- sakana6634
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【領(えり)のはなし~古墳壁画・埴輪に見る女性装束篇】※過去ツイート再掲 ブログ元記事: depth333trench.blog.shinobi.jp/Entry/183/ pic.twitter.com/vVOXhaUiMg
2020-08-15 19:51:05【領(えり)のはなし】古代女性装束篇ダイジェスト(1) ブログには、埴輪とかの領って盤領とも方領とも違うんではないだろうか、いまの和装のようなまっすぐな襟ではないのでは?という仮説を書いています。 pic.twitter.com/KrhL09ScEj
2020-08-15 19:52:36【領(えり)のはなし】古代女性装束篇ダイジェスト(2) 高句麗古墳群、双楹塚古墳壁画から。襦に裳の女性。領はY字型の曲領。髪型は二本の三つ編みを頭上で巻く成人女性の髪型「オンジンモリ」。 pic.twitter.com/IUe75nKOcL
2020-08-15 19:53:05【領(えり)のはなし】古代女性装束篇ダイジェスト(3) 群馬県出土(東博所蔵)盛装女性埴輪。 胸と腰に結び紐が付く曲領の上衣には鱗文様。腰裳(裙)、裳、下裳をつけ、アクセサリーもいっぱい。髪型は「古墳島田」と呼ばれるもの。 pic.twitter.com/mb3eKgIFlw
2020-08-15 19:53:46彩色はかなり想像入ってますが染色的に有り得ない色は使ってないつもりです…この時の参考書は「古代染色二千年の謎とその秘訣」(山崎青樹/美術出版社)
2020-08-15 19:55:06【領(えり)のはなし】古代女性装束篇ダイジェスト(4) 御存知高松塚古墳壁画女性群像から。 藤原京時代の女官朝服の袍とされる。 襟首は詰まっている。胸の紐で留め、腰のかなり低い位置で帯を結ぶ。裳裾のフリルは裾飾りか下裳の裾。参考:「奈良朝服飾の研究」(関根真隆/吉川弘文館)など pic.twitter.com/Zy0bdrNjUA
2020-08-15 19:57:16おまけ。 twitter.com/sakana6634/sta…
2020-08-15 20:00:09今城塚の巫女埴輪の装束は個人的な考えとしてはこうかなと思っています 布が張り出す造形は、盛装男性埴輪の裳や袴の張り出しのような誇張表現もあるのではないでしょうか。 pic.twitter.com/iWQXxa3G1K
2016-07-31 19:22:00今城塚の巫女埴輪の装束は個人的な考えとしてはこうかなと思っています 布が張り出す造形は、盛装男性埴輪の裳や袴の張り出しのような誇張表現もあるのではないでしょうか。 pic.twitter.com/iWQXxa3G1K
2016-07-31 19:22:00@sakana6634 しっかりと織り目の詰まった立派な織物だったのかも。だから折り目を付けず縫製も最低限にした、という可能性もあるかも。恐らく儀式に際して着用するもので平常服ではない、という雰囲気もある
2016-07-31 19:26:44おまけその2。(再掲了) twitter.com/sakana6634/sta…
2020-08-15 20:00:46巫女埴輪の装束もう少し詳細に書いてみました。ついでと云ってはなんですが、「もっと知りたいはにわの世界」(若狭徹/東京美術)にあった東西巫女比較をずっと描いてみたいと思っていたので…。 pic.twitter.com/ymqP9lcll7
2016-08-01 01:47:56巫女埴輪の装束もう少し詳細に書いてみました。ついでと云ってはなんですが、「もっと知りたいはにわの世界」(若狭徹/東京美術)にあった東西巫女比較をずっと描いてみたいと思っていたので…。 pic.twitter.com/ymqP9lcll7
2016-08-01 01:47:56@sakana6634 東の巫女が懸けている布はたすき、西の巫女の祭服は袈裟、袈裟状の布などとも便宜上呼ばれます。下に裳を着用しているのは見て取れますが、襟や襟紐・袖・袖口など上衣の表現が乏しいので上衣着用は不確定です。ただ線刻などはあるようなので、ここでは簡素な筒袖を着せました
2016-08-01 02:07:44高松塚古墳壁画の衣服についてただけ、過去に分けてまとめていました。(男性の衣服についても追記有り) 高松塚古墳壁画の衣服について - Togetter togetter.com/li/1486004
2020-08-15 20:08:53古墳島田もよろしくね。なお、『古墳島田』という名称は現代に入ってから研究者が島田髷に擬して付けた便宜上の名称で、美豆良のように文献上から採取されたものでもありません。 pic.twitter.com/aRjiXaVxwG
2020-08-15 19:31:54朝鮮半島の古墳壁画と日本の人物埴輪などを比べてみると、衣服の上では共通点も見られるんですが、髪型は違っていて、風俗の上で分かり易く差別化できるのって髪型なんだよな…とも思いました。朝鮮半島の女性の三つ編み文化ってこんなに古くからあったんですね…。
2020-08-15 20:40:03以下、ぼやき
既存の史観に疑問を抱く人はいても、既存の神代の風俗描写に疑問を抱いてくれる人は少ないことを思うと、やっぱりご自分のクリアな目で史料を攫い直して描かれてた石ノ森先生はすごい
2019-08-15 17:59:13まあ服や武装はわりと細部にこだわって史料を見直して貰える事が多いけど、わりとどの時代でも、髪型はもう思い込みだけで「そういうもの」「わかってるから検証し直さなくていい」と再検証されない事が多いような気がする。表現の段階でキャラデや描き分けのために改変される事も多いけど…
2019-08-15 18:08:52ただ美豆良より不遇なのは女性型埴輪のいわゆる古墳島田のほうかもしれない。神代の女性のイメージはどうしても一部は黒髪を振り乱してないといやな人達がいるらしいが、以前図のような巨大な二髻といっていいのか解らないものを歴史雑誌の表紙なんかにしれっと載せられているのを見かけてのけぞった pic.twitter.com/3gdeJj6xDQ
2019-08-15 18:32:57古墳島田からの着想にしても髷の向きが横になってしまっているし、後ろ髪を下ろしているのをまだ多目に見ても、このファンタジーな大きさと高さと髷の細さを神代においてどういう整髪料や理髪具で維持するつもりなんだろう。神の力なんだろうか。
2019-08-15 18:38:33おそらく天女のイメージと混じってしまっているのだろう。日本の神々の姿に中国的な神仙のイメージを重ねた図像は明治時代以前からのことなのでそれを拭いきれていないのかもしれない
2019-08-15 18:42:20まあ神話なんかファンタジーだからといえばそれまでなんだけど、やはり髪型は(顔立ちや化粧もあわせてなのかな)図像にうつされるとき、当代の人の美的感覚によって大きく左右されやすい部分なんだなと強く思わされる
2019-08-15 19:01:36