2020年10月25日

Duke 4-1ライクのZone Dシステムについて+α

・ネイルをアウトサイドがケア。 ・アウトサイド同士でローテーション。 といったDuke 4-1ライクのゾーンの特徴をまとめています。
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現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch

これまで何度か呟いているDuke 4-1 Zoneの特徴について、及びその他チームへの波及について整理しておく。 あっさりその特徴をまとめると、 ・ネイルはビッグマンではなく、アウトサイドがケア ・アウトサイドの4人同士で積極的に位置交換 このアイデアは他チームのZoneでも採用されている。

2020-10-25 09:41:17
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参考になるサイトとしては以下。 ・Understanding Duke's success with zone defense greensboro.com/sports/college… ・Kansas Attacking Duke's 41 Zone Defense youtu.be/wmhhZjUhnYY

2020-10-25 09:49:24
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まず、一般的な2-3 Zoneへのアタッキングとしては、長らくネイルにボールを入れて攻めるタイプのZone Offenseが使われてきた。 古い2-3 Zoneはネイルをビッグマンがケアするルールなので、ネイルに入ればビッグマンを引き出せて、インサイドを手薄にし、そこを起点にOverloadを作ることができる。 pic.twitter.com/SCXiOBAYSU

2020-10-25 09:51:17
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これに対し、Duke 4-1 Zone及び類似のシステムのゾーンでは、ネイルを(ビッグマンではなく)アウトサイドがケアすることで、リム付近が手薄にならない構造になっている。 ビッグマンがリム付近、ベース側に張り付くことが出来、ゾーンの従来の目的である強いリムプロテクト力の維持が達成される。 pic.twitter.com/4jGzTOQAdQ

2020-10-25 09:56:00
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ただし、ネイルをアウトサイドがケアするシステムのゾーンにも弱点がある。 というのは、インサイドからコーナーにかけてのOverloadは生まれにくくなる一方で、アウトサイドのボールムーブには弱くなるからだ。 Lakersはvs Heatで、この構造を利用してボールムーブからのアタッキングを多用した。 pic.twitter.com/Lq0zdFMYVo

2020-10-25 10:03:33
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ネイルからのボールムーブにどう対応すべきか? 一つはそもそもネイルに簡単に入らないようStuntingすること、もう一つは一瞬ビッグマンがネイルをワンタッチしてからアウトサイドに引き渡すことで、ネイルに入った瞬間のアウトサイドのセパレーションを抑制すること。 (これはいずれもHeatがトライ)

2020-10-25 10:07:03
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そして、Dukeも行なっていた対策が、先ほども挙げたように、「アウトサイド同士で位置交換、ローテーションする」ということ。 アウトサイドの誰か一人がネイルをケアする分、オープンになるポイントは他のアウトサイドが埋めるしかない。 その後は、マンツー的なX-Out RotationなどでDF位置を交換。 pic.twitter.com/lJWlCv8FLg

2020-10-25 10:10:44
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Zoneにおけるアウトサイドローテーションは、Guard Switchのように、スクリーンに対して対策となるという点はもちろん重要だが、Duke 4-1ライクのゾーンシステムにおいては、「ネイルに対してアウトサイドがケア」というDFルールとシナジーがあるという点が重要なのである。

2020-10-25 10:12:24
現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch

ちなみに: Guard Switchというのは以下のようなコンセプト。 主にボールスクリーンに対して、上側のガードが相互に入れ替わることでセパレーションを抑制する。 pic.twitter.com/Ij28NwMj9q

2020-10-25 10:33:37
現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch

関連して、Zone OffenseにおけるDump-Offとその攻防について。 プレーオフのHeatの2-3 Zoneで狙われていたのがDunker SpotへのDump-Offで、特にナンが出ている時はナンのローテーションの甘さを突かれて失点することが多かった。 ゾーンを運用するときは、このDunker Spot Feedを警戒する必要がある。 pic.twitter.com/6sQrSIP6rc

2020-10-25 10:41:12
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Dunker Spotのプレーヤーの前側に回り込むことが出来れば、以下のように、Dump-Offからのイージーな失点は免れることになる。 pic.twitter.com/nD1yZtPzjq

2020-10-25 10:43:47
現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch

これに対し、オフェンス側は、Dunker Spotへのケアのため必然的にオープンになるWeakside Cornerを使うという形でカウンター出来る。 ゾーンの形を律儀に守ってしまうと、このDunker Spot or CornerのDFの選択がシビアになってしまう。 pic.twitter.com/K6r9Ux0XeP

2020-10-25 10:47:36
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これに対して、さらにDF側がカウンターすることは出来ないか? 私の考えでは、これこそ、アウトサイドのローテーション twitter.com/MBTResearch/st… でカウンター出来るのではないかと思っている。 構造的には、マンツーマンDFのX-Out Rotationのような形で。

2020-10-25 10:49:29
現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch

こうして見ていると、柔軟に位置交換するゾーンは、洗練されたスイッチとローテーションを持つDrop系のマンツーマンDFと、ほとんど構造的に似るようにも思える。

2020-10-25 10:50:25

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