暮しとボードゲーム「パクリ問題と著作権を語る夕べ」についての感想のまとめ
後発側が先発側にコンタクトしたときに「それはうちのに似てるから出しちゃ駄目」って強権発動する事例があるのに「仁義の問題」って言い切っちゃうのはなんなんだろ?
2021-05-28 15:57:27「コミュニティのジャッジ」 完全なルールクローン(ガワ変え)とかはお行儀悪いという感覚はあるのでそういうものにだけ適用されてるなら許容できなくもないけど、悪用して単にルールが似てる競合製品を叩くのにジャッジを利用する人がでてきた時点でシステムとして崩壊しちゃってるんだよね。
2021-05-28 16:04:20@George7650 まあ、結局のところ「俺たちが気に食わないものを叩く」に承認を与えるための理由付けでしかないですからね。 法として明文化して適用することとか最初から考えてもいないでしょうし。
2021-05-28 16:19:10ボードゲームと著作権: あと、件の動画で「仁義を切る」という言葉遣いをしていたけれど、直球の反社用語なのでノイズでしかないですね。 「仁義を守る」「仁義立てをする」ならまだマシ。「似ているから筋を通してほしい」で「仁義を切れ」が意味するところは何か、ですよ。
2021-05-28 16:28:26ボードゲームと著作権: 「大手は模倣されてもそういうもの」 「小手を模倣するのは仁義に反するからダメ」 という事業スケールを閾値に採用するの、「なんでお前が他人の裁量権に口をはさめるの?それともただの感想ですか?」という疑問にきちんと答えれるようにしておいたほうがいいですね。
2021-05-29 14:51:46ボードゲームと著作権: A) 海賊版 B) 内容クローン、外見変更 C) 概要同一かつ細部変更 D) 類似点がある E) オリジナル 法律アウトなのはA。 お気持ちアウトはA~B~C~Dで、人とケースにより幅がある。B,C,D,Eの境界もグラデーションで、線引きはどうしても恣意的になる。
2021-05-30 13:02:49ボードゲームと著作権: Aは普通に違法行為だからキル取れるなら取っていくとして、B以下は現行法なら特許や商標・意匠取る前提でないとクレーム側がモンスター扱いなので、模倣ゲーム全般については、「存在は受容する。先発との類似性は事実として情報を置いておく。後はユーザの選択」が現在の結論
2021-05-31 13:32:17@George7650 任天堂なんかがビデオゲームのUIで特許を取っていたりしますけど、今後はアナログゲームでもコンポーネントのデザインで特許を取る流れが生まれてくるんでしょうか。(費用対効果が伴わないから、そうはならない?)
2021-05-31 13:39:10@haripo_co 現在のボードゲーム類って、先行作品のアップデートが主体なので、そこで特許を取るムーブをすると武装した村人が槍でついてくるビジョンは想定できそうですね。知育おもちゃ系ジャンルは普通に取ってそう。(想像)
2021-05-31 13:43:58暮らしとボードゲーム「パクリ問題と著作権を語る夕べ」についての感想のまとめ - Togetter togetter.com/li/1720489 @togetter_jpより いつの間にかまとめられておった。それにしてもまともな擁護論はないのだろうか?
2021-05-30 23:18:36今権利で守られていないから、守られるように法律や解釈を変えていこう、というのは当然ありだと思う。あのシンポジウム?は低レベルすぎてその妨げにしかなっていないけど、そういう方向の意見はないものか。
2021-05-30 23:20:37あの参加者を見て思うのは、「良いものを考えた人は、自分とその周囲で独占して良い」と考えているんじゃないかということ。知的財産権は全てこの逆、つまりよいものは世の中に広まるべきという考えで作られているのに。
2021-05-30 23:29:06良いものは世の中で広く真似されるべきだが、真似ばかりが儲かるようだとオリジナルを考える動機がなくなるので、オリジナルに限定的な独占権を与えるというのが知財の基本的な考え方。なので、そもそも自分たちだけで秘匿しようというものを法は保護しない。
2021-05-30 23:33:10特許が成立するのは「自然科学を利用した技術的思想」なので、器具くらいにしか成り立たないのと、著作権と違って請求項の内容からわずかでも外れれば守られず、出願にも維持にも金がかかるので、少数生産のボードゲームではほぼ無意味なんじゃないかなぁ。 twitter.com/George7650/sta…
2021-05-31 14:10:09例えば、6面ダイスが存在しない世界で「正立方体の形状で乱数を出す器具」として出願した場合、4面のような他の形態は守られない。
2021-05-31 14:13:25で、6面ダイスを使いたい他社はどうするかというと、「角を丸めて転がりやすくした」「算用数字で表示して、面ごとの重さの違いを補正した」みたいな派生特許を取る。そうして特許元にクロスライセンスを持ちかける。
2021-05-31 14:14:58特許元が最初から角を丸めていたとしても、それを文献で示せない限り特許は有効になってしまうので、クロスライセンスを飲まざるを得ないんだよね。
2021-05-31 14:16:33このように、幅が広い特許はたとえ成立しても派生特許でクロスライセンスに持ち込まれる、幅を狭くすると一字だけ変えて回避されるので、「そのもの」でなく「真似」を防ぐには特許は使いにくい制度なんだよ。
2021-05-31 14:18:39逆に特許元がどうしても権利を成り立たせたい場合、派生されるあらゆる形態、応用を出願しておく。死ぬほど金がかかって成立した特許のほとんどは死蔵するのだけど。そのくらいの覚悟がないと特許は使えない。
2021-05-31 14:23:21ボードゲームはボードや駒といった物理的な存在が必要なので、それとルールを組み合わせてプログラム特許のような形で特許を成り立たせる、という方法はありそうな気がする。プログラム特許のように世界的規模で認識を変える必要があるけれど、原理的には可能だと思う。
2021-05-31 14:38:25プログラム、アルゴリズムも単体では特許は成り立たないけれど、コンピュータがないと実現・応用不能なものなら、コンピュータという自然科学を応用した装置の利用法となって特許が成立するのね。そうなるよう業界がロビイングをした結果なのだけど。
2021-05-31 14:40:00こういうの、基礎的知識で普通の会社に勤めていれば教育される程度のもの。パクリ製品を出す大手も社員全員この程度の知識は持っていると思った方がいい。それに対抗して権利を主張しようとしている人には必須の知識のはずなんだけど、前日の座談会のメンバーは全然ダメ。
2021-05-31 14:53:44ちなみに特許は権利として保護されるまでに10万円以上、実際には弁理士に依頼したりして数十万円はかかるので、それくらい儲ける気がある人にしか関係ない制度なんだよね。
2021-05-31 15:09:44