震災で全壊したアパートに住む高齢者が孤独死…避難所の外に届かない被災者支援

NPO法人POSSEでは仙台で避難所から仮設住宅への被災者の引越しを手伝っています。その活動を続けているスタッフの @Hiroto_1988 たちが聞いた被災者の声、その4です。POSSEの復興ボランティア募集はこちらから→mhttp://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/5d9affea2e6974e3a0c61c65c34acd71
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坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

仙台で被災者支援をしているNPO法人POSSEのスタッフが聞いた被災者の声をまとめました。/避難所から引っ越せない被災者、避難所にも行けない被災者 http://t.co/qgp8OD7

2011-06-14 09:48:38
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

2つ目です。仙台で被災者支援をしているNPO法人POSSEのスタッフが聞いた被災者の声をまとめました。/仮設住宅の生活費が払えない…入居を辞退する被災者たち http://t.co/cV4zRjj

2011-06-16 10:11:33
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

POSSEの被災地ボランティアの声をまとめました。3つめ。/行政・地域から見放された被災地の「福祉の真空地帯」 http://t.co/DQlFPaE

2011-06-25 21:43:40
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

全壊のアパートで生活保護を受給していた70代の単身者が亡くなっていた、という話を聞いた。依頼者の隣に住んでいた人で引っ越し先も決まっていた。「一度心筋梗塞を患ったこともあるし、今回のことで、今後の生活のこととかいろいろとストレスを感じたことが悪かったんじゃないか」とのこと。

2011-07-05 14:56:18
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

死因はよくわかっていない。夜は電気が消えているのに、その日はつけっぱなしになっていた。それに気づいた大家が不思議に思い、様子を見にいったら亡くなっていたとのこと。

2011-07-05 14:58:31
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

このような孤独な死が、少なからず、そして人知れず、避難所の外で起きているのではないだろうか。また、亡くなった方が生保の受給者であったということも、記憶に留めておかなければならないだろう。

2011-07-05 15:06:04
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

(語弊があるかもしれないが)本当に悲惨なのは、避難所の外側にいる被災者なのかもしれない。誰も助けてくれない、まったく本人の限界を超えた「自助努力」を強要される空間が広がっている。その真空地帯にどうやって社会的な支援を行き届かせていくべきだろうか。

2011-06-28 11:59:40
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

人生のほとんどを過ごしてきたその土地を離れるということは、とくに高齢者であればあるほど難しい。「地元を離れたくないから、近くの民間アパートを探した」という60代後半の女性。「住み慣れた」地域そのものが、高齢者にとって福祉的な機能を果たしていると思われる。

2011-06-30 11:11:10
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「住み慣れた」地域が福祉的機能を果たしていたとするならば、「住み慣れた」地域から引き離された人びとに対して、その代替となるような支援をしていく必要があるのではないか。仮設に入居したことで「自立」の線を引いて支援を打ち切ってしまうことが、様々な問題を生じさせる可能性は高い。

2011-06-30 11:31:20
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「住み慣れた」地域の福祉的機能の内実とは何か、それを明らかにしてく研究が必要かも。

2011-06-30 14:21:25
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

人が今まで住んでいた住居を(あるいは地域を)離れて別の場所に行くということはとても難しいことなのだということが、引っ越しサポートをしているとよくわかる。突如住処を奪われて途方に暮れている人たちが、ほかにどれだけいるのだろうか。

2011-06-30 14:27:43
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「移動の困難性」や「住み慣れた」地域がもつ福祉的機能を無視して政策をたてるべきではない。コンパクトシティ構想というのは、そういうものをまったく捨象してしまっているように思う。もし仮にそうせざるを得ないとするならば、それらを十分に考慮して政策を考えなければならない。

2011-06-30 14:31:32
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

引越を依頼する理由としては…①車など、荷物を運搬するための手段を持っていない②手伝いを頼める親類や知人がいない③運ぶ荷物が多く、個人では運搬することができない④民間のサービスを利用する資金がない⑤働いているため時間がない…などの理由が挙げられる。

2011-06-30 15:00:06
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

今日は仮設住宅まわりをして、今までサポートしてきた人たちに会いにいった。仮設は熱がこもるからクーラをつけたり水分をこまめにとって、熱中症に気をつけてくださいと声をかける。しかし「電気代がかかるから、クーラーはつけられない」と言われる。

2011-07-01 18:06:51
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

仮設住宅にはクーラーがついているけど、それを使うための電気代は自分で払わなければならない。ギリギリの生活をしている人たちは、クーラーの使用を控える傾向がある。これから暑い日々が続き、熱中症が問題になるだろうが、生活困窮と熱中症は連続した問題だという認識が必要だ。

2011-07-01 18:15:34
uma @uma_hlpco

地震でアパートが全壊し、みなし仮設に移り住むことになった男性の引越しを手伝った。他にも2件、このアパートの住人だった方からの依頼を引き受けたことがある。アパート内での交流があり、1人から2人へとPOSSEの情報が行き渡っていったらしい。

2011-06-26 11:46:52
uma @uma_hlpco

POSSEについてだけではない。避難所、罹災証明、(みなし)仮設などの情報も、今まであったコミュニティの中で行き渡っていった。ここでは元々アパート全体でのつながりが強かったようだ。大家の家にアパートの住人が集まり、大家が振る舞う食事をみんなでとることも多かったらしい。

2011-06-26 11:54:43
uma @uma_hlpco

週末には必ずと言っていた。「定年退職したんだったら家に食べにこい」と大家に誘われるくらいのつながりの深さがあった。「今まではあのアパートにいたから頼れる人もいて助かっていた」と言う。だが、POSSEに依頼に来た3人の移住先はバラバラである。

2011-06-26 12:19:15