オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト #4

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ま、マズイ!」集中力を欠いたボーツカイの目の前にイシカワ・ゴエイモンのジャイアント・ネブタが肉薄する!これは他のネブタの二倍以上のサイズ、パレードの呼び物だ。バイクで轢き潰すには実際大きすぎる!ボーツカイは全力でバイクをターンさせた。もう一台もシンクロしこのターンにならう!

2011-08-19 22:04:10
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「ヌオオオーッ!」チャリオットがドリフトし、ジャイアント・ネブタとの衝突はなんとか回避された。だが、おお、何たる事!チャリオットは停止を余儀なくされ、あっという間に武装霊柩車は見えなくなってしまった!そしてそこへ、執拗にバイクをターンして襲いかかってくるニンジャスレイヤー!

2011-08-19 22:07:53
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「イヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの旗竿とキャバリアーのツーハンデッド・カタナブレードツルギがぶつかり合う!そして竜巻同士が争うような激烈な応酬が再び始まった!「ア、アイエエエ……」ボーツカイは斬撃の巻き添えを食わぬよう必死であった。

2011-08-19 22:26:48
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ボーツカイは穴ぐらで嵐が過ぎ去るのを待つラクーンめいて身を縮めている……なんたるブザマ!キャバリアーとニンジャスレイヤーの決着はつきそうにない。やがて、ボーツカイの心に次第に焦りと自責の念が生まれ始める。

2011-08-19 22:32:20
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

(俺とてニンジャ……ザイバツの紋章を背負った戦闘者だ!なのになんだこのザマは。ゾンビーに任せきりか!これでいいのか?)ボーツカイは斬撃の下で頭を抱える。小隊を失い、フロートガン部隊を失い、ハッカーを逃がし。このままではケジメはまぬがれない。だがニンジャスレイヤーの首級があれば!

2011-08-19 22:41:05
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの刺突をキャバリアーのカタナブレードツルギが打ち、阻む。バイク上の体が一瞬バランスを崩す。「い、今だ!イヤーッ!」ナムサン!ボーツカイはチョッパーバイクから飛び降り、地面を蹴ってニンジャスレイヤーへトビゲリ・アンブッシュを仕掛けた!「グワーッ!?」

2011-08-19 22:45:24
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

もはやボーツカイをサンシタ運転手と見なしていたニンジャスレイヤーはキャバリアーへ集中するあまり、これを避けられない!脇腹のあたりを蹴られ、アイアンオトメもろともに転倒した。「イヤーッ!」キャバリアーが追撃!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは転倒したバイク車体を蹴り、転がって回避!

2011-08-19 22:49:21
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

「イヤーッ!」転がりつつ繰り出す牽制のスリケンをカタナブレードツルギが弾き返す。ボーツカイはチョッパーバイクへ再び飛び乗り、エンジンをふかした。そして叫ぶ。「ゆくぞ、キャバリアー=サン!イサオシだ!貴様にふさわしい舞台がある!そうとも!」「ヌウーン!」「勝つ!ワシらが勝つ!」

2011-08-19 22:52:47
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

(第二部「キョート殺伐都市」より:「オン・ジ・エッジ・オブ・ザ・ホイール・オブ・ブルータル・フェイト」#4終わり#5へ続く

2011-08-19 22:53:31