2021 NBAファイナル PHX vs MIL Game 1 まとめ [PHXのMUMとMILの苦肉の策としてのSmall Ball]
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Modern Basketball Tactics Research (MBTR)
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遅ればせながらPHX vs MILのファイナルをGame 1から見返していきます。 MILのfirst possessionはMiddleton/GiannisのPNR＋Lopezの'short'の形から。2inの優位を推していく心算？ 対するPHXの最初の攻撃はD-BookのAIをスルーし、CP3/AytonからCP3 vs LopezのMUMへ。この手のMUMを主軸に据える？
2021-07-10 17:26:07
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MILは2回目もMiddleton/GiannisのPNR＋Lopezの'short'の形を敢えて作ったので、明らかにプラン通りの形。 Ayton以外が小さめなPHXのラインナップに対しては一見有効そうに見えるがどうなるか。 twitter.com/MBTResearch/st…
2021-07-10 17:28:41
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PHXもDHO+PNR（Pistol）の形から、今度はD-Book vs LopezのMatch Up Making。 MILもPHXもお互いにやることははっきりしている立ち上がり。
2021-07-10 17:30:06
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MUMを二回見せてからのPHXのポゼッション。 Crowderは明らかに自分がLopezにピックアップされていることを意識してD-BookとDHO。 再びD-Book vs Lopezとなったことを察知してヘルプに向かうMiddletonの機転は流石だが、すぐさまCut Back、Snake、Pull-upでカウンターするD-Bookが凄まじい。 pic.twitter.com/F37Zcx7Zm8
2021-07-10 17:38:25
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PHXのは次のポゼッションでCP3 vs LopezのMUMを攻めると見せかけて副次的に作ったAyton vs Tuckerのインサイドにパス。 MIL側は準備が間に合わず堪らずTuckerがファウル。 ハンドラー陣のオフェンス力を警戒したい中でインサイドのMatch Upにも目配せされるMIL側は守り辛いか。
2021-07-10 17:42:00
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PHXがアウトサイド ↔︎ インサイドのMUMの両天秤という、おそらく作戦通りの形を徹底する中で、MILは早々にGiannisによるアタッキングへ切り替え（チームとして意図したものかは分からない）。 一回目はAytonのDeep Drop相手に何とか捻じ込むも、二度目は無理やりなパスにインターセプトを喰らう。
2021-07-10 17:48:04
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MILがトランジションでのLopezへの放り込みなどで点数は取れているが、ハーフオフェンスのプランはやや曖昧。 一方、PHXは確実に狙い通りのMatch Up Makingを遂行。ここでは当初から狙っていたインサイドのAyton vs Tuckerからようやく予定通りの得点。 pic.twitter.com/hfvY6tZBj3
2021-07-10 17:58:52
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MILはGiannisのアタッキングを一旦止め、GiannisをスクリナーにAytonを攻める形に切り替え。 1Q 7:30で、ようやくJrue Holidayがハンドルするポゼッション。もっと早めに多用しても良さそうなのだが、Giannisが持つ時間帯を作ってしまうと、ここの按配は難しくなるのだろう。
2021-07-10 18:01:55
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あくまで印象論として、Giannisが居ないMILのゲームの方がオフェンスがまとまっているイメージがあるのは、MiddletonとHolidayのハンドルの量のバランスが改善されるからかもしれない。（あるいは、Holidayがボールを持つ時間が単純に増えるから？） twitter.com/MBTResearch/st…
2021-07-10 18:04:09
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MILがLopez→Portisに交代してから、攻め方に迷ったPHXがタイムアウト。 Portis相手にもMUMを仕掛けるのか、それともそこはプランを変えるのか。
2021-07-10 18:06:26
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MILが何故かPortis & Lopezの布陣を敷いてきたので、PHXはvs Lopezを再度。 Chicago ActionからD-Book → AytonのLobでフィニッシュ。 Holidayがサイズ的にAytonの処理をPortisにさせようとしていたが、その受け渡しをアドリブでやろうとするのはやや無謀であろう。 pic.twitter.com/E0WeAAr22W
2021-07-11 11:30:35
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PHX: Spain PNRからのMUM (D-Book vs Lopez) PHX的にはPayneでもD-Bookでも、という腹積もりであろうが、MIL的にもLopezをDeep Dropさせて、Tucker ↔︎ HolidayのPeel Rotationで良かったのでは？ と見える。(まあそれはそれでRip役のSlip Popにやられやすいのだが) pic.twitter.com/kTVCxvMIH6
2021-07-11 11:40:16
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参考例: Spain PNRに対するPeel Rotation (“Spain Switch) ハンドラーDFとRipのDFがアウトサイド同士で入れ替わるので、ミスマッチが発生しないのが利点。 pic.twitter.com/pQxEzecU83
2021-07-11 11:47:30
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参考例: Spain Slip Pop 上述のSpain Switchに対して、RipスクリナーがSlip Popすると、ハンドラーとRipスクリナー、どっちを誰が守るのかが曖昧になって、下のシーンのように、どちらかがオープンになりやすくなる。 pic.twitter.com/kISKClnTLl
2021-07-11 11:59:57
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MILはタイムアウト空け、Aytonが下がったタイミングで連続でGiannisのポストアタックを選択。（vs Crowder） Lopezが外に出ることでPHXのSaricがStretchされているのも効果的。
2021-07-11 12:04:02
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Saricが負傷で抜けて、マッチアップが vs Aytonに戻ったにも関わらず結局Giannisでポストアタックを仕掛けるMILのゲームプランは「？」だが、Giannisがそんなのお構いなしに捻じ込んで誤魔化す。 twitter.com/MBTResearch/st…
2021-07-11 12:06:50
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流石にMILも無策でそれは続けず、Giannis/ConnaughtonのRub ScreenでGiannis vs D-Bookを作ろうと目論む。 そこはPHXはBump & Returnでスイッチ無しで切り抜ける。 最終的にGiannis vs Aytonに戻ってしまうも、そこからドライブ→インサイド合わせで何とか得点して切り抜ける twitter.com/MBTResearch/st…
2021-07-11 12:12:34
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（ここまでの書き振りでは、PHXがずっと綿密にオフェンスして、MILがプラン希薄でグダってる印象を与えてしまうかもしれないが、それは半分正解なんだけど、勿論どちらのチームもトランジション〜アーリーくらいのタイミングでは形関係なく攻めていて、その局面でMILは喰らいつけている印象）
2021-07-11 12:16:50
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Ayton vs TuckerのMUMに対してMILはRedで対抗。 これに対しPHXはBack Seal & Nail FlashからAngle Change Pass note.com/bba11coach/n/n… で攻略。 pic.twitter.com/5SxKWfeAOF
2021-07-11 13:45:43
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MIL: Stack Out Fist → Deep Seal & Angle Change 愚直にシールするより、PNR起点でシールを狙う方がこのシーンのように深い位置でボールを持てる。Angle Changeを挟むことでFeedもしやすい。 参考→ youtu.be/6WosEoVIwKI pic.twitter.com/p3g3ovWuKq
2021-07-11 14:02:58
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MIL: Holiday/TuckerのスクリーンからHoliday vs CP3のMUMへ持ち込んで穏当に得点。 やっぱりGiannisが居ないときの方がハーフオフェンスが機能しているような……。 pic.twitter.com/gavxEUsIBi
2021-07-11 14:08:37
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もちろんCP3もやられっぱなしではなくSaricとのPNRからvs LopezのMUMで得点。 MILはLopezを出し続ける限り、このパターンを続けられてしまうのが苦しい。 pic.twitter.com/k7DZS5HDl9
2021-07-11 14:10:46
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今度がD-Book/SaricのPNRから、D-Book vs LopezのMUMで得点。 MIL堪らずタイムアウト。 pic.twitter.com/EaniCBbJJS
2021-07-11 14:14:20
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MILは変わらずGiannis抜きの布陣。 Lopezスクリナー、Tuckerショートの'short' PNRからのLobをTO明け披露するなど、やはりオフェンスはこのラインナップの方が回っている。 DFはTuckerやHolidayのチェイスを強めて簡単にはスイッチさせない構えへ。スイッチする時間を遅らせるだけでも価値あり。
2021-07-11 14:18:28
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対するPHXは、DHO+PNRの形で2枚スクリーンを使って確実にvs LopezのMUMを作る形。 一旦D-Book vs Lopezが出来れば、One-Pass-Awayをカットアウト(Clear)させてスペースを確保。 逆側にドライブした場合も、このシーンのように、反対側とのGapが大きいのでキックアウト3ptがオープンになりやすい。 pic.twitter.com/thfhnVE9i4
2021-07-11 14:25:14