輪の国びわ湖推進協議会・輪学「僕は自転車ツアーガイドで生きていくと決めた! 自転車ツアービジネスを志す自転車愛好家の夢」開催報告2020.12.19

輪の国びわ湖の公開学習会・輪学2020年度第7回の報告です。話題提供は一丸 剛(フナズシマル)さん。
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くうのる @kuunoru

一丸氏>ガイド経験はなかったが飛び込んだ。2018年2月にサイクルツアーガイド講習会、安全管理編に参加。ガイド事業者に混ざって、自分もやりたいと考えていた。風景に隠された意味を伝えることでみんなに楽しんでもらいたいという想いが強くなっていった。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:01:15
くうのる @kuunoru

一丸氏>会社は副業を禁止。辞めて飛び込むしかない。自分自身の起業のための事業計画などしたことがない。そこで草津市の創業サポートにて具体的な事業計画の作成アドバイスを受け、事業シナリオ作成シートで考えていたことの文章化を行う。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:03:07
くうのる @kuunoru

一丸氏>・事業の土台 ・起業の志 ・環境分析(顧客ニーズ、競合との差別化、自社が提供できるもの) ・SWOT分析(内的・外的要因による強み弱み) ・事業ドメイン設定 ・商品やサービスの構成と価格設定 ・販売方法とPR ・事業実施上の問題点、リスクの設定  厳しさを実感。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:04:57
くうのる @kuunoru

一丸氏>では価格設定をどうするか。自転車ガイドビジネスの現実と課題は。海外の先進地でもガイドでは食べていけない。2時間2000円。4時間としても4000円。ガイド1名が引率できるのは5〜6名。4000円×5人=2万円、1開催=1日の売上。ひと月何回開催? 1年では? リアルに考えねば…… #輪学2020第7回

2020-12-19 20:06:49
くうのる @kuunoru

一丸氏>雨の時は? 雪は? 台風は? 避けられないリスクをどうするか。また自分自身が客目線になったとき、ガイド付きサイクリングにいくらなら払うか。びーもでは無料。プロはテクニックがあり価値があるが、それが参加者に参加前に提示できるか。ほしい金額を設定しても……。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:08:45
くうのる @kuunoru

一丸氏>お客さんにどう価値を提示できるか。自分が客なら1万円のツアーに払えるか? 参考として「美ら地球」では5000〜8000円/名・3時間。インバウンドが対象。日本人向けはどうなんだろう? #輪学2020第7回

2020-12-19 20:11:06
くうのる @kuunoru

一丸氏>ガイドツアーは見えない価値を提供するもの。安全面では参加者5名に対してガイド+スタッフ計2名は必要か。メカトラブルへの修理対応力、サポートカーなどのフォロー体制。それなりの設備やスタッフが必要。PR費用や保険。となると自分の取り分以外に経費がかさむ。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:13:15
くうのる @kuunoru

一丸氏>するとそれなりの費用がかかるが、対価をもらえるか……? 仮にほしい金額が8000円/名・4時間として。お客はサイクリング以外の様々なサービス(コンサート、テーマパーク、グルメ等)の中からガイド付きサイクリングに費用と時間を費やす選択をする。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:15:25
くうのる @kuunoru

一丸氏>他の魅力的なコンテンツと比較してより魅力的と思ってもらえないとガイド付きサイクリングツアーに参加してもらえない。その価値の訴求が今は難しいのでは……。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:16:16
くうのる @kuunoru

一丸氏>ガイドの需要から考えてみる。美ら地球を見ても、インバウンドにはありそう。日本人の一般的なサイクリストなら? 尋ねてみると、ほとんどの人がガイドまでは要らないと言う。自分で好きなコースを選んで手配している。自由な行動ができることが自転車の魅力。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:17:49
くうのる @kuunoru

一丸氏>経験値が高いサイクリストほどガイドを必要としない。では一般的な旅行者なら? この層を引っ張ってくるべきか。しかしサイクリングに対して良いイメージを持っているか? お客はガイドに何を求めるか。インバウンドなら、日本を深く知りたい、だからガイドの質を求める。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:19:28
くうのる @kuunoru

一丸氏>インバウンドはだから成り立つ。一方、国内のツーリストは、普段と違う旅の体験がほしい、地的好奇心を満たしたいというのがガイドに求めるものだろうけど、有料ガイドにそれを求める? ボランティアガイドもいる。では自転車の有料ガイドってどうなんだろう……。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:20:59
くうのる @kuunoru

一丸氏>やっぱりサイクルツアーガイドでは食べていけないのか……。でも、全国あちこちでサイクルツーリズムが叫ばれるという不思議な現象。ではサイクルツーリズムのニーズはどこにあるのか。国の観光立国政策に則った、地方の活性化を狙った観光予算に基づいたもの。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:22:27
くうのる @kuunoru

一丸氏>国や地方自治体、観光協会が地域活性化のためにサイクルツーリズムを求めている。ならガイド付きツアーの対価はそこからいただくべきか。ガイドは地域の営業マン、自転車が地域と人を結びつける。自転車はコミュニケーションの手段となる。一方である自治体との交流を生み出す #輪学2020第7回

2020-12-19 20:24:27
くうのる @kuunoru

一丸氏>対価は自治体からいただくものかと思うが、お客が来ないと成り立たない。予算がなくなるとビジネスは結局成り立たなくなる。 あらためてガイド付きサイクリングツアーを考えると、実際に利用する人はどう考えるかをみておかないと。サイクリスト以外の感覚を捉えなければ。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:26:06
くうのる @kuunoru

一丸氏>20kmはサイクリストには散歩レベルだが、普通の人からすると大丈夫かという感覚。その距離感をちゃんと見る。「自転車=日常の足、なのにお金とるの?」「何もない田舎に行って楽しいの?」お金を払う前には価値がわからない。有料ガイドとボランティアの違いもわからない。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:28:42
くうのる @kuunoru

一丸氏>安全面の配慮や提供する情報の深さなど、価値の訴求もできていない。さらに、サイクリングに対する不安。前傾姿勢、乗りにくそう、坂道イヤ、お尻痛い、迷惑かけそう……。不安を解消しないと対価も得られない。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:30:19
くうのる @kuunoru

一丸氏>まずは不安を取り除く。サイクリングの敷居を低くしておもしろさを伝えたい。駅チャリ・ビワイチ→JR各駅で借りて5〜20km程度のサイクリングツアーを無償で行う、もらっても保険代ぐらい。これでまずはサイクリングに興味を持ってもらい、身近な楽しみを持ってもらうこと。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:31:49
くうのる @kuunoru

一丸氏>一般的な人は、徒歩〜2kmまで、自転車〜5km程度、それ以上はクルマか公共交通。つまり5〜20kmにはじっくり見たことがないエリアだから発見が多いのでは、そこの体験を提供したい。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:32:55
くうのる @kuunoru

一丸氏>サイクリングへの不安要素はあるが、サイクリングがしたいのか? 旅がしたいのか? 「旅行」という入り口を用意したい。私は土地の魅力を伝えたい。自転車はツール。旅行に自転車をプラスすることによって差別化を図ってはどうか。健康や環境を意識している人に訴求。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:35:48
くうのる @kuunoru

一丸氏>滋賀県の旅行商品はまだ少ない。マイナーエリアだから、そこにサイクリングで選択肢を提供したい。旅行業はコロナ禍で打撃。マイクロツーリズムでエリア範囲が変わっている。自転車にできることがありそうだ。「国内旅行業務取扱管理者」取得した。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:37:28
くうのる @kuunoru

一丸氏>なぜ旅行業か。あくまで売りたいのは地域の魅力であり、それを届けるツールとしての自転車、サイクリング。お客に旅行の選択肢の一つとしてのサイクリングを提供する。食事や運送、宿泊といった旅のトータル設計をパッケージ化する。滋賀を売り込むコンセプトの作り込み。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:38:53
くうのる @kuunoru

一丸氏>「滋み旅(じみたび)」という事業名。滋賀は地味だ。でも、本物、質素、落ち着き、趣がある。ゆったりした旅行の価値。滋賀の「じみ」は落ち着き、環境面での配慮といった価値がある。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:40:37
くうのる @kuunoru

一丸氏>「滋み旅」コンセプト。落ち着きのある場所を求める人やサステナビリティを意識する旅行者に、滋賀の魅力を追求、湖国の世界観を感じられる各種体験を。サイクリングメニューをプラスした少人数ツアー。「滋賀をフィールドとした自転車のガイドツアーで価値を提供」 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:42:08
くうのる @kuunoru

一丸氏>今後はどんな商品やサービスでもSDGsが求められる。自転車ツアーではかなりの部分が提供できる。こういったものをしっかり意識した商品を提供したい。以上が考えている方向性。まとめ、滋賀のフィールドをトータルに自転車をツールに旅行体験を提供したい。 #輪学2020第7回

2020-12-19 20:43:44