シャドウランで水上ヴィークル戦闘する話

ヤネウラ @yanegann

今日のシャドウランのテーマは「水上ヴィークル戦闘」。 PCがボート買ったので、こりゃあシナリオ作らねばな！と思ってやってみたのですが、なかなか水上での戦闘楽しいではないですか。 シアトルは水地が多いのでお勧めですよ！

ヤネウラ @yanegann

キラー（男・エルフ） 最近、バイオウェアの手術をよく受けているランナー。先月は関節強化の手術を受け、主武器のショックグローブのリミットを上げた。射撃はピストルメインで長射程攻撃は不得意。前回、つぐみがボロボロになったので、仲間が死んだ時どこに連絡すべきかを気にするようになった。

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つぐみ（女・人間） 扶養家族を抱えるランナー。スノホミッシュで、妹と一緒に暮らしている。表向きの仕事は農場でパート。妹には自分がランナーであることは秘密にしているが、最近新しい車とボートを買った。ここ1月半、魔力を上げるための訓練をしている。妹から見ると怪しさ満点のような気がする。

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「マスター、2076年4月になったので、妹が中学生になりました」 「つぐみの妹、中学生かぁ。ってシアトルだと9月入学では？」 「えーと、ニホン系の学校に入ったのです」 「ニホン系だけ4月入学？　ありそうな気もしないでもないな、ブランドイメージのためか、あるかも……」

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「シアトルには覚醒以前からニホンから持ち込まれた桜があるので、ニホン系の学校には桜が咲いてそうだねぇ」 「へー、そうなんですか」 そんなことを話しつつ、ダウンタイム処理終了。1セッションで1月経過するというのは季節感があって良いですねえ。というわけでシナリオ開始。

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今回の依頼人はイーヴォ所属のMr.ジョンソン。 「Mr.ジョンソンからの依頼は、久しぶりですねぇ」 「そうだねぇ、彼は依頼について詳しく話す前にシアトルの地図を画像で出すよ」 「ほうほう」 「ズームされたのはサマミッシュ湖だ」 「ほほう？」

ヤネウラ @yanegann

サマミッシュ湖は、ベルビュー地区とレドモント地区に東西を挟まれた細長い感じの湖だ。 ベルビューは高級住宅街のある地域、レドモントはメルトダウンによって極めて治安が悪化しかなり無秩序な状態となった地域となって、かなり対照的になっている。

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サマミッシュ湖は、シナリオ集『スプロール・ワイルド』の末尾の付録を見ると形がかなりよくわかる。 あとはグーグルマップみても良いね。

ヤネウラ @yanegann

Mr.ジョンソンが依頼してきたは、サマミッシュ湖の水賊の拠点を攻撃・破壊すること。 水賊と言うのは今回のミッション用に便宜的に名付けた名称。シアトルには湖も川も海もあるので、いちいち湖賊、川賊、海賊と言い換えるのが面倒なので…… オフィシャルの呼び名とかあるのかねぇ。

ヤネウラ @yanegann

「破壊してほしい拠点は、奴らが"ボート小屋C”と呼称する施設だ」 「なるほど」 「爆破用の爆弾はこちらが用意する。なお、拠点爆破意外の爆発物の使用は禁止。武器もアサルトライフルやロケットの使用は禁止だ」 「ベルビュー市民からのクレームは受けたくないですものね」

ヤネウラ @yanegann

「依頼を受けたらボーナスとして1人3000イーヴォ券を渡す。また他の人員を雇う時のために追加で9000新円を渡しておく。気をつけて使うように」 「気をつけて使えってのは変な言い方だな？　マスター、意図を読みます、判定は成功」 「OK、彼の意図はおそらく"焦ってデッカーを雇うな”のようだね」

ヤネウラ @yanegann

「あー、Mr.ジョンソンは何らかの情報をすでに知っていて、デッカー以外のメンバーが必要になると考えているんだな」 「そうかもね」 「企業務めだと、勝手に余計な情報だせないってことか、なるほどなるほど」

ヤネウラ @yanegann

ランナーは依頼を受けることを決定。 水賊の名前がレッドテイルと聞いたランナーたちは、まずはデッカーに頼らずに調査してみることにする。 「ギャングのたまり場知識で何かわかりますかね」 「成功数２でわかるよ」 「水賊でもわかるんだ」 「水賊も酒飲んだりする時は丘にあがって飲むからねぇ」

ヤネウラ @yanegann

調査の結果、レッドテイルはサマミッシュ湖東岸、レドモント側に本拠地を持つ水賊とわかった。 ベルビューから逃げる連中を西岸で拾い、レドモンドまで連れて行ったりするのが主な仕事だ。治安の悪いレドモンドまで追っていくのは嫌がるので、そこを利用としているというわけだ。

ヤネウラ @yanegann

「あれ、海賊だと思ってたけどちょっと違う」 「サマミッシュ湖の岸から離れたところまで船が来れば、強盗行為もするんだけど、状態が状態なんで過疎ってるんだよね。ベルビュー側の岸には船はいるけど治安良いし」 「それで逃がし屋メインかぁ」 「あとはレドモンドに物資運んだりだね」

ヤネウラ @yanegann

ランナーは次は自分のコネに、さらに詳しい話を聞きに行くことにする。 キラーは、ショックグローブ用接触格闘術"シアトリアン柔術”の師匠に話を聞きに行った。師匠は特殊部隊などにも技術を教えていて顔が広いからだ。レッスン料の名目で新円を払うと、師匠はサマミッシュ湖について教えてくれた。

ヤネウラ @yanegann

「サマミッシュ湖かー、あそこは部隊の連中も行きたがらないんだよな。汚染を気にして」 「そんなに危険なんですか？」 「そうでもないみたいだが、科学と魔法で延命治療しまくって100歳越えても元気に生きたいエリート志望の連中にとっては気になるみたいよ」 「あー、なるほどー（遠い目）」

ヤネウラ @yanegann

「企業が部隊を湖に出すにしても、そんなところに行かせると、部隊内でパワハラが起こったりするんだよ。希望者募っても、いじめとか起こるし。あと危険な湖で任務させられたって恨みが何年も残ったりするんだよなー」 「あるある」 「一方ランナーは継続して付き合わないから依頼しやすいってわけだ」

ヤネウラ @yanegann

「それでMr.ジョンソンはランナーに依頼したわけか、納得。ところでマスター、対放射能装備が欲しいんですが」 「え、ルールもないし、今回はそこまではいらないかなぁ。極限環境のルールは、今度出る『ラン＆ガン』までわからないし」 「そうかぁ」 「そんなの着て今回何かあって死んだら終わりだぞ」

ヤネウラ @yanegann

「少なくとも銃弾よりは安全だと思うよ。レドモントにも住んでる人いるし。ボディ・モールって闇市が合ったり、ザ・グロウってのを崇める汚染シャーマンとか住んでるそうだよ（スプロール・ワイルド調べ）」 「水を青く光らせそうな精霊ですな」 「うむ」

ヤネウラ @yanegann

「汚染精霊がからんでいる地域なら、イーヴォが部隊を派遣したり、土地を買ってそうなのも納得ですね。株主が自由精霊だし」 「え、ああ、そうだね（そういえば、そうだな！良い解釈だ！　頂いておこう）」 「前のレドモントでのランも、イーヴォの依頼だったしなぁ」 togetter.com/li/1562792

ヤネウラ @yanegann

一方、つぐみはボートを買ったときに馴染みになったボート屋を訪ねてサマミッシュ湖について聞いていた。 「あそこで釣りをしたいんだけど」 「あの湖は水賊がでるんでヤバいですよ。レッドテイルって言うサブマシンガンで武装した奴らがいるんです」 「へー、サブマシンガンか」

ヤネウラ @yanegann

「船は？」 「オッター級ですね」 「同じかぁ」 「一番、売れてるタイプなので」 「見つかっても全力で逃げればいいよね？」 「まぁ、ベルビューに近い方ならそうですね。でも、レドモントの岸の方では危ないですよ」 「なんで？」 「ドローンがいるそうです」 「ドローンか！ドローンはヤバいな」

ヤネウラ @yanegann

「聞いた話を総合して考えると、たぶんMCTですね」 「ニッサン・ロトドローンかー、武器マウントがしやすい奴だね」 「そうです。アサルトライフルつけてるそうです」 「うへー」 「それが2機です」 「２機かー、多いな」 「だから岸には近づかないようにしてください、死ぬので」

ヤネウラ @yanegann

情報を共有した２人の結論は「リガーをやとうだ」となる。さっそく馴染みのマフィア系フィクサーに連絡を取って、リガーを1人紹介してもらうのだった。 「ふーん、その条件なら基本報酬3000、戦闘1回3000だな。ドローン1機なら2ラウンドで始末してやる。同じ戦闘中にさらに1機戦うごとに1500だ」