量子力学:多世界解釈 vs 現代のコペンハーゲン解釈

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Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 <M1|O|M2>≠0を満たす局所的演算子としてO=|M2><M1|+|M1><M2|をとることもできますよね。装置が局所的だと考えているのなら、その状態である|M1>|M2>も局所的と言えますから、このOを局所的演算子と呼べない理由はないかと思います。

2021-02-26 07:15:05
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 結局和田さんの基底選択が起こる理由は<M1|O|M2>≠0を満たす局所的演算子が存在しないという根拠しか示していないので、何も問題解決になっていないのだと思っています。多世界解釈には未だ基底選択問題が残り続けています。

2021-02-26 07:16:37
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 そちらの理論でも、手で位置基底が優先である合理的な根拠をきちんと示されないと、ただ条件を手で入れただけの理論となるかと思います。また古典力学では状態を決める要素になっていた運動量の正確な情報はどのように手入れるのかも示される必要があるかと思います。

2021-02-26 07:18:36
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 人間の特定の基底が我々の意識の基底だとしても、それとは異なる人間の基底で(普通は別な)意識が存在しないことを示さない限り、多世界の数もどの基底で勘定すれば良いのかが決まらないからです。

2021-02-26 07:21:33
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 そしてその基底選択問題はスタートの仮定が線形性だけならば、決して理論的に決まるものではないことを改めて強調しておきます。運動量を優先的に認識する「意識」基底がなぜ存在しないのかという問いは形而上学となり、実証科学とは成りませんので。ご再考を期待します。

2021-02-26 07:24:05
x_seek @x_seek0

@hottaqu 『<M1|O|M2>≠0を満たす局所的演算子としてO=|M2><M1|+|M1><M2|をとることもできますよね』 それだと測定済みのマクロな測定器が、他には何の痕跡も残さずに、その測定値を1から2へ変えることになりませんか?

2021-03-05 19:30:21
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 ええ、そうです。まずマクロとミクロの間には閾値はありませんよね。これは多世界解釈の人でも同じだと思うのですが。マクロでも有限自由度の測定器では、そういう演算子も操作もミクロと同様に理論の中に入っていますよね。

2021-03-05 19:42:58
x_seek @x_seek0

@hottaqu 確かにマクロとミクロの間に閾値はなくMの干渉項は完全な0ではありません。しかし測定器Mが対象系Sと相互作用すると対象系Sでデコヒーレンスが起きるのも事実です。 |M>(|S1>+|S2>)⇒|M1>|S1>+|M2>|S2> これは「Mの干渉項がほぼ0になるからSの干渉項もほぼ0になる」という論理ではありませんか?

2021-03-06 17:30:38
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 多世界解釈派の方の議論で一番気になる点は、厳密な実在を考えようという話でかつミクロとマクロの質的な差はないと認めた上で「ほぼ0に」という近似で話を済ませようとする部分です。一貫して原理的な話をしていたはずなのに例外(反例)は無視するという乱暴な姿勢では、議論する気がなくなります。

2021-03-06 17:48:58
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 それでは、そちらが「実在」と考えている多世界も近似でしょうか?「ほぼ実在」ということだったら、強い主張はされないほうが良いと思います。

2021-03-06 17:50:21
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 また何回も説明していますように、デコヒーレンスは多世界解釈をなにも正当化いたしません。古典化した確率分布でも、それから1つの事象を選択する説明が抜けているのが多世界解釈の問題点です。デコヒーレンスが完全であろうとなかろうと、関係のない話ですよね。

2021-03-06 17:52:57
x_seek @x_seek0

@hottaqu 和田さんの著書P141より引用します。 『演算子Oは、「現実的に可能な操作」に関連する演算子である(略)一般にハミルトニアンは局所的な演算子で構成されているので、Oも有限個のそのような演算子から構成される(略)有限個と言っても、たとえばアボガドロ数レベルの大きさであってはならない』

2021-03-07 01:18:52
x_seek @x_seek0

@hottaqu 和田さんが演算子Oを構成する局所的な演算子の個数を制限した理由は、制限しないと干渉項がゼロにならないからでしょう。 堀田さんがその制限を外されるなら「干渉項はほぼゼロ」とせざる得ません。しかし干渉項がほぼゼロでも実験で観測されるデコヒーレンスは説明できるため何も問題ありません。

2021-03-07 01:19:17
x_seek @x_seek0

@hottaqu 『古典化した確率分布でも、それから1つの事象を選択する説明が抜けているのが多世界解釈の問題点です』 1つの事象を選択するのは心身二元論の意識です。唯物論では脳細胞の活動自体が意識です。各分岐世界に存在する意識が各分岐世界の事象を観測するため、1つの事象を選択する必要はありません。

2021-03-07 01:23:31
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 まずデコヒーレンスの話をされたのは多世界の数の議論ではなかったでしたっけ?「ほぼ零」のデコヒーレンスの観測の議論から原理的な多世界の実在の話をされたわけではないということでしょうか?それでは「ほぼ」ではない多世界の実在をどのように定義されているのでしょう?

2021-03-07 06:01:36
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 「各分岐世界に存在する意識が各分岐世界の事象を観測するため、1つの事象を選択する必要はありません」 繰り返しになりますが、デコヒーレンスの話もせず、その意識の基底を勝手に選択するのは、「唯物論」ではなく、「その意識があるから、その基底だ」という心身二元論と変わりません。

2021-03-07 06:04:10
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 「唯物論」と主張されたければ、少なくともズーレックのように基底選択も自発的な物理現象として説明しないといけないのに、あなたや和田さんのように、その条件は自明であり、手で課すという立場だと、その「意識」が基底を決めている心身二元です。唯物論だと名乗るのは矛盾です。

2021-03-07 06:06:16
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 あなたにとって多世界は「実在」なのか、それともデコヒーレンスの誤差から「ほぼ実在」なのか。そして「基底選択は唯物論の理論の線形性だけから出てくるのか」それとも「心身二元のうちの意識が基底を選択しているのか」を明確な論理で主張されなければ、これ以上の議論は時間の無駄だと思います。

2021-03-07 06:08:48
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 位置基底を優先する多世界解釈では、結局和田さんが言う超越者(いわば神)の視点にあなたが立って、あなたが基底を選んでいます。同じ素粒子の集まりでできる運動量等の他の物理量の基底を選ばないと決めたのは超越者である「意識を持ったあなた」なのですから、唯物論どころか立派な心身二元論です。 pic.twitter.com/tmNqLZPoQg

2021-03-07 06:53:19
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Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 もし運動量基底をとれば、多世界の数の値も変わりますよね。ですからまず「なぜ他の物理量基底で記述される意識が存在をしないのか」に答えない限り、意識の存在を最初に仮定する心身二元論を超えられません。同じ素粒子の集まりが他の基底で別なことを今考えている他の意識を持たない理由が必須です。

2021-03-07 06:58:48
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 唯物論と名乗る多世界解釈理論が唯一使える状態の線形性から、「他の基底で活動している意識が存在しない」をことを証明することは永遠に不可能です。これも繰り返しですが、それは「意識の存在」を示すこと自体が実証科学では不可能だからです。

2021-03-07 07:01:22
Masahiro Hotta @hottaqu

@x_seek0 ですから多世界解釈はトートロジーに塗れた形而上学にすぎないのだと私は繰り返しお伝えしています。この部分に関して同意頂けなければ、今後レスをまた頂いても時間の無駄になってしまいます。いかがでしょうか?

2021-03-07 07:03:02
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