【論文】地域社会の高頻度接触表面SARS-CoV2 RNAの縦断的観察|地域社会において"表面"を介した接触による感染リスク推定値は低い(2020.11.7作成)

0
呼吸器内科医@ @neznezxmail

「地域社会の高頻度接触表面SARS-CoV2 RNAの縦断的観察」 (プレプリント) ★汚染された表面の接触による感染リスク推定値は低い(5/10000人未満)→地域社会感染伝播のfomitesの役割は最小限 ★7日間のリードタイムを用いると、週次陽性サンプル割合は、市レベルにおける症例数変動を予測 ↓部分訳 (1) pic.twitter.com/iO4FclHbsQ

2020-11-06 22:48:46
拡大
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●マサチューセッツ州サマービルのゴミ箱、酒屋、銀行、地下鉄の入り口、食料品店、ガソリンスタンド、コインランドラリー、レストラン、コンビニ、郵便受け、横断歩道の特徴的な表面サンプルをスワブ採取、348個にN1およびE Sarbecoアッセイを用いたRT-qPCR ●348個中29個(8.3%)が陽性 (2) pic.twitter.com/rBWbi2JN6r

2020-11-06 22:55:53
拡大
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●最も頻繁に汚染された表面はゴミ箱の取手、酒屋ドア取手 ●RNA陽性サンプル29個のうち増幅できたのは3つのみ(食料品店のドア取手、酒屋ドア取手) ●これらのサンプルRNA濃度は2.5〜102 gc/cm2 (3) pic.twitter.com/6PKi60ev9v

2020-11-06 23:02:02
拡大
拡大
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●次に、2020年3/13〜31において週2回、5つの特徴的な表面採取したpilot phase、4/23〜6/23において毎週、12箇所33の特徴的な表面採取したfull-scale phaseと2段階に分けて、表面陽性率と新規感染者数の関連を調査した (4)

2020-11-06 23:08:10
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●特に後者のphaseでは、表面陽性率のピーク(2回あり)は、同一郵便番号内地域(決定係数0.689)、サマービル全域(0.548)の新規感染者数と関連しており、陽性率のピークは症例数のピークより約7日間先行していた →感染動向を調べられる可能性 (5) pic.twitter.com/bwVzEda1Dt

2020-11-06 23:13:29
拡大
拡大
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●さらに定量的微生物リスク評価(QMRA)を用いて、汚染表面に接触することによる感染リスクを推定した ●感染リスクは2/1000万〜4/1万(mean6.5×10-5, median2.2×10-6)であった ●PCRで定量化(できないのは感染リスク低い)できた3つ(酒屋ドア、食料品ドア)でもリスクは1/10万〜4/1万であった (6) pic.twitter.com/VVVS2jsSN5

2020-11-06 23:21:45
拡大
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●SARS-CoV2 に汚染された表面への暴露による感染リスク推定値は、吸入曝露による推定値よりも低く、他の呼吸器病原体のfomitesを介する感染リスクよりも低い ●この研究によるfomitesを介したリスクは、飛沫〜エアロゾルを介して拡散するインフルエンザのfomitesを介したリスクより低かった (7)

2020-11-06 23:26:35
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●加えて、fomitesを介した感染拡散が重要視とされるノロウイルス感染のリスク(平均リスク2.7×10-3)よりもはるかに低かった ●なお、表面サンプルからの生きたウイルスの培養は試みなかったため、検出されたウイルスの生存性や感染性は直接調べていない (終)

2020-11-06 23:29:29
呼吸器内科医@ @neznezxmail

補足 discussionに続くmethods、appendixのQMRAモデルの記載など、少し目を通しましたが、理解不能です💦 ごめんなさい🙏

2020-11-06 23:33:23