家あってあたりまえでしょ!Z世代が生きる権利を求めて行動した四日間
- Hiroto_1988
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その結果、最終日に行政の対応が一気に逆転した。 1日目に平然と家のない人を追い返した行政は、4日目に17部屋、申請に来た全員に対してホテルを確保した。
2021-12-31 20:10:19行政と地域社会が、4日間でがらりと変わった。 何十年も路上で過ごしてきた人達や街中の人達の間で、わずか4日間で「家あってあたりまえでしょ」という規範が実質的に作り上げられていった。
2021-12-31 20:10:20今回はじめて運動に参加した学生が最終日に紙に走り書いたプラカード。 「ルールは変えられる」 これからも人の命を大切にしない社会のルールを、私たちで変えていく。 pic.twitter.com/hqTSYbGGOJ
2021-12-31 20:10:22年明けも街宣行動や相談者のアフターフォローを続けていきます。 この運動を次に繋げ「家あってあたりまえ」な社会を実現するために、ご支援よろしくお願いします! camp-fire.jp/projects/view/…
2021-12-31 20:17:44ホテルや空き家がたくさんあるのに、どうして安心な家がない人たちがいるの? 路上やネットカフェで過ごすのはさまざまな危険が伴う。お金が払えなかったら安全な家に住めないなんておかしいよ、死んでいい人間なんかいないんだよ。
2021-12-31 01:08:35年末の相談会、40人ほどのZ世代の仲間とともに駆け抜けました。 権利を実現するための闘争の中で、運動に関わる人たち一人ひとりが力を得ていく。「家なくて当たり前」から「家あって当たり前」へと規範が塗り替えられていく。まだまだ始まったばかりだけど、そのことを肌で感じた4日間でした。 pic.twitter.com/1xrtVyphFL
2022-01-01 23:06:21住まいを失った先にあるのは、不安定な雇用をなんとか渡り歩きながら、過ごす毎日。 でも、そんな社会を変えられる可能性をこの間の活動で感じた。 水際作戦をして追い返してきたり、10部屋以上部屋を用意しようとしなかった行政を変えることができたから。 そして何より、熱い仲間と繋がれたから。 pic.twitter.com/HisfuOdbq0
2022-01-02 00:35:52年明け、アフターフォロー
年末に住まいのない人の対応をしっかり行うよう福祉課に皆で求めてきた中で、一時的に配置人員が少し増えたり、ホテルの数が増えるなど対応が徐々に変わった。 でも、緊急事態は年末年始に限ったことじゃない。年中そうだ。 今回の「緊急対応の体制」は、本来なら一年中行われるべきものではないか。 pic.twitter.com/S0q1BPmBKB
2022-01-04 23:16:53今回福祉課がとった「緊急体制」というのは不十分なものだった。ただ、今回明らかになったのは「いざという時」に動けるということ。逆に言えば、いざという時が来ないと彼らは動かないということ。 緊急事態が平常化しているこの社会で、誰も声を上げなければ、危機的事態は可視化されず誰も動かない
2022-01-04 23:16:53今回Z世代の仲間たちと連帯してよかった。 世界のZ世代は環境分野、貧困問題に対し、資本、行政、社会、旧来のシステムと具体的に闘い、要求をしている。 その一方、日本のZ世代は旧来システムとの「闘い」の姿が見えにくかった。平穏になあなあにしても社会は変わらない。共に頑張ろう、Z世代。 twitter.com/IwamotoNana/st…
2022-01-02 14:31:53相談会の4日間を通じ、埼玉で地域的に夜回りを行っている方々や、フードバンクで活動している方、区議の方々、大宮に住んでいて活動に共鳴してくれた方など、さまざまな人が一つの目標に向けて集まり、一緒に行動してくれました。心強かったです! pic.twitter.com/MRLhgUIues
2022-01-01 23:32:04実は年末に交渉でもめて、福祉課が警察をよび、警察が間に入って議論する機会があった。旧来システムにおける「できない」と「やらなければならない」のせめぎ合いは今後も続いていく。 やらなければ死ぬ、殺される、という世代の要求はラディカルなものでよいし、そこに主体的、側面的に関わりたい。
2022-01-02 14:47:45明日はホテルに繋がった人たちを訪問する予定。 「全員がホテルに入ることができた」ということは、このプロジェクトのゴールではなくスタートライン。 今繋がっている人たちを無低に入れさせないためにアフターフォローを続ける。まずは「ホテルから一人暮らしへ」を生活保護のスタンダードにしたい。
2022-01-01 23:16:23今日は大宮でホテルやウィークリーマンションに滞在している人たちのアフターフォローをしています。 相談会に連れ立ってきてくれた2人は、ウィークリーマンションに入って、暖かい部屋で年越しできたという。 部屋で一息つき、新しく携帯も作りに行った。 pic.twitter.com/i8Isuh1T5Q
2022-01-02 17:03:28「今まで17年間、どうにか家に入れないかと思ってたの。でも回ってくるのは貧困ビジネスの人ばかりでなんにも手づるがないから」 「役所に一緒に行って、こんなに親身になってくれる人はじめて会ったよ。最初は信頼できなかったけど、途中からこの人達なら間違いないなって思った」 と語ってくれた。
2022-01-02 17:03:28「今まで路上にいて声をかけてくれるのは貧困ビジネスの人ばかり」「福祉の人も何かあったら連絡してくれと言うが、連絡しても何もしてくれない」。でも家あってあたりまえでしょプロジェクトのメンバーは、最初は疑っていたけど「真剣に話を聞いて、行政とも交渉してくれて、信頼できると思った」と。
2022-01-02 15:35:33区役所が通常営業となり、一時宿泊施設に入っている方の生活保護の手続きが始まっています。 引き続きビジネスホテルに入居しながら安定した住居を見つけられるよう交渉中。 pic.twitter.com/vXjOAGDH1V
2022-01-04 12:31:00一時宿泊施設を利用している人を無低(劣悪なシェルター)に入れることのないよう、 大宮区役所に申し入れを行なった。 「転居先が決まるまでの間、無低に入れないでください」と要求すると、 無低以外にどういう選択肢があるんですか、と福祉課の課長に聞き返された。それを考えるのが仕事ではないのか pic.twitter.com/Ozv36ABT8j
2022-01-04 15:04:28あとで判明したのだが、さいたま市には生活保護申請した人が1ヶ月間ビジネスホテルやウィークリーマンションを利用できる制度があった。(生活保護の住宅扶助とは別枠で) いままでどれだけの人がその制度を利用できていたのだろうか。 twitter.com/IwamotoNana/st…
2022-01-04 17:02:40とりあえず今日生活保護を申請した人は全員、1ヶ月間ウィークリーマンションなどを借りながら次の住居を探すこととなった。 制度があるだけでは権利は守られない。当事者の権利行使を支え、実際に制度を運用させる取り組みがあってはじめて、その制度が「生きて」くる。
2022-01-04 23:47:14逆に、だれも権利を主張しなければ、以前誰かが勝ち取った制度も「死んで」しまう。 実は、年末年始に必要な人に宿泊施設を提供するという取組はさいたま市で何年も前から実施されていた。 しかし例年、利用者はほとんどいなかった。 なぜか。→
2022-01-04 23:54:16その制度が困っている人に届くように当事者にアウトリーチひて権利行使を支えたり、行政に対し適切な運用を要求する運動がなかったからだ。 毎月大宮公園の炊き出しに参加してた人も、社会福祉士会に見回りされてた人も、誰ひとり年末に泊まれる宿があると聞かされていなかった。
2022-01-04 23:59:29十数年ホームレス生活を続け、今回アパート入居に向けて手続きすることになった男性はこう言っていた。 「炊き出しがあるのはいいんだけどさ、月一回おにぎり2個くれてどうしろっていうの。」
2022-01-05 00:11:52権利行使をしようと当事者を力付けることもなく、権利を拡張するよう行政に要求することもない今までの「支援」とは、一体なんだったのか。 切り縮められゆく権利の枠に当事者を「飼いならし」、命を奪う生活保護行政に優しい言葉で順応を求めてきただけではないか。
2022-01-05 00:19:41貧困や暴力によって生存を脅かされている人が目の前にいても、平気で「対応できません。お引きとりください」と言えてしまうのが現在の福祉行政。これまでのシステムや制度の枠組みはもう失効しているのだから、システムそのものを転換するという想像力が必要。それがなければ人を殺すことになる。
2022-01-04 14:13:09