『POSSE vol.12 特集 復興と貧困』の感想まとめ

『POSSE col.12 特集 復興と貧困』の感想まとめです。
0
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

「POSSEvol.12」の渡辺寛人論文。避難所に入れなかった人々や仮設入居後の支援の貧弱さなど仙台の被災者の様々な問題を取り上げていて、その背景には旧来からの福祉の貧弱さとともに、「構造改革」が地方に与えた弊害がありそれが実際に被災者を苦しめている事実が書かれていた。(続く)

2011-09-05 17:53:59
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

(続き)よく「自治体は財政難だから仕方ない」とか「人手不足だから手が回らない」とか言うけど、その現状が実際に市民(つまり自分たち)に対してどれほどの影響を与えるか考えたことがないのだろうか。ここに出てきた人々のことを考えると、そんな理由だけで終わらせてはいけない問題なのは明白。

2011-09-05 17:58:13
ほりけん @kyuhakukyuhaku

雑誌『POSSE vol.12』読了。今号の特集は「復興と貧困」。実際に現場での活動があってか、そこから見えてくる日本の社会構造がわかりやすく分析されている。http://t.co/Zx1N3lJ

2011-09-05 18:05:21
ほりけん @kyuhakukyuhaku

『POSSE vol.12』では、今行われようとしている「復興」が一体どういうものなのか、そして、それがどういう文脈の中から出てきているのかもわかりやすくまとめられている。http://t.co/Zx1N3lJ

2011-09-05 18:08:31
ほりけん @kyuhakukyuhaku

「「目に見えるわかりやすい被災者」」が「徐々に目に見えない、忘れられた存在になりつつある」『POSSE vol.12』(渡邊寛人論文)。仮設への入居が進み、「東北は立ち直りつつある」と言われているが、今現実はどうなっているのか。是非一読を。http://t.co/Zx1N3lJ

2011-09-05 18:16:44
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

「POSSE vol.12」の稲葉剛論文を読むと、被災によって貧困に陥った人が陥る状況がよくわかる。自殺・野宿者の増加、被曝労働への回収、売春行為やヤミ金被害。日本におけるセーフティーネットが不十分だからこそ「社会の闇」に陥ってしまう。これは貧困問題には共通の問題。(続く)

2011-09-05 19:23:18
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

(続き)被災者としてのスティグマ(清く正しい被災者)の問題も言及していて、周りからはそうあるべしという圧力、当事者はそれゆえに個別なニーズを要望しにくくなり、ますます貧困に陥るという。そして最後の砦の生活保護も、義援金や東電の賠償金で打ち切られる現状がある。(続く)

2011-09-05 19:23:33
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

(続き)稲葉さんは最後に、生存権について考え直す必要があると述べる。「営生権(山中茂樹2010)」や「居住権」も含め、人々が安心して暮らしていける権利を保障する、新しい生存権を考える必要がある。ただ屋根があってご飯が食べれればそれでいいだろっていうだけでは、貧困は解決しない。

2011-09-05 19:23:59
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

「雑誌POSSEvol.12」は確かな現場性に即した分析を行っている人々の話を取り上げており、特集の名前通りあらためて「復興と貧困」を考えさせられる。本当に被災者のことを考えるなら、まずは読んでみることをおすすめする。今の復興政策を肯定するにしても、まずは一度読んでみて欲しい。

2011-09-05 19:24:42
Kawakubo Takahiro @krohikata

雑誌POSSEの最新号(vol.12)の特集は復興と貧困。自分がいるNPOの発行物だけど、社会問題としての復興と貧困を考える上で非常に整理された論考がいくつも載っていておすすめ。今回の震災を労働や貧困の視点で考えることの大事さが分かる。 http://t.co/TqocNWv

2011-09-05 22:10:25
Kawakubo Takahiro @krohikata

日本は社会保障の質的水準が低いため、生活保障を受けるべき「被災者」と受けることができない「自立した」人々という分断の論理が被災者への生活保障に持ち込まれている。この今野論文の指摘は重要。社会保障を構成する論理が普遍主義的ではないこと、近代における共同性の問題など、示唆に富む内容。

2011-09-05 22:17:19
Kawakubo Takahiro @krohikata

「震災」は偶然の悲劇というニュアンスを帯びているが、被災者の苦難は社会的な次元によって規定されている。災害そのものは自然的偶然性によるものだが、被災によって顕になった貧困は生存が保証されない社会的偶然性の問題。後者の偶然性は人間の意識的な取り組みによって克服されなければならない。

2011-09-05 22:38:21
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

「POSSEvol.12」岩田正美論文。震災によって「普通」に生活していた人々がまず「普通」から排除される。そしてみんなが排除されてしまったが故に、震災以前から排除状態だった人々が社会の認識から排除されてしまう。復興プロセスが画一的では悲惨な状況が続く人々が発生してしまいかねない

2011-09-06 01:52:47
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

「POSSEvol.12」仁平典宏論文。ボランティアの取り組み方について言及されていた。これからは無償のモノやサービスとして活動するだけでなく、行政・市場セクターに協力・要請などを通じて働きかけていく多角的な活動が必要だと述べている。http://t.co/iS8TKHN

2011-09-06 02:07:20
森 進生(仙台けやきユニオン代表) @susundeikiru

POSSEのvol.12読了。今回の大震災の被害がそれ以前からの「貧困」・「低福祉」などの社会構造により一層悲惨な状況になっている側面が生々しく伝わってくる。復興を考える時は「貧困対策」・「社会保障」といった要素は抜きでは語れないはず。http://t.co/iS8TKHN

2011-09-06 02:21:59
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「社会保障は社会成員全体の権利、つまり人権です。社会保障は人権、つまり無条件の権利でなくてはなりません。無条件とは、…それぞれの人にとって「必要」なものを給付するというだけの話です。」後藤道夫『POSSE vol12』(特集 復興と貧困)

2011-09-06 17:01:58
渡辺 寛人(POSSE編集長/事務局長) @Hiroto_1988

「貧困の問題はもともと単なる低所得の問題ではない。共同性の解体と、社会福祉の不在の問題なのである。」今野晴貴『POSSE vol12』(特集 復興と貧困) 貧困問題を解決していくうえで、この指摘は重要だ。金で貧困は解決できない。

2011-09-06 17:20:24
root1/2 @SR_of_one_half

塩崎賢明「阪神・淡路大震災の失敗を繰り返す仮設住宅問題」(『POSSE』12号所収)「復興構想会議も不思議なことに、公営住宅については一言も触れていません」自力再建できる人はいいが、全財産を失い、その資源がない人はどうなるのか。今後の見通しがつかなくては、気力を消耗してしまう。

2011-09-06 22:19:36
root1/2 @SR_of_one_half

…「そもそも、みなし仮設のような制度は、震災のあるなしにかかわらず、一般的な低所得者向けの民間賃貸住宅への家賃補助としてあるべき」日本の住宅政策が持家主義で借家人に対する保障がまるでないのは、問題だが、ありうる保障のかたちは家賃補助なんだろうか。

2011-09-06 22:21:37
登川(とが) @togatogaunion

きたっくーしたらPOSSEの最新刊が届いていた。「復興と貧困」。剛直な表紙のデザインが良い。不満はあるがとでも良い雑誌なので労働者は読んだら良い。

2011-09-08 02:47:30
石川 源嗣 @ishikawagenji

「ポッセ」最近号の後藤道夫「脱原発、震災復興になぜ福祉国家構想が必要か」(インタビュー・構成:坂倉昇平)は知的刺激に満ちて面白い。何度か目から鱗。3.11事態を原発だけでなく根底的・トータルにとらえるための視点を提起。歴史は継続する。近刊の『社会保障基本法と・・・』も読みたい。

2011-09-08 08:12:24