グリーンリカバリーvol.2「ポスト・コロナ時代を見据えて、脱炭素社会とこれからの食を考える」参加報告2020.11.19

滋賀グリーン活動ネットワーク主催、シリーズ「グリーンリカバリー」で食のグリーン購入研究会の企画したセミナーの報告です。
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くうのる @kuunoru

池田氏>寿長生の郷の土も材料として使い、器として、茶屋菓子を引き立てる。百年先を見据えた里山保全をしようとしている。ここには山野草300種類がある。(音声中断) 龍門地域ではかつて炭焼きをしていた。伐採した木は炭にしてお茶席で利用するなどしている。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:39:54
くうのる @kuunoru

池田氏>地域の方と連携した農業も考える時期に。龍門地域にも休耕地が増えている。一緒に何かできないかと昨年はお客様と田んぼイベント。5月田植え、6月生きもの観察会、稲刈り、稲藁でしめ縄づくり。今年は無理だが次世代の子どもとの関わり、体験が大事なので続けたい。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:41:48
くうのる @kuunoru

池田氏>日本固有種の睡蓮であるヒツジグサ。こういうものを大切にすることで感性を磨く。色、美しいと感じる体験が、お菓子作りに生きる。草花から教わる菓子作り。活動を伝えるため、昨年から滋賀県の生物多様性認定制度に参加、二つ星をもらう。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:43:51
くうのる @kuunoru

池田氏>担当者だけが山に入るのではなく、従業員皆で里山整備。里山から学ぶだけでなく、コミュニケーションや信頼関係の醸成。四季の変化が人を育てると考えている。今年は大勢ではできないが、先月は15人で山に入った。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:45:34
くうのる @kuunoru

池田氏>里山整備をする中で、寿長生の郷周辺の地域とともに考える必要を感じてきた。地域の行事に参加をするように。毎年1月6日に神社で行われているしめ縄づくりに参加。村の結界の岩や木に巻くもの。御輿かつぎも求められるように。お祭りは農業と密接ということを知る。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:47:43
くうのる @kuunoru

池田氏>田んぼをめぐる水路に沿って御輿が回る。その年はじめて寿長生の郷にも御輿が入り、田んぼに来てもらうことができた。休耕地を購入し、農業法人で野菜作りも広げている。山から取る水の溝を春と夏に住民と一緒に掃除し、想いを共有することも少しずつ始めている。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:50:17
くうのる @kuunoru

池田氏>休耕地を使って作った糯米をはさかけにした。通行された車の方が話しかけてくる。昔ながらの景色を作ることも和菓子作りに活かしたい。大石龍門の企業として地域を見つめ直し、ともに発展して行くにはどうすればいいか。一緒に考える会を催した。嘉田元知事出席も。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:51:49
くうのる @kuunoru

池田氏>地域での学びを菓子作りに活かしたいと考え、滋賀県立大の上田洋平先生による心象絵図の取り組みを始めた。冊子やウェブサイトで報告しているので関心あれば見てほしい。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 14:53:22
くうのる @kuunoru

トークセッション。コーディネーター:青田朋恵氏。パネリスト:目片良和氏(オムロン(株))、池田典子氏((株)叶匠寿庵)、木田幸司氏(たねやグループ) #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:05:10
くうのる @kuunoru

目片氏>宮津市での耕作放棄地での取り組み。地域の中心になって進めている。湖南農業高校との協働は、去年までは高校生に野菜を持って来て販売してもらっていた。スマート農業に高校生は関心を持っているが予算不足。場所を借り、無償で実験に使ってもらっている。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:07:09
くうのる @kuunoru

目片氏>体験を積み、ビジネスとして今後活かしていってほしい。 青田氏>滋賀の目指す三方よし、ウィンウィン。農業には苦労というイメージがあるが、AI利用の先進的農業には明るい未来の期待が持てる。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:08:27
くうのる @kuunoru

青田氏>お菓子作りにつながるだけでなく次世代につながる里山、低炭素や生物多様性につながるお菓子作りのチャレンジ。今後は? 池田氏>昔は持続可能な活動をされてきたから今がある。炭が不要になり、山に入らなくなり、山が荒れて、獣害。何ができるか。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:10:50
くうのる @kuunoru

池田氏>伐採した木は100%再利用はできていない。炭焼きは農業に手が空く冬の仕事だった。外にどう活かせるかも考えたい。里山を守るにはお金もかかる、お客さんに何を還元するかも考えないといけない。和菓子作りに活かすには。今なら秋の色を、しつらえやパッケージに。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:12:42
くうのる @kuunoru

池田氏>自然から学んだことを活かしていく。 木田氏>滋賀県行政と地域の協働。有機農業推進法があるのに、食品添加物が世界一、ダブルスタンダード、解決に滋賀がトップに行けるかも。オムロンの取り組み、低炭素すごい。農業への展開はどこから発案? ハイテクは本業。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:15:28
くうのる @kuunoru

木田氏>当社もラコリーナで似た展開。お菓子に物語を持たせる、地域とともに歩むことが評価される。マンパワーをかけているのがすごい。山が近いから水がよいだろう。当社もSDGsの取り組みをしている。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:17:05
くうのる @kuunoru

質問>湖南農業高校に関わっているのは何人? 目片氏>総務課と労働組合の20人ぐらい。社内食堂で放映。皆の残飯だから皆が参加と考えられる。臭いのでない堆肥化機械の導入で深い付き合いが始まった。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:19:02
くうのる @kuunoru

質問>手応え、気をつけていることは、感性を養うヒントは? 池田氏>大石小学校と田植え稲刈り。社員も一緒に参加。里山に恵みをもらいお菓子作りをしていると社員全員で共有。会社が大きくなると里山に身を置きながら接することができない状況が、皆で関わることで変わった #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:21:28
くうのる @kuunoru

池田氏>触れると、この木はこんな花が咲くのだなという気づき。見るだけで内面が変わる。若い人からの草木への質問も増えた。ウェブサイトに里山のお話を投稿する欄を作ると社員の投稿が増えた。どれだけ山に接してもらうか。日々機会を見つけて、サイトに参加するだけでも。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:23:19
くうのる @kuunoru

青田氏>グリーンリカバリーがテーマ。コロナをきっかけに働き方やDXが前面に出てきた。会社での変化の紹介を。 目片氏>出張や外出がすべて遠隔になり効率的ということに。最初は残業が増えたが慣れてすごく減った。働き方改革は一気に進んだ。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:26:03
くうのる @kuunoru

池田氏>今まで作ってきたお菓子は生菓子に近く賞味期限が短かった。余計なものを入れるのは理念に反する。日持ちのするお菓子の開発に力を入れるように。外に出ることが減りお菓子を持って行くことが減った。家庭で楽しめるものをこれから増やしていく。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:27:45
くうのる @kuunoru

木田氏>出張減少により、face to faceの重要性がわかった。商品のあり方も変化するかも。 青田氏>滋賀の農林水産業は自然とともにある。環境先進県にさらになれるように。行政だけでなく、民間と協力して。コロナ禍で断絶ではなく、よりつながり、ぬくもりを感じながら。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 15:30:11
くうのる @kuunoru

青田氏>それが持続可能性に通じていく。 トークセッション終了。続いて交流ディスカッション。4人程度のグループに分かれて意見交換。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 16:29:19
くうのる @kuunoru

グループにオムロンの目片さんがいらっしゃったので質問。企業の方と話していると「生産が増えるとCO2は当然増える」「乾いた雑巾だから省エネの余地はない」とおっしゃることが多いが、どうやって乗り越えられたのか? #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 23:00:11
くうのる @kuunoru

答えは、以前は自社でも事業と環境活動は別と考えていて、環境は二の次だったと。しかし今は事業そのものが環境へ、CO2を減らすことがビジネスになった。新しい商品は環境配慮がないと許されないルールに。「電気を消しましょう」から、各商品が「どう環境に貢献するか」へ。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 23:06:56
くうのる @kuunoru

中小零細の多い滋賀には、まだまだ環境と経済を二律背反としか考えられない事業者も多いのだけれど、こういう方もいらっしゃるのだなあとうれしくなりました。これが欧州のスタンダード。草津市役所から湖岸へと続く道を環境ストリートにして、近隣の企業等を巻き込みたいと。 #グリーンリカバリーvol2

2020-11-19 23:13:10