- NAKAHARA_Kanae
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この他にも、三重県伊賀市の鸕宮神社や、同県名張市の宇流冨志禰神社、宮崎県延岡市の春日神社などが神輿渡御の折にトラックを用いているのが確認できた。同様の措置を取ったがマスメディアに取り上げられていない祭りは、おそらく日本中を探せば山ほどあることだろう。 mainichi.jp/articles/20201…
2021-01-30 12:21:13第2章 代替神事
氷室神社の「御渡り」の記事に「(パワードウェアの)高齢者の多い地域での神輿の担ぎ手への活用も模索できるのでは」とあった。しかし、以下の事例をみると、そもそも無理に神輿を使わなくてもよいように思える。
神輿を用いること自体を断念した祭りも数多くある。 山梨県笛吹市の浅間大社では、水防祈願の祭り「おみゆきさん」の際に、少人数で運ぶことができる「辛櫃(からひつ)」が、神輿の代わりに用意された。なお、先述のように水防祈願の祭りだが「疫病終息」も祈願したという。 asahi.com/articles/ASN4J…
2021-01-30 12:22:45海南神社(神奈川県三浦市)では、江戸時代の疫病退散を起源とする「八雲祭」の際に、神輿の渡御などを行うのが通例である。しかし2020年は、神輿の代わりに「唐櫃(からびつ)」に御神体を移しての渡御となった。 townnews.co.jp/0502/2020/06/1…
2021-01-30 12:23:11八坂社(石川県羽咋市深江町)では、毎年用いている神輿の代わりとして宮司が「神座(みくら)台車」なる小さな台車を手作りし、それを例祭「祇園祭」の折に、一人で押して各家庭を回ったという。 chunichi.co.jp/article/88546
2021-01-30 12:23:35京都・八坂神社の「祇園祭」について。大勢の担ぎ手が必要となる神輿の代わりに「神籬(ひもろぎ)」という榊に祭神の「スサノオノミコト」を遷し、それを白馬の背に立てて練り歩くことにした。 omatsurijapan.com/blog/2020-gion…
2021-01-30 12:24:05全国3000社ある熊野神社総本宮・熊野本宮大社(和歌山県田辺市)の例大祭「渡御祭」について。2020年は人の密集を避けるために、大勢の担ぎ手が必要となる神輿の使用を断念。その代わりに祭神の御霊の入れ物として「厨子」を用いることにした。 agara.co.jp/article/57208
2021-01-30 12:24:27徳島県美馬市の劔山本宮劔神社では、数百キロの神輿を担いで剣山の山頂一帯の草原を練り歩くのが通例であるが、2020年は神輿の代わりに御神体を入れた「箱笈」を背負うことにしたという。 topics.or.jp/articles/-/392…
2021-01-30 12:24:55コロナ禍を受けて復活した歴史的祭祀もあり、珍しいものが見られたなあという嬉しさは正直ある。だが、一方で数多くの祭祀が規模縮小、延期、中止に追い込まれているのを思えば、やはり陰鬱たる気持ちになる。一刻も早く元の日常が戻ってくることを切に願う次第である。終わり。
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