【鬼滅の刃考察】劇場版描写から見る水の呼吸・炎の呼吸の共通点とその成り立ちについて

鬼滅の刃劇場版が大変良かったので考察を書きました。
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AiNI @aini_bellwood

劇場版の興奮冷めやらぬから水の呼吸と炎の呼吸の型考察でもしてみようかな。 #鬼滅の刃 pic.twitter.com/k8QoO7JuJW

2020-10-17 18:29:33
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AiNI @aini_bellwood

劇場版で見た限りなんだけど、水の呼吸と炎の呼吸って結構共通点あるんですよね。壱ノ型の水面斬りと不知火がそれぞれ水平に斬り払う技だったり、水車と気炎万丈がいずれも全身を使った真っ向斬りだったり。

2020-10-17 18:29:34
AiNI @aini_bellwood

武術の技って初伝から奥伝につれて難しい技になっていくと思っていて(それはそれとして初伝は奥義でもある)、水の呼吸・炎の呼吸でもそれは同じだと思っていて、そして水の呼吸・炎の呼吸いずれも壱ノ型は「水平斬り」なんですよね。

2020-10-17 18:29:34
AiNI @aini_bellwood

(雷の呼吸も「水平斬り」だと思ってます。居合は打ち下ろすよりもそのまま水平に抜き付ける方が速いので、速さに重きを置く雷の呼吸ならそのまま水平に切り抜けるでしょうと。 風の呼吸と岩の呼吸は使い手少なすぎてわからん)

2020-10-17 18:29:35
AiNI @aini_bellwood

大抵の剣術は初伝は比較的簡単な「真っ向斬り」だと思うんですけど、水の呼吸と炎の呼吸はいずれも難しい「水平斬り」が初伝なんですよね。 なんでだろうなって思ったんだけど、多分これは「鬼の首を斬るための剣術」だからなんだろうなと。

2020-10-17 18:29:35
AiNI @aini_bellwood

そもそもが「鬼の首を斬るための剣術」が呼吸なので「徒手で直立した相手の首を斬る」想定としての水平斬りが初伝としてあって、「異形の化け物に対して破壊力を引き出すための技」として「全身の力を使った真っ向斬り」が水車・気炎万丈として弐ノ型・参ノ型として据えられてるんじゃないかなと。

2020-10-17 18:29:35
AiNI @aini_bellwood

つまり呼吸自体が鬼斬りのための術として組み立てられているんじゃないかということが、水の呼吸・炎の呼吸の初伝から読み取れるんですよ。非常に良く考えられてる。

2020-10-17 18:29:35
AiNI @aini_bellwood

ワニ先生、武術に関して非常に的確な考察を多く出していたりもするので、この辺もしっかり考えて作られてるような気がするんですよね。 画像は鬼滅の刃22巻よりの引用。 pic.twitter.com/zTQRaN6f1U

2020-10-17 18:29:37
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AiNI @aini_bellwood

という、劇場版を見ての鬼滅の刃における剣技の考察でした。

2020-10-17 18:29:37
AiNI @aini_bellwood

あとついでに、炎の呼吸弐ノ型昇り炎天についてなんですけど、劇場版の劇中で居合で使うケースと抜身で使うケースの両方がありましたね。多分他の型、他の呼吸でも、抜身の技を居合で使う稽古、居合の技を抜身で使う稽古、とかあったんじゃないかな。

2020-10-17 18:29:37
AiNI @aini_bellwood

ちなみに、昇り炎天に良く似た形の技を使う剣術がありまして、薬丸自顕流と言います。踏み込みながら下から上に切り上げる居合は薬丸自顕流独特の技です。 烈火の如く打ち込む風格は炎の呼吸に似たものを感じますね。 youtu.be/WPANkfvzkJw

2020-10-17 18:29:38
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