村田雄介先生が教える、画力を杏子飴に例えると まとめ

『アイシールド21』の作者・村田雄介先生が、アシスタントさんに解説した「画力」について。
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村田雄介 @NEBU_KURO

縁日の杏子飴見て思い出したんですが、以前画力を杏子飴に例えてアシさんに説明した事がありました。

2011-08-07 15:50:59
村田雄介 @NEBU_KURO

何で杏子飴かとゆーと、飴の核になっている杏子に当たるのが「デッサン力」。つまり見た物の形を出来る限りそのまま平面の絵に落とし込む力で、定義がハッキリしてるから固形

2011-08-07 16:00:00
村田雄介 @NEBU_KURO

で、それを包む水飴に当たる部分が絵的な「魅力」可愛さだったり格好良さだったり迫力だったり、定義が難しいのでこちらは流体

2011-08-07 16:03:13
村田雄介 @NEBU_KURO

杏子の大きさ水飴の厚さをひっくるめた杏子飴自体のサイズが画力と言う感じ。

2011-08-07 16:05:48
村田雄介 @NEBU_KURO

厄介なのはこの水飴の部分、歳を取るごとにボタボタ落っこちていくのです。

2011-08-07 16:07:41
村田雄介 @NEBU_KURO

絵の可愛さや格好良さや迫力は、描き手の肉体的な部分から来るものだからです。有り体に言うと性欲が減退したら絵から色気は失せて行くし、体力が落ちれば描き手は動より静の画面を好む様になります。描く時に肚で勢いを感じ取れなくなるというか。

2011-08-07 16:19:02
村田雄介 @NEBU_KURO

歳を食い、水飴が落ち始めた時に水飴の占める割合が大きいタイプの人は絵の衰えも大きくなるんじゃないかと。

2011-08-07 16:27:36
村田雄介 @NEBU_KURO

水飴が流れてくのは止められないから流れ落ちてくのと同じ量だけ、同じスピードで杏子を大きくしてかないと総体としての画力って維持できないよ。みたいな事をスタッフさんに話してました。

2011-08-07 16:36:24
村田雄介 @NEBU_KURO

なんて事を言っといて杏子をデカくするより老いないように、水飴が流れないよーに身体を動かす事にばっかり時間を使っています。。

2011-08-07 16:40:48
村田雄介 @NEBU_KURO

あれ、何でこれについて書き始めたか忘れちゃった。

2011-08-07 16:42:55
村田雄介 @NEBU_KURO

えーと、杏子飴はよく冷えたのがおいしいよね。

2011-08-07 16:44:29
村田雄介 @NEBU_KURO

補足。水飴が落ちない内は水飴が分厚い人が最強!

2011-08-07 17:18:50