目に見えないものの物理学と「神」の居場所
原子論でさえ100年前、学問的受容に時間がかかった。私もそういう風に理解できないことが増えていくのかな。そう思うと少し暗い気持ちになる(笑)。でもそのことは、どの世代・どの時代でも起こってきたことだ。避けられないと思う。せめて、私が出会った郷土史家のように知的好奇心を持とうと思う。
2021-03-10 03:01:24失礼。原子論のアトミスティークとエネルゲティークの論争は、1900年頃、120年くらい前ですか。でも、その原子論の論争が終わったのは、最後に、原子論を認めなかった人が亡くなった時。そう言われているんですよね。それは100年くらい前じゃないだろうか。
2021-03-10 03:07:35このtweetを見てからずっと考え続けていた。 マッハみたいな変人はさておき、オストワルドほどの人が何故原子論を受け入れなかったのかと不思議でならない。 しかし、目に見えない物や手を触れられない物を信じる方が変人なのだと気付いた。現代人は変人になる訓練を受けたのかもしれない。 twitter.com/y_mizuno/statu…
2021-03-11 22:16:53@EbeTadayuki この私の(原子論の歴史的受容に関する)tweetの考え方、捉え方は、多分、武田暁先生の影響ではないかと思います。書籍で言うと、この辺りに(確か)出てきたと思います。 『物理科学への招待』 amazon.co.jp/dp/4785320494
2021-03-13 02:32:07@y_mizuno ご紹介ありがとうございます。近くの図書館にあったので早速読んでみます。 過去に人類が見えない触れない物を信じたのは神だけですね。八百万の神も唯一の神も。それへの反発で知覚できないものを仮定するのは科学でないと考えたんでしょうか。
2021-03-13 18:47:36@EbeTadayuki そうですね。神と悪魔、天使と悪魔、天国と地獄、は見えないがあると思っていたのでは。聖書研究家でもあったニュートンは、自分の法則発見で神の居場所は惑星運動の初期条件に退いた考えたとか。フランスでは1740年でもデカルトの渦動宇宙論が教えられ、見えない万有引力は受け入れ難かったとか。
2021-03-13 21:36:39@EbeTadayuki 1688年のニュートン理論が、やっと受け入れられたのはその100年後、天王星発見1781年とラグランジュ解析力学1788年といわれます。神が居場所を変えるのに100年。その後、物理学が産業革命を起こし、神を人類は必要としなくなった(ニーチェ)のは19世紀末。さらに100年?
2021-03-13 21:49:07@EbeTadayuki 1888年は、ヘルツが電磁波を発見した年でした。次の見えない存在を人類は発見してしまった。さらに恐ろしいことに1895年X線、96年放射線・放射能、その頃の原子論。まだ信じられなかったのは、1905年アインシュタインのブラウン運動理論で原子の実在を証明した業績でノーベル賞になった事実からも...。
2021-03-13 21:54:31@EbeTadayuki このように100年単位で考えたとしても、まだやっと100年前なんですね。人類が見えない存在をどう考えていいか分からなくなり、神仏の影響から、次第に、物理学の方程式で完全に説明でき、完全に役立てられる、そんな世界になり始めたというのは。恐ろしいことでございます。たった100年前だったとは。
2021-03-13 21:58:08@EbeTadayuki そして、量子力学の完成から、そろそろ100年になろうとしています。ドブロイ波が1924年、シュレーディンガー方程式が1925年、ハイゼンベルグの行列力学も1925年、ボルン・ヨルダンの両者同等性の証明、電子のディラック方程式1928年、と続々と続きます。以来、そろそろ100年ですね。恐ろしいです。
2021-03-13 22:04:40@EbeTadayuki 量子力学100年が2025年。たった100年でここまで進歩とは。 そういえば1781年の今日、3月13日に天王星が発見された。これはニュートン力学で計算すると月火水木金土だけではどうしても合わず、予言された通りの場所に発見されたのが天王星。これでみんなニュートンを信じたとか。でも100年かかった。
2021-03-13 22:15:22