作家のみなさまが貴重なプロットを公開！きっちり派、ゆるふわ派、作らない派など様々なスタイルが興味深い【随時更新】

椎名高志 @Takashi_Shiina

S.キングの書いたものにはしょっちゅうキング自身の創作プロセスが出てきて、私のによく似てる。『ミザリー』とかわかりみが深い。インスピレーションは明らかに自分の思考の一部なのだけど、自分の意志とは関係ない。まあ似てるのはプロセスだけで、出力はレベルが違いすぎるのだが。

椎名高志 @Takashi_Shiina

精神医学としての有用性はよくわからないが、とりあえずユング心理学は自分が描いた物語の構造を自分で理解するのに役立つように思う。兵部がなぜ黒い服を着ているのかとか、なぜちっこい動物を連れているのかとか、不二子さんのおっぱいがなぜ巨大なのかとか(笑)。

椎名高志 @Takashi_Shiina

でもわしが知りたいのは国民的ヒットの出し方ですよ。もはや自分が描かなくてもキャラクターが勝手に莫大なお金を稼いできてくれる方法ですよ。なのにわしのインスピレーション様はそういうの興味なさそう(笑)。まあ私は私の描くもの好きだけどさ。

朱野帰子 @kaerukoakeno

プロットとはなにかを言語化してくれている。そして漫画家さんもプロットの話をしてくれている。

北崎拓 @takukitazaki

マンガのプロットは決めて作る事が多い方だと思うけど、どうせネームの段階でどんどん変わるし、変わった時に「いやーキャラが勝手に動いちゃって困りましたよ」みたいになって気分が良い。　＃なんかプロット話がたくさん流れてきてるので

松田未来　コミックリュウで「夜光雲のサリッサ」連載中！ @macchiMC72

自分もプロットはあまりガッチリ決めないタイプ＞RT 大まかな流れは決まっていても、そこに至る過程では紆余曲折や朝令暮改があったほうがネームの面白さに繋がる。プロットからネームの間にもう１段階「字コンテ」という過程があるのですが、そこで初めて整理していく感じ。 pic.twitter.com/F1KBhK82l4

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松田未来　コミックリュウで「夜光雲のサリッサ」連載中！ @macchiMC72

でも、ネームを書いてる間にも「ここはこうするつもりだったけどこうしたほうが面白そう」とゴーストの囁きに応じてアドリブで変えることもよくある。そのへんはネームを描く時の醍醐味。

松田未来　コミックリュウで「夜光雲のサリッサ」連載中！ @macchiMC72

例えばこのシーン、プロットでは忍がヴェラを奮起させるみたいに考えていたんだけど、描いてる最中に背中を蹴っ飛ばす方に変わった。「夜光雲のサリッサ」で主人公が原作者の言うことを聞かなかった最初の例。 pic.twitter.com/f0zedujgct

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松田未来　コミックリュウで「夜光雲のサリッサ」連載中！ @macchiMC72

よく言われる「キャラが勝手に動き出す」とはプロットで想定していた斜め上の行動をキャラクターがとるということでもある。キャラ設定をガチガチに決めないようにしてからこういうことも起こるようになった。

松田未来　コミックリュウで「夜光雲のサリッサ」連載中！ @macchiMC72

ただただ状況に流される女の子だったはずの忍さんは、この回の「斜め上」の行動から自己主張を始めてきます。それは驚きであると同時に彼女が物語を導いていく存在になっていく過程でした。 pic.twitter.com/PyB3SuRFoq

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渡辺零 @ReiWatanabe144

プロットのことが話題ですが、ろくすっぽプロットを作らず真っ白な原稿を頭から書いてく異常なやり方を同人で10年ほど繰り返していった結果、漫画原作の仕事をやりはじめてから「プロット以前に企画書や梗概を書けないと編集者との打合せができない！」と気づき、後から泣きながら覚えた経緯があります

渡辺零 @ReiWatanabe144

バカなので「プロットが書けないと打合せできない！」→「ネームありきで原作原稿書かないと構成ができない！」→「梗概つきの企画書を作らないとそもそもプロットに入る前の工程で打合せできない！」というグチャグチャな順番で覚えていった感じであります。