現代短歌 2021年9月号 反響

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって① 先ほど読み終えました。さぞかし不満が沸くかと思いきや、意外と心は凪いでいました。そしてまず思ったのは、歯に衣着せぬ言い方をすれば「ちょっと無責任がすぎるんじゃないかな」ということです。

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって② 実際に読んで判断して頂きたいので、後記の直接的な引用は控えますが、今回の90年代以降生まれの歌人のアンソロジーにおいて、「選ばれなかった」歌人たちの理由として、 ・連絡先がわからないこと ・ツイッターのDMに反応がないこと ↓

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって③ ・同人誌での存在感が薄く、作歌を続けているかわからないこと を挙げています。 ここでまず疑問なのは、作品の質であったりその他の、仮に牽強付会であったとしても「編集部による具体的な基準」が全く見えてこないこと。これはかなり問題だと思いました。

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって③ 「選出にあたってはこういう基準があり、今回のアンソロジーにおいてはカラーや作品の質などの点から、あなたは選ばなかった」なら、話はわかります。それが「作者や作品の選出に編集部が責任を持つ」ということです。ところが、今回は責任が歌人に丸投げ↓

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって⑤ されている。しかもそれを、あろうことか「このアンソロジーに自分がなぜ呼ばれなかったのか、不満顔のきみのために～」などと書いている。申し訳ないですが、さすがにこの書き方は選ばれなかった該当年代ね歌人たちに対する、最低限の敬意を欠いています。

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって⑥ また、選ばれなかった理由として挙げられた３点のうち、まず１点目の「連絡先が不明」というものですが、本当にあらゆるルートを手繰ったのでしょうか。連絡先をツイッター上に記載されている歌人は少なくありませんが、そうした歌人の相当数が選出されて↓

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって⑦ おらず、一方で連絡先を公開しておらず、ツイッターをやっていない歌人も選出されているようです(そもそもツイッターをやっているかどうかを、選出の基準にする理由もよくわかりませんが)。この点がわからない。３点目に同人誌での活躍をあげていますが、↓

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって⑧ 同人誌は栄枯盛衰が激しい媒体ですし、数ある短歌同人誌の中から、今回掲載した歌人をどう選出したのかも、後記からだと納得するのは厳しいと感じました。また、個人で優れたネットプリントを作っていても、同人でなければ対象外なのでしょうか。↓

山階基 第2歌集でました @chikaiuchini

原稿依頼には「55（人）」って書いてあったんだけどそのへんからもうなんともいえない気持ちになるよ

田中翠香 @suikakinenbi

『現代短歌』9月号の編集後記をめぐって⑨ 単に「作品の質が掲載するに足りていない」「今回の企画とカラーが合わないから選出出来なかった」などなら納得できますが、不選出の理由と選出された歌人の間の乖離、また選出したサイドの責任転嫁ともとられかねない姿勢には、疑問を抱かざるをえません 終

𝕟𝕒𝕠𝕜𝕠.𝕙 @tricot75

この編集後記がなぜ不評なのか、不満顔のきみのために理由を書こう。アンソロジーは断面を読むものだ。きみが誰を選ばなかったかという点がいちばん重要だったのだ。見落としを突かれるのは御免だという気持ちはわかるが、せめて怯え由来の攻撃性は慎んでほしかった。花たちはすでに眼を凝らしていた。

てぷてぷ @chronyan

現代短歌のやつ、引用だけ読むに、どうも打診DMをシカトされたことにむかついてその相手をdisろうとしたのだが個人攻撃になるので言い方を変えたら全員の怒りを買う最悪なものができてしまいましたということなんじゃないかと思えてきた。

山階基 第2歌集でました @chikaiuchini

選ばれたことでも選ばれなかったことでも作品は損なわれたりしません

ふみがわ @ren_fumigawa

いいねはされるけど連帯は表明されない、というのがここ最近気になるようになってきた。気にしてしまうくらい自意識が弱ってるというだけなんだけど。僕はあなた方の言いたかったことを都合よく代弁する機械ではない、という気持ち。

ふみがわ @ren_fumigawa

とりあえず第三の人に対して違和感を抱けるような人が周囲に誰もいないってことはわかりました。陰でやり取りを煽ってる馬鹿がいたこともわかりましたし。

ふみがわ @ren_fumigawa

他人事として傍観している以上はお前ら全員が加害者だしお前ら全員が出版社に使い潰されるよ。

てぷてぷ @chronyan

ふみがわさんが批判を徹底しようとするのもわかるし（だってこんなのどうかしてますからね）、青松さんが声の上げ方をとやかく言われたくないのもわかるんで（批判すべきものを真っ先に批判したのにどうして文句を言われるんだろうという）、そこで争ってほしくないなあと思いますね。

ふみがわ @ren_fumigawa

そこの話はしてないですよ。批判と罵倒の混合と、「短歌界隈の空気を重くしないこと」を優先すると表明したことの意義の話を、僕はずっとしています。 twitter.com/chronyan/statu…

てぷてぷ @chronyan

@ren_fumigawa うーん、そこは修辞の問題なのかなと思いました。

ふみがわ @ren_fumigawa

@chronyan その修辞によってどのような空気が醸成されうるのか、という想像力の問題です

てぷてぷ @chronyan

@ren_fumigawa うん、よくわかるんです。でもそこをあんまり突っつかなくてもと思ってしまって。

ふみがわ @ren_fumigawa

@chronyan 青松さんの気持ち自体はよくわからんですけど、こういう一つ一つを「気持ちはわかるから」で無視していった、そのようなことの様々な積み重ねの結果としてこのような編集後記を許すような空気になってしまった、と僕は思っているので、申し訳ありませんが見過ごすことはできません。

ふみがわ @ren_fumigawa

@chronyan それは理解しているので、今余裕がない故にそのような考えに陥っている、と書いたつもりでした。ちょっと見直して書き足せそうならそこが伝わるように書き足しますね。ありがとうございます。

hiroki asano @ashnoa

「現代短歌」本誌、まだ入手できておらず「寄稿者なのでそのうち届くんかな〜」と呑気にしていたのですが。漏れ聞こえる編集後記の悪評を聞くに、「元からSNSで炎上しやすい種類の企画だし、それならいっそ炎上させようぜ」的な狙いの文章、自分なら書きそうだな〜と思いました。

hiroki asano @ashnoa

「現代短歌」の編集部とはこれまで普通にやりとりしてきていて、中の方もある程度見知っているわけですが、こうなることを予測できないような面々じゃないというのが個人的な印象で、もしそれが正しいなら「そういう狙いがあるんだろうか」と邪推している。その狙いで良いんかというのはありつつ。