『自衛隊の銃器』から62式機関銃の試作品考

仰げば尊死
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

前端動揺式銃尾閉鎖装置が用いられていると思われる ただし上下方向は逆だ 前端動揺式銃尾閉鎖装置の特徴はティルトボルト形式でありながら遊底の前方に閂子があることによって『遊底の強度が必要な部分』や『尾筒の強度が必要な部分』を短縮し軽量化になることである さらに上下が逆なのも重要だ pic.twitter.com/fOXdIz2JAH

2021-10-28 21:20:07
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

62式機関銃の銃尾機関の図を見てもらえばわかるであろうが、揺底(ピンク色の部品)の下方に薬莢を蹴出する関係上、揺底は大きな井桁めいた構造となっている 天地が逆、図の上方に薬莢を蹴出してよいならば、ここに穴がいらないので揺底はもう少し長さを詰めていいしそうであれば尾筒はスリム化できる pic.twitter.com/JvdxP2BY8p

2021-10-28 21:26:00
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事実、昭和31年の試作銃から制式の銃に比べても極めて尾筒がスリムにできており、相応に軽量化できていたのではないかと思わせる ただし致命的欠点があって昭和33年の試作品は没になった 銃身の槓桿のときに銃身と一緒に脚とガス喞筒も外れるらしく、致命的に実際不便、が指摘事項であった pic.twitter.com/aow2snICfv

2021-10-28 21:33:43
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交換な

ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

ちなみに日本陸軍で数少ない薬莢を下方に蹴出する九七式車載重機関銃も、銃身基部より前の尾筒下部に活塞の薬莢排出穴が来る部分が入る部分があって実際ごっつい ZB26とかもたぶんそう pic.twitter.com/VkQIrmdTMk

2021-10-28 21:37:34
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そのあとの試作銃が昭和35年の試作銃であるが、これは各部を強化の上で制式の銃となった 重量増とかいろいろあったはずだが、どのような経緯があったかはさっぱりだ重量の要求が緩和された可能性もあるがその辺の経緯が伝わっていない 昭和35年の試作銃(日特15型) togetter.com/li/1612292

2021-10-28 21:43:05
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

『自衛隊の銃器』には感謝している これほど面白い写真を掲載してくれたからこそ、いろいろな考察がはかどった 特に33年の試作品まで思考が至ったのはめでたい限りである 全国33万人の62式機関銃ファンはkindle版をお勧めするぞ、買うといい (kindle版だと見開きのゆがみもないし拡大が効く)

2021-10-28 21:48:19
ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

74式車載はまた今度に触れる ただ一点だけ リベットを外さないと分解できない状態って致命的に尾筒がゆがんだとかそういう状態なので利点にはならない気がするねんな 廃銃にせい pic.twitter.com/as27KpuAZI

2021-10-28 21:51:22
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ウォルフガング・ゴッテンベルク【残余二万文字】 @C11katao

62式機関銃の撃ち殻は首の部分の変形が見られるので銃の中でどこか当たってるのでわという見方をしていたこともあったが、揺底もなんもないMG3でも同様に変形しているんで地面などにあたり変形しているのかもだ 雪でも変形してるんで薬莢受けでも十分変形しえるんでなかろうか youtube.com/watch?v=BNRzmx… twitter.com/C11katao/statu…

2021-10-28 21:58:07
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