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児玉龍彦教授の参考人質疑の内容を理解し内部被曝の低減に役立てるまとめ
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kotoetomomioto
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はあ〜〜〜〜、「チェルノブイリ膀胱癌」論文やっとこさ読んだ〜(汗)恐らくこの論文で最も重要なポイントはTable3、もしくはFig4。以前放医研の調査で「高線量地域に住む人の遺伝子変異」の調査報告があったけど「内部被曝による遺伝子変異」を調査したという意味で非常に有意義。
2011-07-31 12:35:32![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
尚かつ、その「遺伝子変異の違い」が、福島県内のかなりの地域と大して違わないレベルの汚染地域で起こっており、しかも予想されていたよりも低線量な内部被曝(食品汚染)で起こっていたこと。ただしウクライナほど貧しくも食品管理がずさんでも無い日本では、頑張れば防げること、、
2011-07-31 12:37:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
あ、いや「防げるかも知れないこと」が良く判った。と共に「こういう事を良く判った上での児玉先生の満身のお怒り」が妥当なものであったのだと、おぼろげに感じた昼下がり。という訳で昼休みw
2011-07-31 12:39:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@study2007 carcinogenesis 癌化する、ですかね。ちょっと離れますが、癌だけでなく、細胞レベルでの正常性喪失全体を指せば事象把握として間違いのないところてしょう。癌にならずとも変質・廃用を起こし、免疫力低下などの症状が出てますから。
2011-07-31 18:24:38![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「正常性喪失」なら確かにOKでしょうね。あとは被曝からの「作用」と断言できるだけのデータがあるのかというと(この論文のメインの部分ですが)ちょっと私の理解が及ばずまだウジウジ考え中なんですよね。Table3の意義は不変ですが。@Nyaon3 細胞レベルでの正常性喪失全体を指せば
2011-07-31 18:31:09![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@study2007 マスとしてはじめて結果として推測される、のであって、作用を明確にして認められているものはないでしょう。あったら、こんなgdgdな世の中には・・・ 本当に。
2011-07-31 18:34:09![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
そういえばそうでした。機序がどんなに明確そうでも最終的にはマスの評価が必要ですもんね。その点も児玉先生は強調しておられましたね。@Nyaon3 マスとしてはじめて結果として推測される、のであって、作用を明確にして認められているものはないでしょう。
2011-07-31 18:37:06![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
児玉先生が国会でぱぱ〜と喋った内容を1つ1つ調べる件。p38 MAPK系どかNH-kB系ってのは細胞分裂や転写とかを促進する信号伝達経路のことで紫外線なんかで活性化されるファミリー。「というのがある」くらいに理解。http://t.co/DPEqsYw
2011-07-31 21:33:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、さっきの網の目の様な伝達経路図にEGFRファミリーというのが上の方にあって、これは成長因子受容体。こいつがじゃんじゃん信号を出すと癌が増殖するわけでイレッサはこれを狙って叩く。今のところ癌界最高の「ヒール」って感じで日本映画界でいえば松田優作みたいな感じw
2011-07-31 21:38:05![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、http://t.co/EmmhpL0のFig4には筆者らの考える癌化の流れが書いてあるんだけど、ここに書いてあるのは「癌」の論文には大抵どれか載ってるような、つまり目新しい新機構が書いてあるわけではない。様に思える。
2011-07-31 21:45:19![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
Fig4:上の欄の横軸は「(放射線による)DNAダメージ」→「(放射線による)修復の失敗」→「(放射線による)遺伝子の不安定化」を繰り返して癌が発生する、、、みたいな。
2011-07-31 21:48:15![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
Fig4:で縦軸は癌の進展の過程を網羅していて、活性酸素、活性窒素から始まってDNAメチル化、(癌抑制の)p53の変異、(分裂促進、転写の)p38-MAPK系の活性化、炎症時に増えるCox2、(成長因子の)EGFR系の活性化、(DNA修復、信号伝達、翻訳のマルチに活躍する)、、
2011-07-31 21:56:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
Fig4:ユビキチン及びユビキチン様タンパク(SUMO)なんかの増加が起こり、癌の転移を防ぐ防波堤のECMとかが破られ、癌が血管新生を伴いながら増殖・転移、つまり「進行癌」になってゆくという流れが書いてある。
2011-07-31 21:59:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
で、論文本文にはそれらのタンパクやら遺伝子変異やらが高線量地域のG1とか中線量のG2では汚染の無かったG3より有意に認められた、、という流れ。
2011-07-31 22:05:17![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
つまり筆者らも言うように、この調査は統計的に発癌率を議論するだけの統計数はないし、(前立腺肥大の人を抽出してたり、喫煙とか化学物質とかウクライナの社会的な環境の悪さもあり)疫学的な議論はできない。だけれども、、、
2011-07-31 22:11:12![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
患者の細胞の抗酸化反応や遺伝子変異や新生血管の特性は明らかに高率に汚染地域の群が悪いことが観測された。特に癌化や増殖性に重要な役割を持つユビキチン&ユビキチン様タンパクの「悪性度?」を免疫組織化学的(つまりは染色?)にスコアリングすると有意に汚染地域が悪い(Table3)
2011-07-31 22:16:55![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
私の想像を差し挟むと①オーストリアでは人体の筋肉の実測から食品の汚染は3〜4年で大気核実験時代のレベルにもどっており、ウクライナでも数年で「尿6Bq/L状態」には落ち着いたのではないか?と想像②だとすると患者は4〜16年は(土壌汚染はあまり改善しなかったので)その状態だった?
2011-07-31 22:24:33![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
とすると初期の数年は何倍か何十倍だったかにせよ平衡状態の摂取量は1日10Bq程度。http://t.co/v083QBj - の「膀胱モデル」を信じると1.4×10^-8[Sv/Bq]なので年間0.05mSv(@膀胱)みたいな微々たる値。なんだけれども、、
2011-07-31 22:46:29![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
膀胱に対して20年で1mSv、初期の数年が10倍だったとしても10mSv以下。見積もり上はたったこの程度にすぎない内部被曝のG1やG2と、非汚染なG3でこれだけ「有意」な前癌状態や悪性度の違いが「観測された」こと自体が驚異だというのが筆者や児玉先生の認識なんだろうと思う。
2011-07-31 22:49:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
児玉先生の受け売りの部分もあるが①低線量×長期間の症状が最近やっとチェルノブイリで出始めてて②勿論、質の高い疫学的な調査の結果が出るのは何年も先なんだけど③これほど驚異的な調査結果を知ったならば住民を避難させたり除染したりする事に全力をあげる事が国や国民の責任である(キリッ)
2011-07-31 22:55:57![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
という主旨であり内容であった。と、私なりに理解したところで明日から九州に帰省し、ネットはおろかiPhoneすら繋がりにくい田舎でのんびりする事を決心した件w
2011-07-31 22:57:49![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
勿論再来週以降も児玉先生ネタは続き、「利権」「γ線イメージング手法」「除染方法」「原爆20個分」とか、、、折りに触れ整理する予定。あ、でも、「プレゼン方法」とかは特に触れない予定w
2011-07-31 23:03:11![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@study2007 児玉先生のまとめ、読みました。批判・評価はさておき一人の研究者の意見として役立てるという趣旨に賛成です(^^)しかし生体はすべて違いますから、何を基準に国の指針を立てるかはかなり難しいですね。個人の考えもゼロの捉え方一つ違いますし。この点で足踏みしてる私です
2011-07-31 16:05:50![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
途中を省略して言えば、ウクライナとかの「野菜50Bq/kg以下」ぐらいが最悪でも維持したいレベルでは?これ以下で自由度はあるとしても子供にはその1/10以下だと思いますが。@sriezo 何を基準に国の指針を立てるかはかなり難しいですね。個人の考えもゼロの捉え方一つ違いますし。
2011-07-31 16:52:44