（るなキャンの是非について)

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（るなキャンの是非について) 正確には商品ピック後のキャンセル処理についての意見まとめです。最近配達員界隈で話題になってるこの件について思う所を書いていきます。 #るなキャン　#サポセンvsるな　＃ウーバーイーツ配達員　＃ウーバーイーツ東京　＃ウーバーイーツ　#ubereats ＃ロング砲

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事の発端は最近ウーバーのシステム変更に伴い、従来自転車には回ってこなかった４キロ以上の案件がバンバン入ってくる事に起因します。その中でロングは受けたくない、という女性の配達員がピック後キャンセルした事をツイートした事に各配達員が反応した、というのが事の経緯です。

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各所の反応はこんな感じ。肯定否定混じってますが、否定の方が多いかな。 pic.twitter.com/916sA6RSiE

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この件は”ロングだから距離がわかったピック後キャンセル”という論点で語られる事が多いですが、私としては”ロンデリ”と”ピック後キャンセル”は個別の問題として語りたいと思います（当然関連はしますが）

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まずロング問題についてはちょっと前にツイートしてますので、そちらをご参照ください。 togetter.com/li/1626706

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で、”ピック後キャンセル”について。件の彼女はピック後サポートに電話してサポートにキャンセルさせた、という事だそうですが、であればUBERが配達員のキャンセル要求に対して理解を示し承認した訳ですから話としてはそれで終わりじゃないの？と思いました。

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これに対して「店や客が迷惑だ」とか、「受けた以上は責任があるだろう！無責任だ」とか、「こういうやつがいるからウーバーの評判が下がるんだ」と非難ごうごうでしたが

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店や客に対してはUEJが補償して金銭的被害は発生していない事、UEJと配達員の間で話し合いがなされ問題無いと合意に至ってる事、などを考えれば実質的な被害はゼロに近い訳で

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まあ、ウーバーイーツの評判が下がるという外形的事実は有るにしても、きわめて小規模かつ限定的だと思いますし（彼女個人のキャンセル回数が引き起こす信用被害など誤差の範囲でしょう）

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責任がどう、についてはそもそも配達リクエストが飛んでくる時点できちんと行先や距離の条件提示がなされてない事自体がフェアな取引では無いし、引き受ける条件内容や提示に関しても曖昧なままである以上、問われる責任範囲も厳しく追及するのはムリじゃないかと思います。

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砕けた言い方で言えば、いい加減な条件提示の下で動いてて、距離については不文律というか明文化されてない以前の上限が３．５キロだったのが、ある日いきなりUEJが制限を無くしたのがそもそもの発端ですし

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すると「何」に対しての責任なのか？という事に思い至らなければアカんと思います。少なくとも５キロだろうが１０キロだろうがUEJの言うままに配達しなければいけない等という条件に合意した覚えがあるでしょうか？

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「じゃあおまえはピック後キャンセルを肯定するのか？」と問われるならば、それに対しては「状況次第」と答えます。

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仮にピーク時間に５キロ案件が飛んできて丸々１時間近くそれに費やされるのが見えてる場合、サポートに電話してキャンセルは十分に取りえる選択肢と私なら判断します。

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その理由としては自転車の５キロ以上の配達案件をキャンセルする事をUEJが認めてるケースが有るという事実。それと、自分のプロ配達員として稼げる機会を守る為です。それがお客さんの利益に反している事は十分承知の上です。

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私の考え方や価値観を押し付けるつもりは毛頭有りませんが、プロ配達員として自分の利益を守る事を優先する事に誰の遠慮も要らないと思います。ピック後キャンセルをUEJが認めてるなら公式の判断であり、自分の利益を守るための正当な選択肢だと思います。

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逆にオフピーク時間に飛んできた場合は受ける事もあり得ます。空手で走るより、何か運んだほうがまだ売り上げにつながるからです。そういう理由でロンデリを完全には否定しません。

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最後に、こうあるべき論を少し語ってみます。この問題はそもそもロンデリが割に合わない働き方を配達員の合意無しに押し付けているのが問題の根源です。が、これで生計立てている専業のプロにとってはかなり死活問題です。

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ロング走らせるなら、見合った報酬設定をすべきです。また、配達先で注文が取りずらい地域も存在しますので、そういう要素も加味すべきです（例：埋立地タワマン）

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具体例でいえば豊洲、勝どき、月島、芝浦、海岸通りの埋立地タワマンへ配達させる場合は、入館退館の手間と現地で受注できる確率が低い要素を加味した価格設定をすべきです。

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もう一つ改善提案をしたいのは、やはり配達させる先の住所はリクエスト時に提示すべきです。これをやらないでガチャみたいにロングショートをランダムで引かせる事をしてるから、皆困惑してるのです。

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今の料金体系だとロングは忌避される事必至ですが、それを避けたければちゃんと見合った報酬設定をすればよいのです。条件を曖昧にして誤魔化したまま走らせてると、配達員の不平不満が高まる一方でしょうし、それが他のプラットフォームへの鞍替えにもつながると思います

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結果として優秀な配達員ほどきちんと評価されるプラットフォームへ移籍してしまい、残りは低い報酬でも受けるが仕事もいい加減なドライバーばかりになるでしょう。安い報酬では安いなりの仕事しか期待できないからです（安かろう悪かろう）

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最近出前館などが「うちは教育をしっかりやって、丁寧に運ばせてます」とうたってるのは、配達品質の不安定さがウーバーイーツの弱点だとわかってるからです。競合他社はウーバーイーツの弱点を狙って次々と攻略の手を繰り出してきてます。

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そのさなか、優秀な配達員を報酬ケチって逃がすのは愚の骨頂だなあと愚考する次第です。