマージュが多数出る『怪物王女』に脚本参加するので、その繋がりを見ていくのも面白い。
2020-08-09 14:47:10#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ10 こちらも紹介: 高屋敷氏の野球経験について、以前作成したまとめ↓ min.togetter.com/iUQxCbe
2020-08-09 14:50:33#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ11 こちらも紹介: 私のブログの、アニメ版グラゼニについての記事一覧↓ makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2020-08-09 14:51:56#高屋敷氏脚本怪物くん22A話 まとめ12 こちらも紹介: グラゼニに関する(私の)ツイートまとめ一覧↓ 1 togetter.com/t/%E3%82%B0%E3… 2 togetter.com/t/%E3%82%B0%E3… 3 togetter.com/t/%E3%82%B0%E3…
2020-08-09 14:54:38続きはこちらです: