「血液型性格判断」と心理学について

@yama_kiyo さんとのやりとり。長くなったのでまとめてみました。また追加するかもしれません。タイトルも暫定的なものです。
6
キムチ @ki_mu_chi

@yama_kiyo 血液型と性格の関係を調べた数多くの統計から、性格判断が出来るほどの強い関係はないとされているのが大方の見方だと私は理解しています。『究極の~』はyama_kiyoさんもおっしゃるようにバーナム効果を体感するためのジョークサイトだと思いますよ。

2010-04-22 02:13:58
キムチ @ki_mu_chi

@yama_kiyo あと「心理学が血液型性格判断を否定するのは、血液型の種別で「差別」や「選別」が行われる可能性を避けるためです。」とありますが、もし血液型性格判断が科学的に証明されたとしても、それを根拠に差別がされることがあってはならないことです。

2010-04-22 02:17:32
キムチ @ki_mu_chi

@yama_kiyo 肯定されようと否定されようと、遺伝情報を根拠にした差別はあってはならないことなので、「心理学が血液型性格判断を否定するのは、血液型の種別で「差別」や「選別」が行われる可能性を避けるため」というのは的外れではないでしょうか?

2010-04-22 02:21:56
キムチ @ki_mu_chi

@yama_kiyo 「科学的根拠がない(略)体験を否定するのはぼくのスタンスではない」同感です。個人的体験と客観的事実を論じた『科学と神秘のあいだ』という本がおすすめです http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480860729/

2010-04-22 02:30:45
キムチ @ki_mu_chi

ところで血液型を手かざしで当てる人達の情報Tweetを集めているときに、ついでにブラッドタイプハラスメント的な体験のTweetもちょこちょことメモしていたんだけど、これをtogetterに公開したらどうなるかな。

2010-04-22 02:42:43
キムチ @ki_mu_chi

血液型性格判断の道徳・倫理的な面の問題提起。本音を言えば、togetterにまとめた上で「ほら、嫌がってる人もいるし実害もあるんだから、飲み屋だろうと気軽に血液型の話なんかしないでよね」ってやりたいんだけど、いろいろと考えてしまって実行できないでいる。

2010-04-22 02:47:37
キムチ @ki_mu_chi

あぁもしかして、「そもそも“性格”ってなんだよ」ってことだったのかなぁ。独り言。

2010-04-22 02:51:32
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

つまり物体としての意味での物理現象です。心理現象も、突き詰めれば物質の成せる業ですから。人間は物質で出来ているので、あらゆる人間事象には物質の影響があるはずです。性格の差違にも。@ki_mu_chi 物理現象とは?

2010-04-22 03:46:04
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

彼はあのサイトを元にして本を書いたのだそうです。そしてその本を読んだ多くの人が「性格判断は科学的根拠がないのだ」と信じているようです。それはどうなのか、というのがぼくの根源的なつぶやきでした。 @ki_mu_chi ジョークサイトだと思いますよ。

2010-04-22 03:47:41
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

あってはならないことが起こるのが世の中ですから、あえて避けているとぼくは思います。ちなみにこの意見はぼく独自の意見ではなく、大学の教授が云っていましたので、ある程度の学者の共通認識なのではないかと思います。 @ki_mu_chi 的外れではないでしょうか?

2010-04-22 03:49:52
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

統計の採り方に問題があります。心理学は一方では「性格分析は3割しか当たらない」と云いながら一方では「性格」と「血液型」の相関を見る。これは正確ですか? またこの場合の「性格」とは誰にでも当てはまるものをあえて選んでいるように思います。 @ki_mu_chi 統計ではいけない?

2010-04-22 03:56:37
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi 多くの血液型性格分析の本は、ぼくが読む限りぼくの性格にはほとんど当てはまりません。けれどぼくが独自に観察している「性格」においては、同じ血液型の何人もの人々に当てはまり、ある種の正確性を持っていることも確かです。これは「性格」と呼ぶモノの選定の差です。

2010-04-22 03:59:12
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi つまりぼくは仮定として「血液型で性格分析ができるのではないか」と考えて観察し、共通項と思われるモノを抽出して他の人々に当てはめてみるけれど、多くの心理学研究では否定するための統計になっていますよね。そういうものはハナから「科学的態度」とは云えないでしょう。

2010-04-22 04:00:59
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi ちなみに血液型はおろか遺伝子解析によって未来の疾患や犯罪が予測できるという意見があります。良識な文化人からは「あってはならないことだ」と云われているそうです。けれどぼくは予測できるならした方が良いと思います。本人にとって対策が取れる取れないの違いは大きい。

2010-04-22 04:03:40
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi だから血液型で「性格」の分類が可能なら(その中にはネガティブなモノも含みますが)やったほうがいいというのがぼくの意見です。血液型がABOなのにはワケがあり、ワケがある以上多角的に分析すべきです。その過程でいわゆる「性格」の差違は明らかになるでしょう。

2010-04-22 04:07:05
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi 性格にいくつかの要素が設定するなら、ほとんどの人間はその全ての要素を大なり小なり持っている。だから性格判断は難しい。それはいいです。だけど要素の差違があるのは事実で、その判定や理屈の解明のために血液型に期待をするのが悪いことだとは思いません。

2010-04-22 04:18:55
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi また日本人は手が器用だとかインド人は計算が得意だとか云うように環境因子なのか遺伝因子なのかわからない「個性」もまことしやかに囁かれます。血液型にもそういう独自の個性──場合によっては「疾患」や「癖」「症状」にもなり得る──があるかないかはハッキリして欲しい。

2010-04-22 04:22:42
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi 脱線してしまいましたが、ぼくがここまで云うのは、松岡氏が「科学的根拠」と云いながら「似非実験」で読者を誤魔化して都合の良い結論を導き出し、それをネタに小説を書いて、さらに読者が「都合の良い結論」を信じたという、どうしようもないスパイラルに腹が立ったからです。

2010-04-22 04:32:07
山本清史(やまきよ) @yama_kiyo

@ki_mu_chi 科学を標榜するならそういうことはやって欲しくないというのがぼくの思いです。心理学は今でこそ流行りだけれど、ちょっと前までは得体の知れない学問でした。そういう作品を世に出している人がいい加減なことをすると真面目にやっている人間が割を食うので。長くなりました。

2010-04-22 04:35:32
Y・Y @y_y6181

@yama_kiyo 霊のことについてはもののたとえとして出しただけで、同一視しているわけではありません。私の言いたいのは、実証責任というものは「あるという側にある」ということです。

2010-04-22 10:17:27
Y・Y @y_y6181

@yama_kiyo つまり、もしも血液型性格判断が科学的であると主張するのであれば、それを誰もが追試できるように科学的に解き明かす責任は、血液型性格判断が科学的であると主張する側に生ずるということです。

2010-04-22 10:21:05
Y・Y @y_y6181

@yama_kiyo 血液型と性格との関係を客観的に調べた統計はこれまでにも幾つもあるはずです。血液型性格判断でしめされているものは、いわゆるバーナム効果というものが入り、自分あるいは自分の知っている人物をそこに当てはめて見てしまい客観的とは言えないものです。

2010-04-22 10:30:37
Y・Y @y_y6181

@yama_kiyo あなたの体験知はあなたご自身のものとして、とくに否定はしませんが、それはあなたの体験であって他の人たちのものではありません。例えば私の体験知はあなたのそれとは大きく異なることでしょう。ご自分の体験だけでは客観的とは言えないということです。

2010-04-22 10:41:13
Y・Y @y_y6181

@yama_kiyo そして血液型性格判断というものが一種の差別につながっていることを私は危惧しています。その人物をきちんと見ようとしないで「○型だから~だ」という決め付けの姿勢は「黒人だから~だ」「女(男)だから~だ」と決め付け差別するのと同じ姿勢です。

2010-04-22 10:50:51
Y・Y @y_y6181

@yama_kiyo 実際、採用や人事についても血液型を持ち出す企業もあるそうですし、事態は深刻です。コミュニケーションをはかるための便利なツールとして使っているだけの軽い人たちにも賛成しかねています。

2010-04-22 10:59:30