シャドウランでSINチェックをされる話

ヤネウラ @yanegann

5号線に入り、タコマ地区に入る所で検問で止められる。5号線は、無法地帯に近いプヤラップから工業地域であるタコマに入る幹線道路であるため、一般的な検問であるといえる。 「はい、SINのデータを見せてね、あと質問に答えてね」

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SINチェックのレーティングは2。 4人に対して、ダイス4個でチェックするが、成功数は最高でも2個どまり。職員はグールに驚いていたが、特に怪しいところもなかったので、そのまま通してくれる（SINチェックで3成功されていたら、グールとつぐみは、怪しまれさらに質問されていただろう）

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こうして無事に、タコマ地区に入り、少し走ったところでゴーギャングらしいシンヒュンが4台接近。 チェイス戦闘開始だ。 つぐみが接近に早めに気が付いたので、相手の車との距離はまだ離れている。 「一気に引き離そう！」とエッジを使って、アクセルを入れるとたちまちに3台が脱落、残り1台になる。

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見通しのいい直線道路を一気に進むGMCブルドッグと、それに追いすがろうとする現代シンヒュン。 しかし、この後、なかなか引き離せない。 「ゴーギャング手強い！」 「いや、ブルドッグは頑丈な分、遅いからだよ。最高速度リミットに引っかかってるし」 「仕方ない……エッジを使って引き離します」

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つぐみがエッジを使ってリミット制限を無視することで、シンヒュンを引き離し、チェイスは終了。さらに少し進んで、イーヴォのビルがある地区に近づいていく。 しかし、その地区に入る道路では検問が行われているのであった。

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田中がコンタクトのデッカーに連絡して状況を教えてもらう。 「検問は2か所でやってるね。入り口とイーヴォのビル前 」 「検査のレーティングは」 「ずいぶん丁寧だね、4だ。生体情報の認証チェックまであるよ」 「4は厳しいなぁ」 pic.twitter.com/1L5Oq1p2kC

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レーティング4の検査だと、振られるダイスは8個となる。シャドウランだとダイスの半数が成功することは、たまにあるので、グールとつぐみのレーティング3のSINだと完全に偽物だとバレる危険性がある。 レーティング4の偽造SINなら、5成功だされないと完全にはバレないのでわりと安心なのだが……

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ここでつぐみがボート屋のコンタクトを使い、地図左上から地区に入ろうと提案。 ワパト湖から伸びる運河から地区内に入ろうというわけだ（いや、ほんとにここに運河があるかは知らないけど、ランダムマップで良い感じの地図を作ったら、水路が入っていたのだ。「あ、その水路なし」とか言えないし）

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車を途中に停めて、ボートに乗って左上から地区内に入り込むランナーとグール達（グールは目立たないような服を着せてる）。 もし、ビル前の検問でひっかかっても、敷地内に走り込めばOKという寸法だ。加えて、田中がグールに〈完全透明化〉をかけて準備万端である。 pic.twitter.com/0DGlFmZoKp

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レート4の偽造SINを持っている田中は普通にビルの入り口に接近、グール達は透明になって忍び歩き2成功で一緒に接近する（グールは忍び歩きが得意なのだ）。つぐみはちょっと離れた所で待機。 田中が検問をするレンタコップの注意を引いている間にグールがビルに入り込むという作戦だ。

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予定通り、田中がレート4の検問を受けSINをチェック。問題なくパスする 「透明になっているから、あと気づくかどうかは音だけかなぁ。サイバーアイの熱映像視野機能とかも、透明化の魔法で誤魔化されるからね。忍び歩き2成功してるし検問で会話中だから4成功はしないと気づかないね　……あ、5成功」

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「何か……おかしいッ！とまれ！」 「はいはい、止まりますよ」 「この違和感は何だ？足音か？」 田中が会話で時間を稼いでいるあいだに、つぐみがこの間買ったばかりのサイバーデッキで援護開始。 「今月、勉強したばかりのクラッキング技能グループ1が役に立つとき！」

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まぁ、つぐみはずっと待機してたから、グリッドの調整とアイコンの知覚は終わっていたことにしていいか 「サイバーアイのアイコンはあります？」 「知覚に成功したレンタコップの眼だね、あるよ」 「それに侵入します。エージェント起動」 「了解ﾃﾞｽ」 「ヘイ、スリーズで即興ハッキング！」

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「ダメだ、ファイアウォールぬかれた。侵入された」 「えーと、マークは」 「ダイスプール減らしてないから、付けたマークは1だよ。最初に宣言するみたい」 「なるほど。でも、マーク1で充分ですね。マーク1の権限で、サイバーアイに偽命令を与えます、動体確認の矢印をサイバーアイに出します」

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レンタコップのサイバーアイに、動体確認の矢印がピピっと表示される。 「こっちか！？」と矢印が示した方向を警戒するレンタコップ。 この隙にグール達は、そろそろっとビルの入り口から、イーヴォ法が支配される領域に入っていき、無事任務終了。

ヤネウラ @yanegann

SINとSINチェックを中心にしたシナリオでした。SINチェックのルール、世界観が良く出ていて面白いんですが、バレた時のリスクがデカすぎて、気軽に途中の障害に入れられないのが難点なんですよね いろいろ考えた結果、「そうか、バレたら走って逃げて解決できるようにすればいいんだ！」という結論に

ヤネウラ @yanegann

普通にチェック受けて失敗したら走って逃げて解決でもいいし、前金で高いレーティングの偽造SIN買って解決でもいいしというセッションでした。 今回の「俺の眼を盗みやがったな！」エンドも、実にサイバーパンクっぽくてカッコよかったですね。

ヤネウラ @yanegann

なお、もっとマイルドにSINチェックがやるための方法を、朱鷺田先生がR&Rのシナリオ内で書いてらっしゃるので、そちらを使うのも良いと思います。 エッジで何とかなるので、ちょっとしたイベントとしてSINチェックを使いたいときに便利です（エッジ1点削れれば、障害として充分ですし）